ボクシングニュース



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[見どころ!] 2月4日(土) 後楽園ホール
Updated on 2012/01/27

<日本ミドル級王座決定戦>       
カルロス・リナレス対湯場忠志 
         

 淵上誠(八王子中屋)が返上した王座の後継者決定戦。10戦のキャリアながら9勝(8KO)1敗と高いKO率を誇るリナレスが初の勲章を手にするのか、それとも湯場が日本初の4階級制覇を成し遂げるのか。チャンピオン・カーニバル屈指の好カードはKO決着必至だ。
 元世界1位のネルソン・リナレス、世界2階級制覇のホルへ・リナレスを兄に持つカルロス・リナレスは22歳。07年7月に日本でプロデビューしてから4年半が経った。3戦目にスタミナ配分を誤って6回TKO負けを喫する不覚はあったが、まずは順調な成長曲線を描いてきたといえるだろう。188センチの長身から打ち下ろす右ストレートは強烈だ。10戦中7試合を1ラウンドでけりをつけるという速攻型でもある。裏返せばスタミナ面で試されていないともいえる。試合の11日後に迎える23歳の誕生日に自らの手でベルトを添えたいところだ。
 一方の湯場はひとまわり年上の35歳。96年4月がデビューだから、リナレスが7歳のときにプロ初陣を迎えた計算になる。48戦39勝(29KO)7敗2分のベテランで、タイトルマッチだけでも今回が17度目のこと。ちなみにリナレスを倒して30KOとなると、生涯KO数の日本歴代単独7位となる。
 リナレスほどではないが湯場も183センチの長身で、かつサウスポーという特徴がある。KOの多くはタイミングのいい左ストレート、右フックが生み出してきた。
 リナレスが勝てばベネズエラ国籍の日本王者誕生、湯場が勝てば4階級制覇達成となる記録がらみの一戦は、序盤勝負の可能性が高い。ともに耐久面で不安を残していることもあり、スリリングな攻防が展開されることが確実視される。リナレスの右ストレート、湯場の左ストレートに注目だ。(原功)

リナレス=1989年2月15日、ベネズエラ出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:10戦9勝(8KO)1敗。
湯場=1977年1月19日、宮崎県出身。都城レオスポーツ所属。左ボクサーファイター型。戦績:48戦39勝(29KO)7敗2分。




[見どころ!] 1月26日(木) 後楽園ホール
Updated on 2012/01/20

<日本フライ級王座決定戦>                 
粉川拓也対池原繁尊
                      

 世界挑戦準備のため五十嵐俊幸(帝拳)が返上した王座の決定戦。WBC13位にランクされる粉川と、27位に名を連ねる池原。単に国内最強決定戦としてだけでなく、両者にとって大きな意味を持つ試合になる。
 粉川は05年6月にプロデビューの26歳。新人時代に4回判定負けを喫したあとは12連勝(8KO)をマークして注目を集めた。10年10月にはOPBF東洋太平洋スーパー・フライ級タイトルを獲得したこともある。余勢を駆って昨年7月にはタイに乗り込みポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)の持つWBC世界フライ級タイトルに挑んだが、大差の12回判定負け。今回の試合が再起戦となる。変則的な間合いと動きからスピーディーなパンチを打ち込む右のボクサーファイター型。
 対する池原は03年9月デビューの30歳。04年度の全日本新人王を手土産に日本ランク入りしたのは、粉川がデビューする以前の04年12月のことだ。引き分けを挟んで14連勝(11KO)後に判定負けを喫したが、まずは順調に成長曲線を描いてきたといっていいだろう。初めてのタイトル挑戦は09年4月のこと。当時の日本フライ級王者、清水智信(金子=現WBA世界スーパー・フライ級休養王者)挑んだものの、2回負傷引き分けに終わっている。
 再び3連続KO勝ちで勢いを取り戻したが、10年6月のロッキー・フェンテス(比)戦では11回TKO負け、OPBF東洋太平洋フライ級タイトルを取り損なった。しかし、昨年は2連続KO勝ちで復調を印象づけている。小柄ながら積極的に相手にアプローチしていく好戦的な強打者だ。
 体格で勝る粉川はスピードを生かしながら角度を変えて相手をコントロールしたいところ。的を絞らせずに中長距離をキープできれば自ずと勝機は広がるはずだ。一方、距離を潰してから勝負したい池原にとっては、鋭い踏み込みが勝利の条件となりそうだ。(原功)

粉川=1985年4月5日、東京都出身。宮田ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:19戦17勝(10KO)2敗。
池原=1981年12月29日、沖縄県出身。横浜光ジム所属。右ファイター型。戦績:26戦22勝(18KO)2敗2分。





■平成23年12月度月間賞(12月27日選考)
Updated on 2011/12/29

月間最優秀選手賞
 日本ミドル級チャンピオン・OPBF同級新チャンピオン
  淵上 誠 (八王子中屋)
 対象試合:12月12日「OPBF東洋太平洋・日本ミドル級王座統一戦」9RTKO勝ち
 対戦相手:OPBF同級前チャンピオン 佐藤幸治(帝拳)

月間敢闘賞
 日本フェザー級新チャンピオン
 天笠 尚 (山上)
 対象試合:12月19日「日本フェザー級王座決定戦」5RTKO勝ち
 対戦相手:同級2位 鈴木 徹(大橋)

月間新鋭賞
 山田 健太郎 (全日本パブリック)
 対象試合:12月19日「オープン8回戦」2RTKO勝ち
 対戦相手:日本S.フェザー級3位 杉崎由夜(角海老宝石)

表彰式
1月20日(金)於:後楽園ホール『UNTOUCHABLE FIGHT.18』




[見どころ!] 12月31日(土) 横浜文化体育館
Updated on 2011/12/23

<WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
内山高志対ホルへ・ソリス


 内山が歴戦の兵ソリスを迎えて4度目の防衛戦に臨む。世界戦4連続KO勝ちの内山にとっては、真価が問われる試合といえそうだ。
 戴冠試合も含めた内山の世界戦戦績は以下のとおりだ。

10年1/11 ○ファン・C・サルガド(メキシコ)  12回TKO
        (WBA世界スーパー・フェザー級王座獲得)
10年5/17 ○アンヘル・グラナドス(ベネズエラ) 6回TKO
10年9/20 ○ロイ・ムクリス(インドネシア)   5回TKO
11年1/31 ○三浦隆司(横浜光 ⇒ 現帝拳)  8回終了TKO


 V3戦では序盤に不覚のダウンを喫したが、それ以外は4度の世界戦で危ない場面は皆無といってもいい。いずれもTKO勝ちだが、
パワーで捻じ伏せるのではなく、しっかりと左を突いてコントロールしておいて右に繋げる必勝パターンを確立している。そこには「ノックアウト・ダイナマイト」の異名から受ける印象とは少々趣が異なる緻密な計算が見える。不安があるとすれば拳の負傷で11ヵ月の空白ができたことぐらいだろう。
 ソリスは内山と同い年の32歳だが、経験値では上を行く。5度の世界戦を含みタイトルと名のつく試合は17度も経験。46戦40勝(29KO)3敗2分と高い勝率とKO率を誇る。しかし、強引なファイターではなく、中長距離で持ち味を発揮する技巧派強打者といえる。
 ソリスは10年2月にWBA世界スーパー・フェザー級暫定王座を獲得。2度防衛後の今年3月、WBAフェザー級王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)と対戦、5度のダウンを喫したすえ4回TKO負けを喫している。今回はそれ以来9ヵ月ぶりの実戦となる。
 ともに中長距離を操るタイプだけに、序盤は左ジャブの刺し合いを中心にペースの争奪戦が展開されそうだ。どちらが先に決め手の右に繋げることができるか。パワーとタフネスで勝る内山が中盤でヤマをつくるとみる。(原功)

内山=1979年11月10日、埼玉県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦全勝(14KO)。
ホルへ・ソリス=1979年10月23日、メキシコ出身。右ボクサーファイター型。戦績:46戦40勝(29KO)3敗2分1無効試合。




[見どころ!] 12月31日(土) 横浜文化体育館
Updated on 2011/12/23

<WBA世界フェザー級タイトルマッチ>        
セレスティノ・カバジェロ対細野悟
             

 世界的に知名度の高い2階級制覇王者カバジェロに、「バズーカ」の異名を持つ強打者の細野が挑む注目カード。鞭のようなカバジェロのパンチが細野の夢を切り裂くのか、それとも挑戦者が2度目のチャンスを生かして戴冠を果たすのか。
 細野は10年1月、プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)に挑んで12回判定負けを喫して以来、約2年ぶりに大舞台に立つ。この間、4度の日本タイトル戦を含み5戦全勝(3KO)をマークしている。頑強な体を生かした好戦的な右ボクサーファイター型で、被せるように打ち込む右と左の上下打ち分けを得意としている。
 一方、細野の挑戦を受けるカバジェロは180センチの長身パンチャーで、13度の世界戦経験を誇る(12勝7KO1敗)。10年以降は4戦2勝2敗と数字上は生彩を欠いているが、ふたつの敗北はいずれもが物議をかもす判定負けだったことを付記する必要がある。
長身と恵まれたリーチを生かした懐の深いボクシングをしながら機を見て切れのあるパンチを放り込んでくる右のボクサーファイター型で、一定以上の耐久力も備えている。
 焦点は細野が揺さぶりをかけながら出入りできるかどうかに絞られるといっていいだろう。カバジェロが最も得意とする半端な中長距離に留まることだけは避けたい。そのうえでサイドに出ながら思い切った攻撃ができれば勝機は広がるはずだ。百戦錬磨の王者にペースを渡さないためにも、細野は序盤から思い切った仕掛けをする必要があるだろう。(原功)

カバジェロ=1976年6月21日、パナマ出身。右ボクサーファイター型。戦績:39戦35勝(23KO)4敗。
細野=1983年11月6日、岩手県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:22戦21勝(15KO)1敗。




[見どころ!] 12月31日(土) 横浜文化体育館
Updated on 2011/12/23

<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>   
岡田誠一対梅津宏治
                 

 岡田は今年1月、福原力也(ワタナベ)との王座決定戦を制して戴冠を果たした29歳。肉を切らせて骨を断つ戦法をとるスリリングなファイター型で、16戦15勝(9KO)1敗の戦績を誇る。3度目の防衛を果たして年を越したいところだ。
 挑戦者の梅津は06年10月から07年3月まで日本フェザー級王座に君臨した実績を持つ35歳。頑強な肉体を生かして距離を詰め、インサイドから執拗な攻撃を繰り返すタイプだ。07年以降は4度の国内タイトル戦を含んで14戦6勝(2KO)5敗3分という戦績だが、ほとんどの試合でしぶとさを発揮している。10年11月には岡田のジムメート、細野悟に判定負けを喫しているだけに、ここは代理雪辱を果たして2階級制覇といきたいところだ。
 好戦派同士ということで序盤から中近距離での激しいパンチの交換が予想される。パワーで勝る岡田が有利とみるが、緻密さに欠けるだけに絶対的とは言いがたい。梅津が先手をとって細かく攻めれば勝負はもつれたものになるのではないだろうか。(原功)

岡田=1982年4月6日、神奈川県出身。大橋ジム所属。右ファイター型。戦績:16戦15勝(9KO)1敗。
梅津=1976年9月29日、千葉県出身。ワタナベジム所属。右ファイター型。戦績:32戦18勝(8KO)11敗3分。




■平成23年11月度月間賞(12月6日選考)
Updated on 2011/12/14

月間最優秀選手賞
 日本スーパーフライ級チャンピオン
 佐藤 洋太 (協栄)
 対象試合:11月1日「日本Sフライ級タイトルマッチ」4RKO勝ち
 対戦相手:同級3位 大庭健司(FUKUOKA)

月間敢闘賞
 日本バンタム級新チャンピオン
 岩佐 亮佑 (セレス)
 対象試合:11月18日「日本バンタム級王座決定戦」判定勝ち
 対戦相手:同級4位 ゼロフィット・ジェロッピ瑞山(千里馬神戸)

月間新鋭賞
 尾川 堅一 (帝拳)
 対象試合:11月3日「第68回東日本新人王決勝戦・Sフェザー級」2RKO勝ち・MVP受賞
 対戦相手:伊原健太(三迫)




[見どころ!]12月21日(水) 後楽園ホール
Updated on 2011/12/12

<OPBF女子スーパー・フライ級タイトルマッチ>             
山口直子対ローナロンノイ・シットサイトーン
  

 山口は今年1月に世界タイトルに挑んで判定負けを喫したが、6月に5回TKO勝ちで再起を飾っている。再び上を目指すためにも
納得のいくかたちで1年を締めくくりたいところだ。
 山口はJBC認可後だけでも11戦9勝(9KO)2敗を記録している。認可前の12戦8勝(6KO)1敗3分を合わせると23戦17勝(15KO)3敗3分というレコードを誇る。この数字でも分かるように重量感溢れるパンチ力が身上の強打者だ。世界戦では敗れたとはいえ敵地メキシコで10ラウンドをフルに戦い切っており、スタミナも証明済みだ。挑戦者のローナロンノイの実力は未知だが、ここは山口の強打爆発を期待したい。(原功)




[見どころ!] 12月19日(月) 後楽園ホール
Updated on 2011/12/12

<日本フェザー級王座決定戦>              
天笠尚対鈴木徹
                   

 細野悟(大橋)が世界挑戦のために返上して空位となった王座を日本ランク1位の天笠と、細野のジムメートでもある2位の鈴木が争う。実力伯仲のカードだけに、白熱した好試合が期待される。
 天笠はフェザー級にしてはずば抜けた179センチの長身選手。体型だけ見るとアウトボクサーと思われがちだが、むしろ相手をインサイドに呼び込んで打ち合うことが多い好戦派といえる。24戦18勝(14KO)4敗2分と高いKO率を誇るように、パンチはしなりが効いていて強い。攻防ともにやや雑な面もあるが、その分ダイナミックともいえる。
 対する鈴木は23戦22勝(7KO)1敗と高い勝率を誇る右のボクサーファイター型。横浜光ジムから大橋ジムに移籍して2戦目となる。ボクシングは攻防ともに適度に洗練されてバランスがとれているが、相手に合わせる傾向もあるため、これまでは後手に回るケースも少なくなかった。自分から仕掛けてカウンターを狙うことができれば、さらに上を狙うこともできるのではないだろうか。身長は166センチとフェザー級にしては小柄な方だ。
 大柄でパワーでも勝る天笠が強引にプレッシャーをかけ、鈴木が出入りしながらカウンター・アタックを狙う展開が予想される。鈴木とすれば一方的に受けに回ることはリスクが高いだけに、正確なパンチで折々にしっかりと押し返すことが必要になりそうだ。(原功)

天笠=1985年10月18日、群馬県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦18勝(14KO)4敗2分。
鈴木=1986年5月11日、東京都出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦22勝(7KO)1敗。




[見どころ!] 12月12日(月) 後楽園ホール
Updated on 2011/12/05

<日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ>              
チャーリー太田対和田直樹
    

 OPBFと日本のタイトルを保持するチャーリーだが、今回は日本タイトルの防衛戦で和田を迎え撃つ。
 チャーリーは1月、5月、8月、9月に続く今年5度目の試合となる。国内では頭ひとつ抜けた存在のチャーリーだが、9月の試合では不覚のダウンを喫するなど、内容はもうひとつだった。WBA7位の肩書を持っているだけに、ここは格の違いを見せつけて1年を締めくくりたいところだ。
 和田は18戦8勝(2KO)8敗2分の29歳。07年10月以降、長いこと武運に見放されて7戦5敗2分というどん底状態にあったが、今年8月に日本4位に名を連ねていた山本忍(石橋)を7回TKOに破ってランクイン。一気に大舞台のチャンスを手に入れた。山本戦では左ジャブと右ストレートが効果的だったが、はたしてチャーリーに通用するかどうか。
 スピード、パワー、経験値など総合力で大きく勝るチャーリー有利は不動だ。よほど和田が奮起しないと試合は中盤を待たずに決着をみることになりそうだ。(原功)

チャーリー=1981年8月24日、米国出身。八王子中屋ジム所属。
   右ボクサーファイター型。戦績:21戦19勝(13KO)1敗1分。
和田=1982年8月2日、神奈川県出身。花形ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:18戦8勝(2KO)8敗2分。



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