ボクシングニュース

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11月度・月間賞受賞者
Updated on 2008/12/05

※表彰式は12月20日(土)、後楽園ホールにて、行われました。

最優秀賞・日高和彦(新日本木村)
 敢闘賞・内山高志(ワタナベ)
 新鋭賞・斉藤 司(三谷大和スポーツ)






10月度・月間賞受賞者
Updated on 2008/11/30

※表彰式は12月20日(土)、後楽園ホールにて、行われました。

最優秀賞・三浦数馬(ドリーム)
 敢闘賞・松田直樹(帝拳)
 新鋭賞・田内絹人(横浜光)




[見どころ!]12月23日(火=祝日) 両国国技館 WBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助対山口真吾
Updated on 2008/12/15

 チャンピオンになって1年5ヵ月。34歳になった内藤が4度目の防衛戦に臨む。挑戦者は今度も日本人。これが3度目の世界アタックとなる元東洋太平洋ライト・フライ級覇者の山口真吾だ。
 内藤の持ち味は変則的な動きから繰り出す左右の強打。日本チャンピオンになった04年6月以降の試合は11戦9勝(3KO)1敗1分とKO率は3割に満たないが、トータルでは38戦33勝(21KO)2敗3分、5割超という軽量級らしからぬ高い確率を記録している。7月の清水智信(金子)戦でも左フック一撃で劣勢をはね返したように、パンチ力は魅力だ。注目度も上がり、ボクサーとして充実した時期を迎えているといえよう。
 ただ、先の清水戦で顕著だったように、最近は相手の動き、スピードに遅れる傾向が見受けられる。単なる一時的な不調と理解すればいいのか、それとも相性の問題なのか、あるいは年齢から来るフィジカル面の衰えなのか……。総合力では挑戦者を上回るが、死角がないとは言い切れない。
 山口は元世界ライト・フライ級チャンピオンの渡嘉敷勝男会長が手塩にかけて育成した選手。今年3月には坂田健史(協栄)の持つWBAタイトルに挑んで判定負けを喫しているが、3回には右でダウンを奪うなど健闘をみせた。7月にタイ人を4回TKOに下して再起を果たし、今回の3度目の挑戦に結びつけた。忙しく出入りしながら戦う右のボクサーファイター型だが、なかなか好戦的な面も持っている。坂田戦では勝利を意識しすぎたのか中盤からペースダウンしたが、本来はスタミナもある。
 勝負のカギは、まず内藤のコンディションにある。昨夏のポンサクレック戦のような体調と動きができれば王座は安泰とみる。変則的な動きで相手を幻惑し、殴りかかるような右、あるいは切り返す左で大きなチャンスを作り出すことも可能だろう。
 内藤がベストの状態でリングに上がったと仮定した場合、山口とすれば忙しく押したり引いたりしながら相手を揺さぶり、左フックを振らせておいて右で攻め込みたいところ。坂田戦で見せたようなスムーズな右が随所に出れば勝機が広がるはずだ。

内藤=1974年8月30日、北海道出身。宮田ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:38戦33勝(21KO)2敗3分。
山口=1979年11月25日、東京都出身。渡嘉敷ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:30戦23勝(9KO)5敗2分。




[見どころ!]12月23日(火=祝日) 両国国技館 日本フライ級王座統一戦 清水智信対五十嵐俊幸
Updated on 2008/12/15

 今年7月、内藤の持つ世界タイトルに挑戦する清水が期限内に防衛戦を履行できないため、暫定王座が設けられた。そこで金城智哉(ワタナベ)との決定戦を制したのが五十嵐だ。
 清水と五十嵐は東京農大ボクシング部の先輩・後輩にあたる。大学時代から頻繁にスパーリングをこなしたこともあるというから、
心情的にも作戦面でも、ともに戦いにくいことだろう。
 清水のボクシングはスピードを生かした正攻法なもので、ワンツーは平均以上の破壊力も持っている。逆転されたとはいえ内藤を追い込んだ実力は評価されてしかるべきであろう。ただ、内藤戦を含めた3敗がいずれもKO(TKO)ということでも分かるように、耐久力の面で課題を抱えている。
 暫定チャンピオンの五十嵐はサウスポーのボクサー型。アテネ・オリンピックに出場後、06年8月にプロデビューし、これまで8戦負けなしと勢いがある。先の金城戦では乱戦に巻き込まれてから押し返す逞しさを見せ、成長を感じさせたものだ。本来は左構えからスピーディーなワンツーを放って出入りするスタイルを身上としている。不安があるとすればスタミナ面か。10ラウンドをフルに戦った経験は金城戦だけだ。
 右と左の違いはあるが、ともにスマートなボクシングを持ち味としているだけに、序盤からスピーディーな小気味いい展開が予想される。清水の左ジャブ、五十嵐の右ジャブが勝負のカギを握りそうだ。五十嵐がサウスポーであることに加え清水がKO負けからの再起戦ということを考えれば、暫定王者に若干のアドバンテージがあるかもしれない。

清水=1981年6月28日、福井県出身。金子ジム所属。右ボクサー型。戦績:16戦13勝(5KO)3敗。
五十嵐=1984年1月17日、秋田県出身。帝拳ジム所属。左ボクサー型。戦績:8戦7勝(5KO)1分。




[見どころ!]12月23日(火=祝日) 両国国技館 東洋太平洋フライ級タイトルマッチ 大久保雅史対ジョジョ・バルドン   
Updated on 2008/12/15

 8ヵ月前に王座決定戦を経てチャンピオンになった大久保の2度目の防衛戦。先々代の同級チャンピオン、バルドンを相手に真価が問われることになる。
 大久保は痩身のアウトボクサーで、長いリーチを生かした左ジャブ、右ストレートを繰り出して流れを作るタイプだ。パワーの点で物足りなさが残るものの、8月の初防衛戦では強打の有富康人(松田)に再三好打を浴びせるなど、成長の跡もみせている(結果は3回負傷引分)。
 バルドンは2000年2月にプロデビューした29歳で、かつてフィリピンのフライ級ナショナル・タイトルと東洋太平洋タイトルを獲得した実績を持っている。昨年8月に東洋太平洋タイトルを長縄正春(岐阜ヨコゼキ)に明け渡したが、今年1月には那須勇樹(角海老宝石)を初回KOに屠っている。分厚い上体を持った頑強なファイター型だ。那須戦では左フックをタイムリーに合わせるなど、なかなか巧妙なボクシングもできる。12度の敗北があるが、KO(TKO)負けは2度だけというタフガイでもある。
 大久保としては馬力のある挑戦者を相手にリスクの高い接近戦は回避したいところ。とはいえ引き足と左を多用するだけでは相手を勢いづかせ、懐に入り込まれてしまうだろう。ここは踏み込みの効いた左で相手を突き放し、右で確実に前進を止める攻撃的アウトボクシングに徹するのが得策ではなかろうか。

大久保=1980年10月14日、東京都出身。青木ジム所属。右ボクサー型。戦績:16戦13勝(4KO)2敗1分。
バルドン=1979年5月5日、フィリピン出身。右ファイター型。戦績:33戦20勝(9KO)12敗1分。




[見どころ!]12月20日(土) 後楽園ホール 東洋太平洋ライト級タイトルマッチ ランディ・スイコ対石井一太郎
Updated on 2008/12/15

 中間距離での打ち合いに絶対の自信を持っている無類の強打者同士の好カード。スリリングな打撃戦のすえのKO決着は必至だ。
 スイコは世界挑戦の経験を持ち、これまで32戦28勝(24KO)3敗1分という戦績を残している。9月の荒川仁人(八王子中屋)戦では自身の不調に加えて荒川の巧さに持ち味を封じられた感があったが、本来はダイナミックな攻撃が売りの好戦的なボクサーファイターだ。被せるようにして繰り出す右ストレート、インサイドから突き上げるアッパーなどは一撃で相手をキャンバスに沈める破壊力を秘めている。
 石井は日本タイトルを持ったままスイコのベルトに挑む。勝てば東洋太平洋のベルトが手に入るだけでなく、WBC6位、WBA10位というスイコの世界ランキングも代わって手にすることになる。高いモチベーションを持ってリングに上がることだろう。
 石井の持ち味は強打にある。特に左フックの強さは特筆ものといえる。
反面、一発に頼るあまり攻撃が単調になる傾向もある。それゆえに試合によってムラがあるのも特徴だ。
 ともに高い攻撃力を持つ強打者だけに、序盤から目の離せないスリリングな攻防が展開されそうだ。左右均等に強打を秘めるスイコに分があるというのが順当な見方だが、石井の左も世界ランカーを倒すだけのパワーを持っており、予断は禁物だ。両者が偵察の時間を割いて早々から打ち合えば、序盤での決着もありそうだ。

スイコ=1979年11月24日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:32戦28勝(24KO)3敗1分。
石井=1982年6月14日、東京都出身。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦20勝(16KO)2敗1分。




[見どころ!]12月20日(土) 後楽園ホール 日本スーパー・ライト級タイトルマッチ 木村登勇対西尾彰人
Updated on 2008/12/15

 ライト級に続いて木村がスーパー・ライト級のナショナル・タイトルを獲得したのは04年4月のこと。以来、4年8ヵ月の間に連続12度の防衛を果たしている。内容を見ても最近の4連続を含む9度のKO勝ちを記録しており、まさに圧倒的な強さを示しているといえる。
 ただし、今回はこれまでの防衛戦と少し事情が異なる。9月にウクライナでWBAの世界タイトルに挑んで判定負けを喫し、これが再起戦となるからだ。再び世界を見据えてリングに上がる木村だが、モチベーションや疲労など、目に見えない不安要素がないとは言い切れない。
 そんなチャンピオンに挑む西尾は、178センチの長身を生かしたサウスポーのボクサー型。02年のデビュー後、18戦13勝(8KO)3敗2分のレコードを残している。05年4月を最後に敗北と縁が切れ、目下引分を挟んで8連勝(4KO)と好調だ。右のジャブでしっかりと距離をキープして戦うことが多いが、今回は敵地での挑戦ということで積極的に仕掛けてくることが予想される。
 サウスポー同士の一戦だが、パンチ力、テクニック、経験、試合運びの巧さなどで勝るチャンピオン有利は動かしがたい。これまでの挑戦者の多くがそうだったように、西尾が木村の左の軌道やタイミングに戸惑いを見せ、対処に手間取るようだと試合は終盤を迎えることなく終わる可能性もある。 
 その一方で、木村の心身のコンディション面は気になるところ。西尾が気後れせずに序盤に果敢に仕掛けると面白い展開になるかもしれない。

木村=1978年3月15日、青森県出身。横浜光ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:42戦34勝(18KO)6敗2分。
西尾=1982年7月6日、兵庫県出身。姫路木下ジム所属。左ボクサー型。
   戦績:18戦13勝(8KO)3敗2分。




平成20年11月度月間賞(12月8日選考)
Updated on 2008/12/15

□月間最優秀選手賞
 OPBF東洋太平洋スーパー・ウェルター級チャンピオン
 日高 和彦(新日本木村)

 対象試合:11月15日「OPBF東洋太平洋スーパー・ウェルター級タイトルマッチ」4RKO勝ち
 対戦相手:同級3位 丸元大成(グリーンツダ)

□月間敢闘賞
 OPBF東洋太平洋スーパー・フェザー級チャンピオン
 内山 高志(ワタナベ)

 対象試合:11月1日「OPBF東洋太平洋スーパー・フェザー級タイトルマッチ」4RTKO勝ち
 対戦相手:同級1位 文 炳柱(韓国)

□月間新鋭賞
 斉藤  司(三谷大和スポーツ)

 対象試合:11月2日「第65回東日本新人王決勝戦 フェザー級」1RKO勝ち・MVP受賞
 対戦相手:澤井大祐(シャイアン山本)

表彰式
 12月20日(土)於:後楽園ホール「第455回ダイナミックグローブ」




[見どころ!]日本スーパー・フライ級王座決定戦 12月17日(水)後楽園ホール 中広大悟対杉田純一郎
Updated on 2008/11/29

 このタイトルは名城信男(六島)とのWBA世界スーパー・フライ級王座決定戦で惜敗した河野公平(ワタナベ)が、負傷のため期限までに防衛戦をこなすことが不可能となったために返上。それを受けて世界ランカーの中広と日本1位の杉田で王座決定戦が行われることになった。
 中広は01年9月にプロデビューし、翌年には全日本新人王を獲得するなど順調に出世の階段を上った。06年12月には、その7ヵ月後に世界チャンピオンになる内藤大助(宮田)の持つ日本フライ級タイトルに挑戦。2対1の判定負けでベルトを腰に巻くことはできなかったが、善戦して株を上げた。その3ヵ月後、ポンサクレック・クラティンデンジム(タイ)のWBCタイトルにも挑んだが、これは完敗(12回判定負け)に終わっている。
 しかし、以後は5連勝(4KO)と完全復調。直近の試合では元世界ランカーの吉田拳時(笹崎)に判定勝ちを収めている。機敏な動きをベースにジャブ、ワンツーで出入りする右のボクサーファイターで、高い潜在能力を持った選手といえる。
 対する杉田は中広よりも3年後の全日本新人王。スーパー・バンタム級の祐次郎とともに「杉田ツインズ」として知られる右のボクサーファイターだ。170センチの長身からジャブ、右ストレートで攻め込む正統派の選手といえる。こちらも高い潜在能力を感じさせるが、まだ新人王戦以外では大きな舞台を経験しておらず、そのあたりに不安要素も抱えている。
 ともに正攻法のボクシングをするタイプだけに、序盤からジャブ、ワンツーの多い小気味いい試合になりそうだ。
10ラウンドを3度、12ラウンドを1度経験している中広と、8ラウンドを2度戦った経験しか持たない杉田。序盤から中広がペースを握るようだと、勝負は終盤を待たずに決着をみるかもしれない。
杉田としては先に仕掛けて早めに主導権を握りたいところだ。右ストレートを当てて勢いに乗れば面白い展開になるだろう。(原功)

中広=1981年8月21日、広島県出身。広島三栄ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦18勝(8KO)2敗。
杉田=1983年5月6日、新潟県出身。ヨネクラジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:15戦14勝(7KO)1敗。




[見どころ!]WBC女子世界アトム級タイトルマッチ 12月8日(月) 後楽園ホール 小関桃対金慧a
Updated on 2008/11/29

 小関は今年8月、宿敵ウィンユー・パラドーンジム(タイ)に2回KO勝ち、タイトルを獲得した。しかし、KOがバッティングによるものではないかとタイ側からクレームがつくなど、決してスッキリした決着ではなかった。この初防衛戦でしっかりと実力を証明したいところだ。
 小関はアマチュアで22戦20勝(8KO、RSC)2敗、プロでもJBC公認前に5戦3勝2敗というキャリアを持っている。このクラスにしては長身で、サウスポースタンスからタイミングのいいパンチを放り込んでいくタイプだ。
 挑戦者の金慧a(キム・ヘミン)は06年4月にプロデビューした25歳。最初の2戦はKO勝ちだったが、07年には2連敗。今年5月の試合では6回引き分けに終わっており、このところ2年半、武運から見放されたかたちだ。最新の試合を見るかぎりでは右構えのボクサーファイター型で、動きは前後が多く左右への移動は比較的少ない。主武器は体ごと叩きつけるように繰り出す右だが、その際に頭も前に出るので小関は注意を要するだろう。ひとことで言えば、攻防ともにバリエーションの数が少ない選手といえる。
 総合力で勝る小関の防衛はまず固いとみる。気をつけなくてはならないのは、前回の試合同様、バッティングということになろう。(原功)

小関=1982年7月31日、東京都出身。青木ジム所属。左ボクサーファイター型。JBC公認戦績:3戦全勝(2KO)。
金 =1983年2月3日、韓国出身。右ボクサーファイター型。戦績:
   5戦2勝(2KO)2敗1分。



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