ボクシングニュース

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■平成24年3月度月間賞(4月12日選考)
Updated on 2012/04/14

月間最優秀選手賞
 日本バンタム級チャンピオン
 岩佐 亮佑 (セレス)
 対象試合:3月3日「第33回チャンピオンカーニバル/日本バンタム級タイトルマッチ」1RKO勝ち
 対戦相手:同級2位 村井 勇希(グリーンツダ)

月間敢闘賞
 OPBF東洋太平洋スーパーミドル級チャンピオン
 清田 祐三 (フラッシュ赤羽)
 対象試合:3月22日「OPBF東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ」7RTKO勝ち
 対戦相手:OPBF同級10位 松本 晋太郎(ヨネクラ)

月間新鋭賞
 OPBF東洋太平洋フライ級13位
 久保 幸平 (セレス)
 対象試合:3月3日「オープン8回戦」8R判定勝ち
 対戦相手:奥本 貴之(グリーンツダ)


表彰式
 5月5日(土)於:後楽園ホール『第501回ダイナミックグローブ/第39回フェニックスバトル』




[見どころ!] 4月10日(火) 後楽園ホール
Updated on 2012/04/05

<OPBF東洋太平洋女子ライト・フライ級タイトルマッチ>  
柴田直子対ソン・チョーロン
     

 柴田の2度目の防衛戦。元WBA女子世界ミニマム級王者のソンが相手だけに、真価が問われる一戦といえる。
 柴田は昨年5月に江畑佳代子(ワタナベ)との決定戦を制して王座を獲得した30歳。世界10傑にも名を連ねている。かつて苦杯を舐めた相手、藤岡奈穂子(竹原&畑山)が現在は世界の頂点に君臨していることもあり、ここで躓くわけにはいかない。
 ソンは3年前に多田悦子(フュチュール)に判定負けで退位、昨年11月には富樫直美(ワタナベ)の持つWBC女子ライト・フライ級王座に挑んで判定負けと、日本では武運に見放されている感があるが、実力は侮れない。
 柴田が元王者を踏み台にするのか、それともソンが意地を見せるのか。

柴田=1981年4月14日、東京都出身。ワールドスポーツジム所属。
   右ボクサーファイター型。戦績:9戦8勝(3KO)1敗。
ソン=1987年2月8日、韓国出身。右ボクサーファイター型。戦績:13戦11勝(3KO)2敗。




[見どころ!] 4月10日(火) 後楽園ホール
Updated on 2012/04/05

<日本ミニマム級タイトルマッチ>             
三田村拓也対中島俊浩
        

 三田村は昨年11月、世界挑戦の経験を持つ国重隆(ワタナベ)との王座決定戦を制して戴冠。初防衛戦で1位の中島を迎え撃つ。
 三田村はスピードと手数を身上とする右のボクサーファイター型。国重戦では初10回戦ながらスタミナにも問題はなかった。先に先にとテンポよく攻める小気味良さが持ち味だ。課題は決め手となるパンチに欠けること。パワーが加わればもう一段上のステージに進むことも可能だろう。
 挑戦者の中島は17戦14勝(6KO)3敗の27歳。3年前には後楽園ホールのリングで元日本王者の鈴木誠(野口)に6回負傷TKO負けを喫しているが、力強い右でベテランを脅かしたものだ。こちらは攻撃的なタイプといえる。鈴木戦後は地元で5連勝(2KO)と復調、勢いに乗って王座に挑む。
 三田村のスピードと手数、中島の右を中心としたパワーといった構図になるが、前者に分があるとみる。

三田村=1983年12月15日、福井県出身。ワールドスポーツジム
所属。右ボクサーファイター型。戦績:11戦全勝(1KO)。
中島=1984年11月3日、福岡県出身。久留米櫛間ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦14勝(6KO)3敗。




[見どころ!] 4月9日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2012/04/05

<OPBF東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ>     
淵上誠対郭京錫 
                  

 日本王者として3度防衛中だった淵上は昨年12月、OPBF王者だった佐藤幸治(帝拳)と対戦。ダウンを喫する厳しい展開をひっくり返して9回TKO勝ち、ふたつのベルトを腰に巻いた。今回は韓国王者を相手にしてのOPBF王座初防衛戦となる。
 淵上はサウスポーの変則テクニシャンだが、最近は8連勝(7KO)、5連続KO勝ちと倒しまくっている。決して1発でけりをつけるタイプではないが、相手とのやりとりを経て勝負どころでスパートしている点が評価に値する。耐久面に課題を残すだけに、被弾は最小限に留めたいところだ。
 14戦9勝(6KO)5敗の郭は試合の2日前に35歳の誕生日を迎える。身長170センチのサウスポーで、昨年6月に韓国ミドル級王座を獲得している。しかし、その前はスーパー・ライト級のOPBF戦、ウェルター級の韓国王座戦で3連敗を喫している。ミドル級では体格的に少なからずハンデがあるものと考えられる。
 ここは淵上にとってはKO防衛がノルマといえるだろう。

淵上=1983年7月30日、鹿児島県出身。八王子中屋ジム所属。左ボクサー型。戦績:24戦18勝(9KO)6敗。
郭 =1977年4月7日、韓国出身。左。戦績:14戦9勝(6KO)5敗。




[見どころ!] 4月9日(月) 後楽園ホール
Updated on 2012/04/04

<日本フェザー級タイトルマッチ>         
天笠尚対上野則之
                        

 昨年12月の王座決定戦を制して王者になった天笠の初防衛戦。経験豊富なベテランを相手にどんな戦いを見せるのか注目される。
 天笠の最大の特徴は179センチというフェザー級ではずば抜けた長身にある。この細身の体から切れ味のあるワンツー、左フック、アッパーなどを織り交ぜて打ち込んでくるのだから、相手にとっては厄介だ。見かけの印象とは異なり自ら接近戦を仕掛けるなど逞しさもある。25戦19勝(15KO)4敗2分と高いKO率を誇り、敗北はいずれも判定を落としたものと平均以上の耐久力も備わっている。
 挑戦者の上野はこれが3度目の日本王座アタックとなる。07年11月の粟生隆寛(帝拳)への挑戦は判定負け、09年6月の松田直樹(帝拳)戦は10回TKO負けだった。上野はスピードと左フックを得意とする右のボクサーファイター型で、粘り強いボクシングをすることでも知られる。
 体格とパワーで勝る天笠有利は不動と思われる。王者がプレッシャーをかけながら中間距離の打ち合いに持ち込み、強引に捻じ伏せてしまう可能性もある。その一方で上野が懐に潜り込み、得意の左フックを炸裂させる可能性も決して低くはないように思える。(原功)

天笠=1985年10月18日、群馬県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:25戦19勝(15KO)4敗2分。
上野=1982年3月29日、栃木県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:28戦14勝(5KO)10敗4分。




[見どころ!] 4月6日(金) 東京国際フォーラム
Updated on 2012/04/04

<WBC世界バンタム級タイトルマッチ>      
山中慎介対ビック・ダルチニャン
         

 昨年11月の戴冠試合を含め9連続KO中の山中と、42戦37勝(27KO)4敗1分と高いKO率を誇るダルチニャン。仕留めるパターンは異なるものの、ともに一撃KOの破壊力を秘めたパンチを持っているだけにスリリングな攻防のすえのKO決着が予想される。
世界的ビッグネームを相手に山中の真価が問われる一戦といえる。
 専修大学を卒業後にプロ転向を果たした山中は29歳。ここまで17戦15勝(11KO)2分と試合数は多くないが、中味は濃い。10年に日本王座獲得後、世界ランカー対決での勝利、さらに新鋭・岩佐亮介(セレス)を退けるなど、ハードルをクリアして世界戦の舞台に上った。クリスチャン・エスキベル(メキシコ)との王座決定戦はダウン応酬の激闘となったが、11回TKOで制している。
 山中の最大の魅力は左構えから繰り出す左ストレートだ。スピード、破壊力とも申し分なく、また相手に与える脅威という意味でも大きな武器といえる。
 挑戦者のダルチニャンは世界的な実績や知名度では山中を上回る。
シドニー五輪に出場するなど176戦158勝(105KO、RSC)18敗のアマチュア戦績を残し、2000年11月にプロ転向。これまでにIBFのフライ級王座を皮切りにスーパー・フライ級のIBF、WBA、WBC王座を獲得。世界戦だけでも15戦(12勝10KO3敗)
という数字を残しているのだ。
 山中と同じサウスポーだが、戦い方は大きく異なる。リードパンチは少なく、射程距離に入るといきなり踏み込んで左を叩きつけるのである。この左がストレート、フック、アッパーと多彩なのも特徴のひとつといえる。タイミング、角度とも読みにくいため相手にとっては厄介なパンチとなっている。「軌道が分かりにくいので警戒していても食ってしまうんでしょうね」と山中は分析している。
 ともに一撃で仕留めるKOパンチを持っているだけに、展開の予想が難しいカードといえる。攻撃型のダルチニャンは圧力をかけながら飛び込む機会をうかがうことだろう。山中は足でさばきながら
左を突き刺すタイミングを計ることだろう。試合開始のゴングから一時も目の離せない戦いになりそうだ。KO決着間違いなしの試合といえる。(原功)

山中=1982年10月11日、滋賀県出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:17戦15勝(11KO)2分。
ダルチニャン=1976年1月7日、アルメニア出身。左ファイター型。戦績:42戦37勝(27KO)4敗1分。




[見どころ!] 4月6日(金) 東京国際フォーラム
Updated on 2012/04/04

<WBC世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>  
粟生隆寛対ターサク・ゴーキャットジム
         

 2階級制覇王者、粟生の3度目の防衛戦。昨年11月のV2戦では思わぬ大苦戦、2対1の僅差判定でベルトを死守という苦い勝利だっただけに、ここで名誉回復といきたいところ。指名挑戦者ターサクは粟生の力を証明するには絶好の相手といえる。
 ビタリ・タイベルト(独)との戴冠試合、4回KOで終わらせたウンベルト・グチェレス(メキシコ)との初防衛戦と快勝が続いていた粟生だが、先のデビス・ボスキエロ(イタリア)戦では中盤から乱戦に巻き込まれ、ギリギリのところで踏ん張ったという印象だった。距離を潰されたために可動範囲が限定され、持ち味を封じられてしまった。「点数をつけるならば100点中5点か6点。勝ったことだけが収穫」と粟生は自嘲気味に話す。それだけに今回は食事面から気を配り、早めに減量にも取り組んで順調な仕上がりをアピールしている。もともと高い技術力を誇るだけに、コンディション調整がひとつのカギであることは間違いない。
 挑戦者のターサクは50戦46勝(31KO)3敗1分というみごとな戦績を残している30歳のサウスポー。この3敗はホアン・グスマン(ドミニカ共和国)との挑戦者決定戦、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)とのWBO世界フェザー級戦、スティーブン・ルエバノ(米)とのWBO世界フェザー級戦で喫したものだが、マルケス戦以外は判定まで粘っている。小柄な体ながら積極的に相手にアプローチしていく好戦派で、ファイターのカテゴリーに入る。最近の試合を見ると速いリズムを刻みながら小気味よく右ジャブを放り込み、軽重を分けた左を打ち込むなど巧さも目立つ。スピードと技術力のある粟生を相手にどうやって接近を図るのか注目だ。
 ターサクがプレスをかけ、粟生が足とスピードで捌く展開が予想される。突進力のある挑戦者を調子づかせないためにも粟生は折々で自ら挑戦者を押し込むなど対策が必要だろう。テクニシャンの粟生、攻撃型のターサク――序盤から主導権争いが繰り広げられそうだ。(原功)

粟生=1984年4月6日、千葉県出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:25戦22勝(10KO)2敗1分。
ターサク=1981年6月17日、タイ出身。左ファイター型。戦績:50戦46勝(31KO)3敗1分。






1、2月度月間賞表彰式
Updated on 2012/04/03

 3月31日(土)の後楽園ホール興行『DANGAN48』の際に行われました。



[見どころ!] 4月4日(水) 横浜アリーナ 
Updated on 2012/03/29

<WBA世界スーパー・フライ級王座統一戦> 
清水智信対テーパリット・ゴーキャットジム
    

 清水は昨年8月にウーゴ・カサレス(メキシコ)を攻略してWBAタイトルを獲得したが、この試合で左眼窩底骨折を患い試合間隔が空いてしまった。その間に暫定王者から正規王者に昇格したのがテーパリットだ。12月には来日し、亀田大毅(亀田)を中差判定で退け防衛にも成功している。そんな両者の因縁含みのWBA内統一戦は、接戦が予想される。
 もともとフライ級の清水はカサレス挑戦に合わせて1階級アップ、
いきなり結果を出している。その後のブランクが気になるところではあるが、しっかりと体作りができたという点ではプラスと見ていいだろう。もともとスピードとワンツー、特に右ストレートのタイミングと破壊力には定評がある選手だ。ひとまわりスケールアップしている可能性がある。
 テーパリットは小柄ながら好戦的なスタイルを持つ23歳。戴冠を果たしたドリアン・フランシスコ(比)戦に加え、亀田戦でも総合的に高い戦力を備えた選手であることを証明している。最近は4戦連続して判定勝負となっているが、その前は7連続KO勝ちを収めており、その攻撃には迫力がある。耐久力の点でも優れている。
 清水が距離を保ちながらワンツーで試合を支配するのか、それともテーパリットが踏み込んで距離を潰して攻め込むのか。そのあたりが勝負を分けるポイントになりそうだ。序盤あるいは中盤でのワンパンチ決着の可能性も否定できないが、総合力に大差がないだけに終盤まで競る展開になるとみる。どちらが抜け出すのか――。(原功)

清水=1981年6月28日、福井県出身。金子ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦19勝(9KO)3敗1分。
テーパリット=1988年11月22日、タイ出身。右ファイター型。戦績:21戦19勝(12KO)2敗。




[見どころ!] 4月4日(水) 横浜アリーナ
Updated on 2012/03/29

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>          
亀田興毅対ノルディー・マナカネ
          

 日本初の3階級制覇チャンピオン、亀田の4度目の防衛戦。7連続KO中の挑戦者を迎えるが、ここはしっかりと力の差を示しておきたいところだ。
 亀田は10年12月に三つ目のベルト、WBA世界バンタム級タイトルを獲得。以後、昨年5月にダニエル・ディアス(ニカラグア)を11回TKO、8月にデビッド・デラ・モラ(メキシコ)を12回判定、12月にマリオ・マシアス(メキシコ)を4回KOで退けている。力量に差が認められる相手が多いものの、その差を見せつける結果を出している点は評価に値しよう。
 今回の挑戦者マナカネは35戦24勝(15KO)10敗1分の28歳。敗北の多さは気になるが、09年8月以降の7戦はすべてKO勝ちと近況は良い。日本未公認のPABAタイトルを5度防衛の実績も持っている。
 マナカネは右のボクサーファイター型で、ベタ足状態から飛び込んで右ストレート、左フックを振るタイプといえる。プレッシャーはかけるものの追い足に乏しく、全体的に可動範囲が狭い印象がある。亀田と同じサウスポーの世界ランカー、AJバナル(比=現WBA3位、WBC6位)には左ストレートでダウンを喫し、4回には右フックから左でキャンバスに沈められている。亀田にとっては大いに参考になる資料といえよう。
 スピードとテクニックで大きく勝る亀田の優位性は揺るぎない。前触れとなる動きが少ないまま唐突に飛び込んでくるマナカネのパンチには注意が必要だが、距離感に優れた亀田が不用意に被弾するとは思えない。亀田が前後左右に動きながら揺さぶりをかけ、鋭く踏み込んで左ストレート、アッパーで仕留める可能性が高そうだ。偵察の序盤を経て中盤あたりにヤマが訪れるのではないか。(原功)

亀田=1986年11月17日、大阪府出身。亀田ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:28戦27勝(17KO)1敗。
マナカネ=1983年9月9日、インドネシア出身。右ボクサーファイター型。戦績:35戦24勝(15KO)10敗1分。



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