ボクシングニュース

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[見どころ!] 9月4日(土) 後楽園ホール
Updated on 2010/08/24

<日本ライト級タイトルマッチ>     
荒川仁人対大村光矢
           

 この1年ほど日本のライト級は群雄割拠の様相を呈している。引退した長嶋建吾(18古河)や石井一太郎(横浜光)に加え、三垣龍二(MT)、近藤明広(日東)、そして荒川と次から次にタイトル保持者が変わっているのだ。長嶋からOPBFタイトルを奪取した三垣、捲土重来を期す近藤、そして荒川の現役3選手の力は紙一重と見ていいだろう。荒川としては、ここで存在感を示すような勝利でタイトルを防衛したいところだ。
 荒川はサウスポーの技巧派強打者といえる。一見するとテンポはゆっくり目だが、右ジャブは正確で威力もある。連携する左はインからもアウトサイドからも長短を分けて繰り出すことができる。タイトルを奪った近藤戦では初回にダウンを喫しているが、元来は頑丈なタイプだ。
 挑戦者の大村は、キャリア5年にしてこれがタイトル初挑戦。日本ランク入りを決めた昨夏の試合や、今年4月の加藤善孝(角海老宝石)戦を含め4連勝(3KO)と勢いがある。左フックを中心にした攻撃は思い切りがよく、パンチの回転も速い。チャンピオンを苦しめる可能性を秘めた選手といえるだろう。
 しかし、予想となると荒川有利は動かない。挑戦者に距離とタイミングを与えないまま右ジャブで主導権を握り、左に繋げるチャンスを狙う可能性が高い。大村は左右に揺さぶりをかけながら相手のジャブをはずして距離を詰めたい。至近距離でのパンチの交換に持ち込めば勝機は広がるはずだ。(原功)

荒川=1981年12月23日、東京都出身。八王子中屋ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:19戦17勝(11KO)1敗1分。
大村=1981年4月2日、愛媛県出身。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦13勝(9KO)4敗。




[見どころ!] 9月4日(土) 後楽園ホール 
Updated on 2010/08/24

<OPBF&日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ>     
チャーリー太田対湯場忠志


 日本初の4階級制覇を狙って湯場がチャーリーに挑む。過去、国内3階級制覇は五代登、前田宏行、そして湯場の3人だが、4階級制覇に挑んだのは前田が一度だけ。その試合では体格差もあって4度のダウンを喫する完敗に終わっている。はたして湯場は?
 チャーリーは16戦14勝(10KO)1敗1分の戦績を誇る強打者だが、戦いぶりはことのほか慎重なところがある。伸びのある左ジャブで探りを入れ、リスクが少ないとみると右に繋げるスタイルを持つ。警戒心が強いためか、ときどき過度に慎重になり後手にまわるケースも見られる。距離とタイミングを摑んだときは圧倒的なパワーを見せつけるが、課題はそこに至るまでの組み立てということになろうか。
 湯場はデビューから14年、44戦のキャリアを持つベテランで、国内タイトル戦は今回が15度目となる。ところがOPBF戦はこれが初というから意外だ。183センチの長身を利して右ジャブを飛ばし、ここというところで左ストレートを打ち込むサウスポーのパンチャー型。通算28のKO勝利がある反面、自身も5敗のうち3度のKO負けを経験している。スーパー・ウェルター級に上げてからは5連続KO勝ちと勢いを取り戻している。
 もともとはライト級の湯場だが、体格面ではチャーリーを上回っている。このクラスにも馴染んでいることから、ハンディキャップはないと見ていいだろう。むしろ経験値、サウスポーという点で若干のアドバンテージがあるとみていいかもしれない。
 チャーリーが相手の懐の深さに戸惑いを見せるようだと、湯場が先に主導権を握る可能性が高い。逆にチャーリーが強引に仕掛けると湯場が後手に回る可能性がある。KO必至の強打者対決は序盤がカギといえる。(原功)

チャーリー=1981年8月24日、米国出身。八王子中屋ジム所属。
      右ボクサーファイター型。戦績:16戦14勝(10KO)1敗1分。
湯場=1977年1月19日、宮崎県出身。都城レオスポーツ所属。左ボクサーファイター型。
   戦績:44戦37勝(28KO)5敗2分。




菊地奈々子がWBC女子ミニ・フライ級王座に挑戦
Updated on 2010/08/12

9月13日(月) 東京・後楽園ホール

 WBC女子世界ミニ・フライ級6位の菊地奈々子(35歳、白井・具志堅)が9月13日(月)、東京・後楽園ホールで同級王者アナベル・オルティス(24歳、メキシコ)に挑戦することが正式決定し、主催者から発表された。

 菊地は03年9月にデビュー。05年11月に相手国タイに遠征し、WBC女子世界ストロー級タイトルを奪取。2度目の防衛戦でカリーナ・モレノ(米)に判定負けを喫しベルトを失ったが、その後、JBC認可のもと東洋太平洋ライト・フライ級王者になっている。
エネルギッシュな攻撃型ボクシングを身上とするタイプで、接近戦を得意とする。
 チャンピオンのオルティスは菊地からタイトルを奪ったモレノを破って戴冠を果たした24歳。アマチュアで130戦(127勝52KO、RSC3敗)後にプロ転向。ここまで13戦12勝(4KO)1敗の戦績を残している。
 菊地はそんなチャンピオンの印象を「技術レベルも高く突進力もある。気持ちも技術も素晴らしいチャンピオン」と評価。そのうえで「チャレンジャーらしくアグレッシブに攻めていく。得意の接近戦に持ち込みたい」と話す。

 当日は菊地のジムメートでもある山口直子の東洋太平洋スーパー・フライ級タイトル防衛戦も行われる。こちらの挑戦者はオーストラリア王者のエディス・スミス。







河野が王座決定戦に出場
Updated on 2010/08/06

9月20日、内山とダブル世界戦

 WBC世界スーパー・フライ級1位の河野公平(ワタナベ)が9月20日(月)、さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナでWBC同級王座決定戦に臨むことになった。相手はWBC2位のトマス・ロハス(メキシコ)。この日は河野のジムメートでもあるWBA世界スーパー・フェザー級チャンピオン、内山高志の2度目の防衛戦(対ロイ・ムクリス=インドネシア)とのダブル世界戦となる。

 ロハスは96年12月にプロデビュー後、14年のキャリアで47戦33勝(23KO)12敗1分の戦績を残している30歳。174センチの長身サウスポーで、好戦的でタフな選手。12度の敗北はあるものの
KO負けはホルへ・アルセ(メキシコ)、ビック・ダルチニャン(アルメニア)に喫した2度だけ。昨年7月にはWBCのスーパー・フライ級暫定タイトル獲得の実績を持っている。
 「ロハスは長身のサウスポーで、手数が多くアグレッシブなタイプ。自分と噛み合うと思う」相手について、河野はそう答えたあと、戦い方に関しては「懐に入ってかき回したい」と話した。

 なお、この日は内山対ムクリス、河野対ロハスのほか、福原力也(ワタナベ)対グレグ・イーディー(豪)のOPBFスーパー・フェザー級王座決定戦、三垣龍次(MT)対金井アキノリ(姫路木下)のOPBFライト級タイトルマッチなども組まれている。




[見どころ!] 8月9日(月) 後楽園ホール
Updated on 2010/08/05

<日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ> 
芹江匡晋対福島学 
           

 WBA6位、WBC12位に名を連ねる27歳のチャンピオンに対し、挑戦者の福島は試合の5日後に36歳になる大ベテラン。かつては日本、OPBFタイトルを保持したこともあり、8年前には世界タイトルに挑んだ経験も持っている。新しい時代到来を芹江が自らのパフォーマンスによってアピールするのか、それとも福島が時計の針を逆戻りさせるのか。
 芹江は縦横無尽な動きと独創的なボクシングを身上とする右のボクサーファイター型。そのボクシングは型にはまらない強みと、ややもするとひとり相撲になりがちな面とが共存したものといえるだろう。
 福島はキャリア16年を誇る歴戦の雄。ただし03年8月にOPBFタイトルを失って以降に限ってみれば19戦12勝(3KO)4敗3分という戦績に甘んじている。昨年は9月と12月に連敗を喫するなど、ボクサーとして厳しい状況に立たされている。出入りしながらかき回すボクシングは健在だが、20代のときのようなメリハリは影を潜めた感がある。頼みはキャリアということになろうか。
 近況や現在の両者の戦力を単純比較した場合、芹江有利は不動といえよう。距離をコントロールしたうえで右クロス、左フックを浴びせて加点していく可能性が高い。正面衝突では分が悪い福島は左右に動いて芹江を揺さぶりたいところ。チャンピオンの空振りと焦りを誘い出すことができれば、50戦のキャリアが生きてくるはずだ。(原功)

芹江=1983年3月4日、東京都出身。伴流ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦16勝(6KO)4敗。
福島=1974年8月14日、福島県出身。花形ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:50戦36勝(20KO)10敗4分。




[見どころ!] 8月9日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2010/08/05

<日本フライ級タイトルマッチ>                       
清水智信対キューピー金沢


 軽快なステップワークと堅実なテクニックをベースにしたボクサーファイター型の清水と、距離を詰めてリスキーな戦いを挑むファイター型の金沢。序盤から激しい主導権争いが展開されそうだ。
 清水は豊富なアマチュア経験を生かしたスピーディーなボクシングに定評がある。最近は意識的に打撃戦を仕掛けることもあるが、その基本にはスマートなボクシングがある。2度の世界戦を含め三つの敗北がすべてKOによるものであるように、耐久力という点では依然疑問符が付く。
 挑戦者の金沢は77年12月生まれの32歳。99年のデビューから11年が経つが、試合数は19と意外に少ない。01年から07年にかけて1年半、1年4ヵ月、3年4ヵ月というブランクがあるからだ。
07年に戦線復帰を果たしてからは9戦7勝(3KO)2敗と好調で、
今年2月にランク入り。以来、わずか半年でタイトル挑戦のチャンスを摑む幸運に恵まれた。旺盛な闘志と前進力が持ち味だ。
 両者の総合力を単純比較した場合、清水の優位は動かしがたい。
左ジャブと足で主導権を握り、距離と角度を定めて右ストレートに繋げるボクシングが冴えれば、ジャッジの仕事を半分に減らす可能性も十分だ。金沢は初回に思い切った攻撃を仕掛けてチャンピオンを慌てさせたい。乱戦に巻き込めば勝機が広がるはずだ。(原功)

清水=1981年6月28日、福井県出身。金子ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦16勝(7KO)3敗1分。
金沢=1977年12月15日、宮城県出身。青木ジム所属。右ファイター型。戦績:19戦13勝(6KO)6敗。




■平成22年7月度月間賞(8月2日選考)
Updated on 2010/08/02

以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。


月間最優秀選手賞
 OPBF東洋太平洋スーパーライト級 新チャンピオン
 佐々木 基樹 (帝拳)
 対象試合:7月20日「OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ」判定勝ち
 対戦相手:前チャンピオン ランディ・スイコ(フィリピン)

月間敢闘賞
 日本スーパーライト級チャンピオン
 亀海 喜寛 (帝拳)
 対象試合:7月20日「日本スーパーライト級タイトルマッチ」4RTKO勝ち
 対戦相手:同級5位 塩谷智行(レパード玉熊)

月間新鋭賞
 日本スーパーライト級10位
 菊地 祐輔 (新日本仙台)
 対象試合:7月13日「オープン8回戦」判定勝ち
 対戦相手:石垣 栄(平仲BS)

◆表彰式◆
8月7日(土)於:後楽園ホール『第481回ダイナミックグローブ』




内山、V2戦はインター王者ムクリスと
Updated on 2010/07/30

9月20日 さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ

 WBA世界スーパー・フェザー級チャンピオンの内山高志(ワタナベ)の2度目の防衛戦が9月20日(月=祝)、さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナで行われることになった。30日、主催者のワタナベジムが正式発表したもの。挑戦者は同級5位でインターナショナル・タイトル保持者のロイ・ムクリス(インドネシア)。
 内山(30歳=15戦全勝12KO)は「いままでよりも進化した、しっかりしたボクシングを見せたい。チャンピオンとはいってもまだまだ実力が足りない部分があるので、何回か防衛していって自信や経験を増していきたい」と殊勝に話した。
 挑戦者のムクリスに関しては「まだ実際にビデオで見ていない」というものの「戦績だけをみても良い選手だということが分かる。自分のことを研究してくると思うが、ボクシングは短期間でどうこう変わるものではないので気にしない」と話した。
 ムクリスは1986年12月29日、インドネシア生まれの23歳。PABAタイトルなど数々の地域タイトル獲得の実績を持っており、
昨年1月にはWBCインターナショナル・チャンピオンになっている。175センチの長身を生かした好戦的な右ボクサーファイター。
戦績は27戦23勝(18KO)2敗2分。

 なお、アンダーカードでは三垣龍次(MT)対金井アキノリ(姫路木下)のOPBFライト級タイトルマッチのほか、元IBF世界ミニマム級王者モハメド・ラクマン(インドネシア)対金城智哉(ワタナベ)などが予定されている。
 また、状況によっては河野公平(ワタナベ)も出場する可能性がある。

 試合はテレビ東京系列でゴールデンタイムに全国中継の予定。




[見どころ!] 8月7日(土) 後楽園ホール 
Updated on 2010/07/30

<OPBFスーパー・バンタム級タイトルマッチ>              
下田昭文対孫昌鉉
                    

 下田にとっては3月に大橋弘政(HEIWA)から奪ったOPBFタイトルの初防衛戦だが、同時に近い将来の世界進出を見据えた重要なテストマッチとしての意味もある。13戦不敗の韓国チャンピオンを相手に圧倒的な勝利で力を誇示したいところだ。
 サウスポーからの鋭い左ストレートを軸にしたボクシングに「世界」を予感させる下田は25歳。昨年6月にはメキシコのリングで初回KO勝ちを収め、10月には元世界ランカーにも6回TKO勝ち。そして大橋からOPBFタイトルを奪取――ここにきて若さに経験がミックスされ、高いレベルで安定した力を発揮できるようになったといえよう。今回の試合でアジアで頭ひとつ抜けた存在であることを示せれば、遠からず世界への道は自然に開けるはずだ。
 挑戦者の孫昌鉉(ソン・チャンヒュン)は20歳のホープ。06年6月のプロデビュー以後、13戦12勝(5KO)1分の戦績を残している。上体をやや前傾させた姿勢から左リードを飛ばし、右ストレート、左フックに連携させる攻撃パターンを多用する右のボクサーファイターだ。スピードも上々で、ステップで距離とタイミングを外す巧さも持っている。決して怖さを感じさせるタイプではないが、ポイントをずらす術に長けた面もあるだけに、下田は熱くならないように気をつけたい。
 スピード、パンチ力、経験値など総合的な戦力で勝る下田有利は不動だ。孫が偵察に時間を要しているときに下田の左が決まれば早期決着もあるかもしれない。その一方、下田が距離やタイミングの合わせに手間取るようだと試合が長引く可能性もある。切り札の左を生かすためにも、下田は右ジャブで相手をしっかりコントロールしたい。(原功)

下田=1984年9月11日、東京都出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:24戦21勝(10KO)2敗1分。
孫 =1989年11月28日、韓国出身。右ボクサーファイター型。戦績:13戦12勝(5KO)1分。




大毅 VS 坂田 因縁対決が実現
Updated on 2010/07/29

9月25日 東京ビッグサイト 勝者は暫定王者と統一戦

 WBA世界フライ級チャンピオンの亀田大毅(21歳、亀田=19戦17勝11KO2敗)と、元チャンピオンで現6位の坂田健史(30歳、協栄=43戦36勝17KO5敗2分)が9月25日(土)、東京ビッグサイトで拳を交えることが正式決定、28日に発表された。亀田にとっては初防衛戦、坂田にとっては王座返り咲きを狙っての挑戦となる。
 亀田と坂田は約2年前まで同じ協栄ジム所属だったが、その後、亀田兄弟が独立。今年に入ってからはデンカオセーン・カオヴィチット(タイ)への挑戦を巡って先陣争いが繰り広げられるなど、両者および両陣営には因縁がある。今回の試合に関しても協栄ジム側がWBAの入札でイベント開催権を落札したという経緯があった。
 会見の席で亀田は「(坂田は)いつかは対戦すると感じていた。これも運命だと思う。坂田選手はフライ級で4回も防衛した選手――俺は4回も防衛する自信はない――だから、そんな選手と戦えて光栄。でも、試合は判定でもKOでも接戦にはならないと思う。人生かかっているから死ぬ気でベルトを守る」と決意を口にした。
 一方の坂田は「(亀田は)どんどん強くなっているという印象。気を引き締めて全力で向かっていかないと勝てない相手。いつも長いラウンドを戦うことを想定しているが、流れの中で早い回で終わるかもしれないし、判定まで行くかもしれない。気持ちの勝負になると思う」と語った。
 なお、この試合の勝者は10月に予定される暫定王者ルイス・コンセプション(パナマ)対デンカオセーンの勝者と統一戦が義務付けられている。

 試合はTBS系列で放送の予定。





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