ボクシングニュース



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「みどころ!」長谷川対バルデス
Updated on 2008/10/08

 3年半に6度の防衛を重ねてきた長谷川が、世界戦で初めてサウスポーと拳を交える。「不得手」と告白するサウスポーを相手に、どんな戦いをみせるのか。
 長谷川の持ち味はスピードと回転の速い左右のコンビネーションだが、最近はパンチ力にも自信を増しているようだ。V6戦で鮮やかなダウンを奪ったように、もともとタイミングが合えば倒す威力は兼ね備えているのだ。
勝てば新井田豊(横浜光)に並ぶ日本人4位タイのV7。充実のチャンピオンだが、あえて不安材料を探すとすれば、見えない慢心と相手が左構えという点か。
 挑戦者のバルデスはチャンピオンより3歳年下の24歳。アマチュアを経て04年にプロデビュー。ルーキー時代に2つの敗北を喫したが、以降は引き分けを挟んで16連勝と好調を保っている。
バルデスの最大の特徴は173センチの長身から繰り出す右の多彩さにあるといっていい。相手を突き放すようなジャブ、外から巻き込むようなフック、下から突き上げる長短のアッパーなど、とにかく右はうるさい。その分、左は数も威力も乏しい。左はガード専門といった印象が強い。
相手によって戦い方を変える点もこの選手の特徴といえよう。ファイター相手には距離をキープしたボクシングを貫き、ボクサー相手には自ら積極的に仕掛けて出るのだ。カウンターを得意とする長谷川相手に、どんな策を選択するのか興味深い。
 挑戦者は長身で懐が深いだけに、長谷川は距離を詰めるのに苦労するかもしれない。執拗な右には細心の注意が必要だろう。
 ハンドスピードだけでなく総合的な動きの速さでも勝る長谷川が、
足を効果的に使いながら出入りすれば相手をコントロールできるのではないか。自分のペースに持ち込むのに多少の時間を要するかもしれないが、中盤から後半にかけてチャンピオンがヤマをつくるような気がする。(原)

長谷川=1980年12月16日、兵庫県出身。真正ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:26戦24勝(8KO)2敗。
バルデス=1983年12月12日、メキシコ出身。左ボクサーファイター型。戦績:24戦21勝(15KO)2敗1分。





■平成20年9月度月間賞(10月7日選考)
Updated on 2008/10/07

□月間最優秀選手賞
 OPBF東洋太平洋ミドル級チャンピオン
 佐藤 幸治(帝拳)

 対象試合:9月6日「OPBF東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ」1RTKO勝ち
 対戦相手:同級1位/日本同級チャンピオン 江口啓二(姫路木下)

□月間敢闘賞
 日本ウェルター級チャンピオン
 沼田 康司(トクホン真闘)

 対象試合:9月9日「日本ウェルター級タイトルマッチ」6RKO勝ち
 対戦相手:同級8位 山口裕司(JB SPORTS)

□月間新鋭賞
 ズリ カンナン(レイスポーツ)

 対象試合:9月10日「オープン6回戦」判定勝ち
 対戦相手:久保裕樹(横浜さくら)

◆表彰式◆
 10月18日(土)於:後楽園ホール「第450回ダイナミックグローブ」




10月8日(水)「最強後楽園−日本タイトル挑戦権獲得トーナメント−決勝戦」に関して
Updated on 2008/09/29

当日は会場の大混雑が予想されるため、決勝戦に限りライセンスでのご入場は《C級不可》とさせていただきます。




「みどころ!」パーカー対清田
Updated on 2008/09/29

 この両者は本来なら4月に対戦するはずだったが、試合の3週間前になってパーカーが負傷を理由に来日不可能になったという経緯がある。ズルフィカル・ジョイ・アリ(フィジー)との王座決定戦を制した清田が暫定チャンピオンとなり、今回の統一戦に至るというわけだ。
 チャンピオンのパーカーは06年1月にプロデビュー後、これまで8戦7勝(2KO)1敗のレコードを残している25歳のボクサーファイターと伝えられる。昨年10月に王座決定戦を経て東洋太平洋タイトルを手にしている。しかし、それ以降はリングに上がった実績がなく、今回が1年ぶりの実戦ということになる。
 暫定チャンピオンの清田は、このところ3連勝と数字のうえでは好調だ。しかし、4月の試合では相手の棄権による7回終了TKO勝ちながら存在感を示すことができず、課題を持ち越したまま統一戦に臨むことになる。本来は重厚なプレスから踏み込んで左右の強打を放つタイプで、迫力あるボクシングを身上としている。
 序盤はともに相手と自分の調子を見るために時間を費やす可能性が高い。清田とすれば、ここでプレッシャーをかけておいて流れをつかみたいところ。後半戦を見据えてボディを叩いておく必要もあるだろう。パーカーが6回まで、清田も8回までしか戦った経験がないため、終盤は体力とともに気力を振り絞った試合になりそうだ。(原)

パーカー=1983年8月27日、オーストラリア出身。右ボクサーファイター型。戦績=8戦7勝(2KO)1敗。
清田=1983年10月10日、北海道出身。フラッシュ赤羽ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績=18戦15勝(13KO)2敗1分。




「みどころ!」松田対澤永
Updated on 2008/09/29

 松田が40戦のキャリアを持つ32歳なら、澤永も33戦の経験を誇る33歳。ともに94年のプロデビューで、ジム移籍の経験を持ち、
これが初のタイトル戦となる。勝者が初の栄光に浴し、敗者は選手生命を絶たれかねないベテラン対決である。
 松田は総合的な戦力でまとまりがある右のボクサーファイター型。
本来はパワーが売りの選手ではないが、メキシコ遠征で前世界王者ルディ・ロペス(メキシコ)を左フックでKOしたように、ツボにはまると一発で勝負を決める破壊力も秘めている。左ジャブと足をつかいながらボクシングを組み立てる巧者だが、タイトルのかかる試合だけに積極的に攻めて出る可能性が高い。不安があるとすれば、
5月に元世界王者グティ・エスパダス・ジュニア(メキシコ)に2度のダウンを喫して2回KO負けを喫してからの再起戦でもあるという点だろうか。
 澤永はサウスポーのボクサーファイター型で、こちらは小刻みなステップをつかいながら自分のペースに引きずり込む巧者タイプだ。かつては望んで乱戦もこなしていたが、最近は駆け引きを弄しながら戦う術も身につけている。このところ格下のタイ選手との対戦が多いとはいえ、引き分けを挟んで4年間に8連勝(4KO)と好調を維持している。
 ともに足をつかいながらボクシングを組み立てるタイプということで、序盤は偵察戦になる可能性が高い。相手の出方と反応を見ながらペースを上げていき、中盤から終盤にかけて激しい攻防が展開されるのではないだろうか。わずかに松田有利とみるが、それは澤永の戦い方しだいで十分に埋め合わせができる差とみる。(原)

松田=1976年6月29日、神奈川県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績=40戦28勝(11KO)8敗3分1無効試合。
澤永=1974年10月15日、熊本県出身。赤城ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績=33戦22勝(8KO)7敗4分。




「みどころ!」下田対三浦
Updated on 2008/09/29

 世界を見据えている下田が俊英・三浦を迎えて4度目の防衛戦に臨む。一度は下田の負傷で延期になった好カード、どちらのスピードが勝るのだろうか。
 サウスポーの下田は思い切った踏み込みから左ストレートを繰り出し、それを突破口にして左右の連打を畳み掛ける戦闘スタイルを持つ。最初の左でダウンを奪うことも多い。以前はスタミナと集中力が課題とされたが、ここ2年ほどでそれらは完全に払拭されたとみていいだろう。そろそろ国内レベルの試合を卒業し、世界へのステップを探る時期に来ているといえる。
 挑戦者の三浦は自在な動きをみせる右のボクサーファイター。やや変則的な面があるが、攻防の反応は速い。アマチュアで37戦(20勝17敗)の経験があり、プロでは13戦して不敗だ。この1年は3戦1勝2引き分けだが、ドローは木村章司(花形)、福島学(花形)といった実力者が相手だった。
 ともにスピードを身上とするだけに、速さ勝負が予想される。まずは下田の右リードと三浦の左による刺し合いと距離の図り合いに注目だ。次の段階として、下田の踏み込みと三浦の対応がみものである。フェイントを交えながらの攻防で、どちらがスピードで相手を制するのか。初回から目の離せない展開になりそうだ。
経験とパンチ力で勝るチャンピオン有利は動かせないが、挑戦者の潜在能力も侮れない。(原)

下田=1984年9月11日、東京都出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績=19戦18勝(8KO)1敗。
三浦=1979年7月18日、青森県出身。ドリームジム所属。右ボクサーファイター型。戦績=13戦11勝(5KO)2分。





平成20年8月度月間賞(9月5日選考)
Updated on 2008/09/23

月間最優秀選手賞
 日本フライ級暫定チャンピオン
 五十嵐 俊幸(帝拳=上写真)

 対象試合:8月2日「日本フライ級暫定王座決定戦」10R判定勝ち
 対戦相手:同級2位 金城智哉(ワタナベ)

月間敢闘賞
 日本スーパー・バンタム級10位
 中岸 風太(カシミ)

 対象試合:8月1日「オープン8回戦」4RKO勝ち
 対戦相手:上野康太(三谷大和スポーツ)

月間新鋭賞
 岩佐 亮佑(セレス=下写真)

 対象試合:8月2日「オープン6回戦」5RTKO勝ち
 対戦相手:高橋慎弥(岐阜ヨコゼキ)

表彰式
 最優秀選手賞/新鋭賞・・・9月20日(土)於:後楽園ホール「第448回ダイナミ
ックグローブ」
 敢闘賞・・・9月21日(日)於:名古屋国際会議場





西岡が悲願の世界タイトル獲得 9.15 トリプル世界戦――名城は返り咲き、新井田はV8ならず
Updated on 2008/09/19

 9月15日、パシフィコ横浜で行われたトリプル世界戦で2人の新チャンピオンが誕生した。
 WBC世界スーパー・バンタム級暫定王座決定戦に出場した同級2位、西岡利晃(帝拳)は3位のナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(タイ)に大差の12回判定勝ちを収め、4年半ぶり5度目の挑戦で悲願の世界タイトル獲得を果たした。西岡は故白井義男氏から数えて、日本のジム所属ボクサーとして史上58人目の世界チャンピオンとなった。
 また、日本人対決となったWBA世界スーパー・フライ級王座決定戦は、同級1位で元チャンピオンの名城信男(六島)が終盤に追い上げて3位の河野公平(ワタナベ)に2対1の僅差判定勝ち、1年4ヵ月ぶりの返り咲きを果たした。
 メインに登場したWBA世界ミニマム級チャンピオンの新井田豊(横浜光)は、同級1位のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に4回TKO負け、4年間に7度防衛してきたタイトルを失った。

 この結果、日本のジム所属の現役世界チャンピオンは坂田健史(協栄=WBAフライ級)、内藤大助(宮田=WBCフライ級)、長谷川穂積(真正=WBCバンタム級)、小堀佑介(角海老宝石=WBAライト級)と合わせて6人となった。


西岡利晃選手のコメント
「勝つことを目指して精一杯やった。小学校5年のときに『世界チャンピオンになる』と決めてから21年、長かったけれど、いまはとにかく嬉しい。これまでは、あと一歩の気持ち、気力が足りなかったが、きょうはそれを出した。ベルトを取ったので、ここから新たなチャレンジをしていく」

名城信男選手のコメント
「自分では勝ったか負けたか、分からなかった。もし向こうの名前が呼ばれていても受け入れた。厳しい試合だったので、嬉しい。夢のよう。きょうは自分のボクシングができなかったし、させてもらえなかった。緊張とプレッシャーで100パーセントの動きができなかったけれど、最後まで打ち合ったし、スタミナも問題なかった。2度目のベルトは重く感じる」






第5回女子プロボクサー新人テスト開催
Updated on 2008/09/01

日本ボクシングコミッションが、2008年10月9日(木)、後楽園ホールにて第5回女子プロボクサー新人テストを開催します。受験要綱は http://www.jbc.or.jp/rls/2008/0822.pdf をご確認下さい。




榎洋之がWBAフェザー級王者クリス・ジョンに挑戦 10月24日、後楽園ホール
Updated on 2008/08/28

 WBA世界フェザー級4位の榎洋之(角海老宝石)が10月24日、東京・後楽園ホールで同級チャンピオン、クリス・ジョン(インドネシア)に挑戦することが決まった。8月29日、主催の角海老宝石プロモーションから発表された。

「ここまで来るのに……自分ならやれる、ぶっ倒して勝ちます」
 タイトル初挑戦の抱負を述べる際、榎はマイクを握ったまま涙声になって言葉に詰まった。
「人前では泣いたりしないんですけど、会長の顔を見たらグッときちゃって」(榎)
 アマチュアで45戦(37勝27KO・RSC8敗)を経験した後、98年8月にプロデビュー。10年のキャリア(29戦27勝19KO2分)を積んだ末の世界初挑戦だけに、感慨もひとしおなのだろう。
 チャンピオンのジョンは42戦41勝(22KO)1分の戦績を誇る正統派の右ボクサー。03年に世界タイトルを獲得し、これまで9度の防衛を重ねているロングランのチャンピオンだ。04年に佐藤修、07年に武本在樹を退けており、日本人とは3度目の対戦となる。正確な左ジャブを放ちながら位置取りをし、右ストレート、左フックに繋げる戦闘スタイルを持つ。
 両者には誕生日が同じ(79年9月14日)という奇縁がある。プロデビューも98年で同じだ。試合数は異なるが、ともに無敗という共通点がある。さらに左ジャブで突破口を開くという戦闘スタイルまで似ている。
「チャンピオンは完璧に選手。足も使えるし洗練されたテクニックもある。最近は倒すボクシングもする。自分がまさっているのはパワーぐらいかな。でも、絶対に勝つ。噛み合うと思うし、1ラウンドからペースをつかんで追い込んでいきたい」(榎)

 試合は日本テレビG+で放送の予定。



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