ボクシングニュース



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[見どころ!] 8月10日(水) 後楽園ホール
Updated on 2011/08/06

<WBC世界ミニマム級タイトルマッチ> 
井岡一翔対ファン・エルナンデス
   

 今年2月、日本最短記録となるプロ7戦目にしてWBC世界ミニマム級タイトルを獲得した井岡の初防衛戦。いきなり19戦18勝(13KO)1敗という高いKO率を誇る1位のエルナンデスを迎える。最軽量級ながらスリリングな攻防が期待できそうだ。
 井岡はアマチュアで105戦(95勝64KO、RSC10敗)を経験後、09年4月にプロ転向。ここまで7戦全勝(5KO)をマークしている。プロでの経験は十分とはいえないが、直近の2戦が日本、世界の最高峰を争う試合だったことを考えれば、他の王者たちと比べてもそう見劣りするものでもなかろう。「アマチュアのときから僕はプロの試合のつもりで戦ってきたので、経験不足とは思わない」と井岡本人も話している。
 世界のベルトを腰に巻いたオーレドン・シッサマーチャイ(タイ)戦では、5回にみごとな左ボディで無敗の王者を悶絶させている。
その一撃が目立った試合だったが、その時点まで相手をコントロールしていた技術、試合運び、勝負度胸なども高く評価できよう。
 ボクシング王国が送り込む刺客エルナンデスは井岡より2歳年長の24歳。04年のプロデビュー後、8戦目で躓いた以外は綺麗に白星を並べてきた。06年12月にはNABF北米ミニマム級タイトルを獲得。昨年5月、WBC2位につけていたエルナンデスは当時1位にランクされていたデンベル・クェジョ(比)と挑戦者決定戦を挙行。2回にダウンを奪ったものの3回に右脇腹を打たれダウン、10カウントを聞かされている。しかし、決定打が低打と見なされたのか、はたまたダウン後の加撃が反則と見なされたのか、不可解な裁定ながらエルナンデスは相手の失格に救われている。18の勝利のうちのひとつはこうして記録されたものである。
 エルナンデスは飛び跳ねるようなフットワークを多用しながら折りをみてロングレンジから左右のブローを放つ選手で、思い切り叩きつけるパンチは硬質感がある。接近してからは体を開いて強引に左右を振るうため、バランスを崩すことも少なくない。また、ときおり左にスイッチすることもあるため、相手にとっては的を絞りにくいかもしれない。
 7戦のキャリアながら高い潜在能力を示している井岡だが、リスクの高い初防衛戦になりそうだ。エルナンデスの動きと遠距離砲に戸惑いをみせるようだと苦しい戦いを覚悟せねばなるまい。その一方で、挑戦者が耐久面に課題を抱えていることを考えると、鮮やかなKO防衛も考えられる。防御に細心の注意を払いながら距離を詰め、インサイドから抉るような左ボディ一閃――オーレドン戦の再現を期待したい。(原功)

井岡=1989年3月24日、大阪府出身。井岡ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:7戦全勝(5KO)。
エルナンデス=1987年2月24日、メキシコ出身。右ボクサーファイター型。戦績:19戦18勝(13KO)1敗。




[見どころ!] 8月8日(月) 後楽園ホール
Updated on 2011/08/06

<日本ミドル級タイトルマッチ>        
淵上誠対細川貴之
         

 淵上は昨年10月に3度目の挑戦を実らせて戴冠を果たし、早くもこれが3度目の防衛戦となる。一戦ごとに地力を上げているだけに、4連続KOの期待がかかる。
 淵上はサウスポーのボクサーファイター型のカテゴリーに入るが、比較的慎重なタイプといえる。右ジャブで探りを入れ、足をつかいながら的を絞らせずに相手とやりとりをするケースが多い。自信がそうさせるのか、最近は好機とみると一気に詰めに入る鋭さも身につけつつある。2月の氏家福太郎(新日本木村)戦、6月の田島秀哲(西遠)戦とも危なげのない内容でベルトを守っている。
 挑戦者の細川は今回がタイトル初チャレンジとなる。もともとウェルター級〜スーパー・ウェルター級で戦っていたが、ミドル級に上げて勝負をかける。比較的重心の低いサウスポー・スタンスからやや変則的なタイミングでパンチを繰り出すボクサーファイターで、粘り強い戦いぶりに定評がある。しかし、18勝のうち4KOと、このクラスにしてはパワーの点で物足りなさが残る。
 最近の充実度を考えると淵上がポカをする可能性は低いように思える。細川は淵上が流れをつかむ前にかき回し、相手を慌てさせる展開に持ち込みたい。(原功)

淵上=1983年7月30日、鹿児島県出身。八王子中屋ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:22戦16勝(7KO)6敗。
細川=1984年12月14日、大阪府出身。六島ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:29戦18勝(4KO)8敗3分。




[見どころ!] 8月8日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2011/08/06

<OPBF&日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ>
チャーリー太田対柴田明雄
           

 約1年半ぶりの再戦となる。10年3月の初戦は今回と逆の立場で対戦。2冠保持者の柴田がアウトボクシングで前半をリードして中盤を迎えたが、ここからチャーリーが反撃を開始。プレスをかけて距離を潰し、とうとう8回に強打で攻略して戴冠を果たしたものだった。
 以後、チャーリーはOPBF王座を4度防衛、日本王座は3度守り、いまや東洋で頭ひとつ抜きん出た存在になっている。世界ランキングにも名を連ね、もう一段上のステージでの活躍が期待されている。柴田戦の勝利を前提に9月にも防衛戦が予定されているだけに、ここは圧倒的な差をつけて返り討ちにする腹づもりだろう。
 チャーリーはスーパー・ウェルター級にしては168センチと小柄だが、最近は筋肉質の肉体を躍動させて接近、パワーで相手を仕留めるパターンが目立つ。元来は攻防ともに慎重な戦いぶりが目についたが、自信がスタイルを変えたのかもしれない。
 柴田は183センチの長身選手で、フットワークとスピード、ワンツーを軸にしたボクシングを身上としている。無冠に戻ってからは3連勝(1KO)と復調しており、雪辱と返り咲きという目標があるだけに高いモチベーションを持ってリングに上がることだろう。
 ともに初戦の感覚が残っているものはずで、それをベースに組み立てを考えて戦うと思われる。チャーリーは距離を潰しながら強打を叩きつけるチャンスをうかがうだろうし、柴田は動きを止めずにアウトサイドからスピードのあるワンツーで突き放そうとするのではないだろうか。
 スロースタートの傾向があるチャーリーだけに、前半で挑戦者が主導権を握る可能性は低くないはず。そのまま柴田が中盤をしのげれば面白い展開になるかもしれない。(原功)

チャーリー=1981年8月24日、米国出身。八王子中屋ジム所属。
   右ボクサーファイター型。戦績:19戦17勝(12KO)1敗1分。
柴田=1981年11月19日、神奈川県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦16勝(8KO)6敗1分。




■平成23年7月度月間賞(8月5日選考)
Updated on 2011/08/05

月間最優秀選手賞
 日本スーパーバンタム級チャンピオン
 芹江 匡晋 (伴流)
 対象試合:7月1日「日本Sバンタム級王座統一戦」10R判定勝ち
 対戦相手:暫定チャンピオン 瀬藤幹人(協栄)

月間敢闘賞
 日本フェザー級チャンピオン
 細野 悟 (大橋)
 対象試合:7月11日「日本フェザー級タイトルマッチ」2RTKO勝ち
 対戦相手:同級6位 高山和徳(船橋ドラゴン)

月間新鋭賞
 日本ミニマム級4位
 原 隆二 (大橋)
 対象試合:7月11日「オープン8回戦」6RTKO勝ち
 対戦相手:石井 博(レイスポーツ)


◆表彰式◆
8月27日(土)於:後楽園ホール『DANGAN36』




興毅はV2戦 清水はカサレスに挑戦
Updated on 2011/08/03

8/31 日本武道館でダブル世界戦

 WBA世界フライ級4位の清水智信(金子)が8月31日(水)、
日本武道館で1階級上のWBA世界スーパー・フライ級チャンピオン、ウーゴ・カサレス(メキシコ)に挑戦することになった。当日はWBA世界バンタム級チャンピオンの亀田興毅(亀田)がデビッド・デラ・モーラ(メキシコ)を相手に2度目の防衛戦を行うことがすでに発表されており、ダブル世界戦となる。
 清水は07年にポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)、08年に内藤大助(宮田)のWBC世界フライ級タイトルに挑戦したが、いずれもTKO負け。今回が3度目のチャレンジとなる。「スーパー・フライ級での試合経験がないので不安な面はあるが、ボクシング人生をかけて戦う」と話した。




[見どころ!] 8月6日(土) 後楽園ホール 
Updated on 2011/07/27

<OPBFミドル級タイトルマッチ>        
佐藤幸治対氏家福太郎
           

 このところ2戦連続でノンタイトル戦をこなした佐藤が、昨年7月以来13ヵ月ぶりの防衛戦に臨む。一方、挑戦者の氏家は今年2月、淵上誠(八王子中屋)の持つ日本タイトルに挑んで8回TKO負けしたあとの再起戦でもある。近況は5連勝(4KO)の佐藤有利を物語っているが、70キロを超えるクラスだけに予断は禁物だ。
 アマチュア時代に国際大会への出場も多かった佐藤は05年4月、米国ラスベガスでプロ初陣を飾った。以後、6年間で20戦19勝(17KO)1敗の戦績を残している。唯一の敗北は2年前、ドイツでWBA世界ミドル級王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)に挑んで7回TKO負けを喫したもの。その後はOPBF王座を奪回するなど、再び快進撃を続けている。全体的なスピード感に欠ける傾向はあるものの、パワーはこのクラスでも突出している。特に被せるように打ち込む右と左フックが強い。
 一方の氏家は今回が3度目のタイトル挑戦となる。前戦の淵上より4年前の挑戦試合では、江口啓二(姫路木下)からダウンを奪いながら3回KOで敗れているだけに、ここは“3度目の正直”といきたいところだ。佐藤と比較すると25戦中KO勝利は11(16勝8敗1分)と少な目だが、淵上戦前まで4連続KO勝ちを収めていたようにパンチ力はある。
 互いが序盤、中盤、終盤とセオリーどおりの組み立てで試合を考えた場合、どうしても氏家の勝算は低くなってしまう。パワーをはじめ総合力で勝る佐藤優位は絶対ともいえる。その構図が崩れる可能性があるとしたら氏家が短期決戦を仕掛けた場合だろう。(原功)

佐藤=1980年12月11日、千葉県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦19勝(17KO)1敗。
氏家=1980年12月18日、東京都出身。新日本木村ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:25戦16勝(11KO)8敗1分。





[見どころ!] 8月4日(木) 後楽園ホール
Updated on 2011/07/27

<OPBFウェルター級タイトルマッチ>                   
渡部あきのり対梁正勲
   

 この4月、井上庸(ヤマグチ土浦)から5度のダウンを奪うという豪快な2回KO勝ちで日本&OPBF2冠王者となった渡部。今回はOPBF王座の初防衛戦として韓国王者・梁正勲(ヤン・ジュンフン)の挑戦を受ける。
 渡部は26戦22勝(20KO)4敗の戦績が示すとおりのスラッガー。強引とも思えるアプローチで相手に接近し、距離が詰まると左右の強引なフックで沈めてしまうケースが多い。反面、4敗がすべてKO(TKO)によるものであるように耐久力に課題を抱えている。勝っても負けてもKOという分かり易いサウスポーのファイターだ。
 挑戦者の梁は韓国王座を保持する26歳。プロデビューは24歳になる直前の09年1月と遅く、これまでの試合数も8戦(6勝2KO2敗)と少ない。昨年10月に韓国王座を獲得し、今年3月に前王者を退けて初防衛に成功している。積極的に攻め込む好戦派と伝えられるが、パンチはラフで技術レベルには疑問符が付くともいわれる。
 痛い思いをしながら少しずつ成長を続ける渡部だけに、相手の戦力を偵察せずに闇雲に突っ込むことはしないと思われる。落ち着いて相手の動きをチェックしたうえでプレスすることができれば、落とし穴にはまることはないとみる。渡部が中盤までにけりをつける可能性が高そうだ。(原功)

渡部=1985年7月12日、埼玉県出身。協栄ジム所属。左ファイター型。戦績:26戦22勝(20KO)4敗。
梁 =1985年2月19日、韓国出身。右ファイター型。戦績:8戦6勝(2KO)2敗。




[見どころ!] 8月4日(木) 後楽園ホール
Updated on 2011/07/27

<日本スーパー・フライ級タイトルマッチ>          
佐藤洋太対石崎義人


 当初、佐藤はOPBF王者の赤穂亮(横浜光)とのチャンピオン対決に臨むはずだったが、赤穂の負傷により試合は白紙に。代わりに自身のV4戦というスケジュールになった。WBA5位、WBC3位の肩書を持つだけに、ここは世界挑戦に向けてアピールする内容が求められる。
 佐藤はデビュー戦と7戦目を判定で落とした以外は6年近くも敗北知らずである。目下、引き分けを挟んで16連勝中(7KO)と破竹の勢いを維持している。海外の強豪との手合わせがない点に不満は残るが、翁長吾央(大橋)、中広大悟(広島三栄)、河野公平(ワタナベ)といった世界ランカーを連破しており、内容は濃い。
このクラスにしては171センチと長身で、体格を生かしたアウトボクシングをベースに、最近は中近距離の戦いでも逞しさをみせている。主武器は左ジャブから繋ぐ右ストレートだ。フルラウンドを戦い抜くスタミナも備わっている。
 挑戦者の石崎はアマチュアを経て08年8月にプロデビュー。ここまで8戦6勝(4KO)1敗1分の戦績を残している。4戦のキャリアで日本ランク入りしたが、昨年の「最強後楽園」では初戦で元日本王者の吉田拳畤(ワタナベ)に敗れている。乱戦に巻き込まれたすえの6回判定負けだった。こちらも伸びのあるワンツーが主武器だ。
 経験値をはじめ個々の戦力を比較しても、佐藤有利は動かない。早い段階で易々とペースを握った場合は中盤あたりでヤマが訪れる可能性もある。石崎は左右に動きながら的を絞らせず、ボディから攻めて佐藤を追い込みたいところだが……。(原功)

佐藤=1984年4月1日、岩手県出身。協栄ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦21勝(11KO)2敗1分。
石崎=1982年3月3日、兵庫県出身。真正ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:8戦6勝(4KO)1敗1分。






■平成23年6月度月間賞(6月27日選考)
Updated on 2011/07/23

 7月20日(水)の後楽園ホール興行『角海老ボクシング』にて、授賞式が行われました。


□月間最優秀選手賞
 日本ライト級チャンピオン
 荒川 仁人 (八王子中屋)

□月間敢闘賞
 日本ミドル級チャンピオン
 淵上 誠 (八王子中屋)

□月間新鋭賞
 日本フライ級12位
 鈴木 武蔵 (帝拳)




多田、藤岡、安藤――女子トリプル世界戦
Updated on 2011/07/08

9/22 後楽園ホール  ライカは挑戦者決定戦

 9月22日、東京・後楽園ホールで女子のトリプル世界戦が開催されることになった。カードは以下のとおり。

★WBAミニマム級戦
 多田悦子(フュチュール)
 VS
 ノンマイ・ゴーキャットジム(タイ)

★WBCミニフライ級戦
 藤岡菜穂子(竹原&畑山)
  VS
 カニタ・ゴーキャットジム(タイ)

★WBAライト・ミニマム級初代王座決定戦
 安藤麻里(フュチュール)
  VS
 アマラ・ゴーキャットジム(タイ)

★WBCスーパー・フェザー級指名挑戦者決定戦
 風神ライカ(竹原&畑山)
  VS
 ジェレナ・ムルドジェノビック(カナダ)

 7日、竹原&畑山ジムで発表会見に臨んだ日本の4選手は、それぞれ抱負を口にした。
多田:関東での試合はデビュー戦以来なので楽しみ。ドカーンと盛り上げたい。
藤岡:1位との指名試合なのでレベルの高い試合になると思う。
安藤:このビッグチャンスをしっかりものにして世界チャンピオンになる。
ライカ:必ず勝つ。これに勝って次の世界戦につなげる。



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