ボクシングニュース

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[見どころ!] 7月20日(金) 後楽園ホール
Updated on 2012/07/19

<日本フェザー級タイトルマッチ>
天笠尚対渡辺卓也
                    

 フェザー級にしてはずば抜けた長身(179センチ)の天笠は、これが2度目の防衛戦。4月の初防衛戦では不覚のダウンを喫しているが、今回は圧勝で力量差を見せつけたいところ。伸び盛りの23歳を挑戦者に迎え、どんなリングパフォーマンスを披露するのだろうか。
 天笠は体格に恵まれているが、試合では自ら距離を縮めて中近距離での戦いを挑むことが多い。上から打ち下ろす右だけでなく、長い腕をたたんで繰り出す左右のアッパーも強烈だ。経験値と全体的なスピード感を増していけば、もう一段上のステージで戦うことも可能だろう。
 挑戦者の渡辺は07年1月プロデビューの23歳。ここまで19戦15勝(4KO)3敗1分と高い勝率を誇る。こちらも174センチの長身選手だ。パワーの点で物足りなさは残るが、総合的にはバランスのとれた戦力を備えているといえる。昨年12月にはライト級でWBCのユース王座を獲得しているが、今回の試合で本当の実力が試されることになりそうだ。
 パンチの破壊力、経験値などで勝る王者有利は不動といえる。序盤から主導権を握るようだと試合は終盤を待つことなく終わる可能性もある。渡辺は天笠を焦らせ、サイドに動いて相手を空回りさせたいところ。そのためにも先手をとり、前半で明らかなリードを奪うことが必須となる。(原功)

天笠=1985年10月18日、群馬県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:26戦20勝(15KO)4敗2分。
渡辺=1989年2月3日、東京都出身。青木ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:19戦15勝(4KO)3敗1分。





■平成24年6月度月間賞(7月6日選考)
Updated on 2012/07/10

月間最優秀選手賞
 日本スーパーウエルター級新チャンピオン
 柴田 明雄 (ワタナベ)
 対象試合:6月2日「日本スーパーウエルター級タイトルマッチ」判定勝ち
 対戦相手:チャンピオン 中川 大資(帝拳)

月間敢闘賞
 日本フェザー級2位
 李 冽理 (横浜光)
 対象試合:6月11日「オープン8回戦」5RTKO勝ち
 対戦相手:竹中 良(三迫)

月間新鋭賞
 有川 俊男(川島)
 対象試合:6月28日「オープン6回戦」3RTKO勝ち
 対戦相手:藤中 周作(金子)

◆表彰式◆
 7月31日(火)於:後楽園ホール『東日本新人王予選』




[見どころ!] 7月16日(月=祝日) 春日部ウィングハット
Updated on 2012/07/09

<WBC世界フライ級タイトルマッチ>            
ソニー・ボーイ・ハロ対五十嵐俊幸
            

 馬力にまかせて強引な接近戦を仕掛け、ワイルドな左右でなぎ倒すボクシングを身上とするハロ。アテネ五輪に出場するなど洗練された技巧とスピードを誇るサウスポーの五十嵐。まったくタイプの異なる選手のカードだけに、序盤から激しい主導権争いが展開されそうだ。
 ハロは今年3月、長期政権を誇ったポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)から5度のダウンを奪って6回TKO勝ち、念願のベルトを手に入れた。過去2度の世界挑戦失敗を含め11年のプロキャリアで49戦34勝(24KO)10敗5分という戦績だけを見ると、一見与し易しと思えるかもしれない。10敗のうち7敗はKOによるもので、耐久面でも問題を抱えていると分析されるかもしれない。しかし、そうしたデータだけからハロを過小評価することは極めて危険だ。ポンサクレックをも倒し、5連続KO勝ちと勢いに乗っている現在の姿こそがハロの実体と考えるべきだろう。
 ポンサクレック戦のハロは左構えの相手に対しポンポンと軽く左を出して牽制し、機を見て思い切り踏み込んで左右を強振。近距離では下から突く右アッパーも繰り出していた。ポンサクレックが初回のダウンで冷静さを失い、足を忘れて中間距離でやりとりをすることになったことを割り引いて考えたとしても、ハロのかける圧力はひじょうに強いものがあったといえる。加えてパンチの軌道もタイミングも読みにくいため、相手は戸惑ってしまったようだ。
 五十嵐は足をつかいながらスピードのある右ジャブと左ストレートで勝負する洗練されたタイプといえる。09年以降は8連勝中で、昨秋の挑戦者決定戦でラフな好戦型ウィルベルト・ウイカブ(メキシコ)を捌いて大舞台に立つチャンスをつかんだ。パワーではハロに譲るものの、スピードとテクニックでは世界王者を凌駕している。
最近は相対的なレベルアップが顕著なだけに、大きな期待がかかる。
ベルトの持ち主がポンサクレックからハロに変わったことで多少の戸惑いはあったようだが、むしろウイカブ戦の経験が直接的に生きるのではないだろうか。
 試合はスタートから目の離せない攻防が展開されそうだ。馬力とフェイントで圧力をかけながら強引に飛び込むハロ。足をつかいながら右ジャブと左ストレートのカウンターで迎撃する挑戦者。攻撃偏重型で肉を切らせて骨を断つタイプのハロはガードが甘いが、網を張って待っている場合もあるので要注意といえる。五十嵐にとって特に前半は気の抜けない時間になりそうだ。
 どちらかの一方的な展開も考えられるが、振り分けが難しい拮抗したラウンドが続く可能性もある。まずは最初の3分間でハロと五十嵐がどんな出方をするのか、目を凝らして見たい。(原功)

ハロ=1982年3月24日、フィリピン出身。右ファイター型。戦績:49戦34勝(24KO)10敗5分。
五十嵐=1984年1月17日、秋田県出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:17戦15勝(10KO)1敗1分。






[見どころ!] 7月16日(月=祝日) 春日部ウィングハット
Updated on 2012/07/09

<WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>    
内山高志対マイケル・ファレナス
            

 内山は10年1月の戴冠試合を含めた世界戦5試合をすべて規定ラウンド内で終わらせている強打者。トータル戦績も18戦全勝(15KO)と完璧だ。近い将来にWBC王者の粟生隆寛(帝拳)との頂上決戦が期待されているだけに、ここは存在感を示す内容と結果が求められる。
 プロデビューから3年ほどはダウンを喫したり不用意に一発を浴びたりと生彩を欠く試合も散見されたが、世界戦5試合では集中力を保ったまま戦い終えている。わずかにV3戦で三浦隆司(横浜光⇒帝拳)の左を浴びて尻餅をついたシーンが窮地として思い出される程度だ。減量が少ないためかコンディション調整が巧みで、そのため試合での出来不出来の波がないのも強みだ。
 正確で強い左を突いて自分の距離をつくり、右ストレート、左フックに繋げる正統派のボクシングを身上としている。11回に左フック一発で暫定王者を屠った昨年大晦日のホルヘ・ソリス(メキシコ)戦を例に出すまでもなく、終盤でも破壊力のあるパンチを繰り出すことができる。
 今回の挑戦者ファレナスは41戦34勝(26KO)3敗3分1無効試合の戦績を残しているサウスポーの強打者だ。両ガードを比較的高い位置においた構えから右ジャブを飛ばし、左ストレート、接近してからはアッパーを交えた上下の連打で勝負するタイプといえる。
死角から突き上げる左右のショートは要注意だ。左と右というスタンスの違いはあるが、ファレナスもオーソドックスな攻撃パターンの選手といってよさそうだ。
 ダニエル・アッター(ガーナ/米)、フェルナンド・ベルトラン(メキシコ)といった著名どころには勝っているが、ジャッジ全員からの支持は得られなかった。世界に通用する力量があるのかどうか、大舞台で試されることになりそうだ。
 内山はサウスポーの三浦の左を浴びてダウンを喫しているだけに、相手のパンチの軌道や技量を見極めるまでは左を突きながら慎重を期すものと思われる。となるとギアをセカンドからトップに入れるのは中盤か。地元の声援が内山の背中を押すこともあり、今回も派手なKO劇が見られそうだ。期待のシーンは中盤から終盤にかけてか。(原功)

内山=1979年11月10日、埼玉県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:18戦全勝(15KO)。
ファレナス=1984年6月10日、フィリピン出身。左ボクサーファイター型。戦績:41戦34勝(26KO)3敗3分1無効試合。




[見どころ!] 7月9日(月) 後楽園ホール
Updated on 2012/07/07

<WBA女子世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>
天海ツナミ対山口直子


 天海の5度目の防衛戦。世界の舞台で日本人を挑戦者に迎えるのはV2戦の江畑佳代子(ワタナベ)、V3戦の藤本りえ(協栄)に続いて3度目のこと。総合力で勝る天海だが、山口の強打を侮ることはできない。
 天海は離れても接近しても戦える万能型のボクサーファイターといえる。間合いの取り方も巧みで、攻防のバランスもいい。不安があるとすれば昨年5月以来14ヵ月ぶりの実戦であるという点ぐらいだろう。
 挑戦者の山口はJBC公認後13戦11勝(11KO)2敗の戦績が示すとおりの強打者で、OPBF戦5度のほか昨年1月にはWBC王座挑戦の経験も持っている。被せるように打ち込む重い右と左フックを得意としている。
 スピードとテクニックで勝る天海が巧みに立ち位置を変えながら主導権を引き寄せるとみるが、山口の強打がすべての計画を破壊する可能性もある。序盤からスリリングな攻防が展開されそうだ。(原功)

天海=1984年8月13日、沖縄県出身。アルファジム所属。右ボクサーファイター型。JBC公認後の戦績:8戦全勝(3KO)。
山口=1978年4月25日、三重県出身。白井・具志堅ジム所属。右ボクサーファイター型。JBC公認後の戦績:13戦11勝(11KO)2敗。




[見どころ!] 7月8日(日) 横浜文化体育館
Updated on 2012/07/03

<日本ウェルター級タイトルマッチ>               
渡部あきのり対山川和風
             

 29戦25勝(23KO)4敗のサウスポーのファイター、渡部に対し、18戦11勝(2KO))6敗1分の右ボクサー型、山川。対照的な組み合わせだけに、序盤の主導権争いがカギを握る。
 渡部は強引に接近して左右のハードパンチを上下に叩きつける攻撃型の選手。4敗すべてがKO(TKO)によるものでも分かるように、打たれ脆さも併せ持っている。安定感という点では評価が定まらないが、今年3月の斎藤幸伸丸(輪島)戦では苦しい展開のなか11回にけりをつけるなど新たな一面も見せた。このところ4度のタイトル戦を含めて6連続KO勝ちと勢いを取り戻している。
 挑戦者の山川はこれが2度目のタイトル挑戦となる。09年12月の中川大資(帝拳)戦は途中までリードしながら失速。中川の追い上げを許したすえ最終10回で捕まってしまった。その後は2連勝を収めたが、直近の試合では斎藤に8回判定負けを喫している。足をつかいながらスピードを生かしたボクシングをするタイプだが、
決め手に欠けるため接戦が多い。
 パワーと経験で勝る渡部が序盤で主導権を握るようだと中盤までの決着も考えられる。山川は被弾を最小限に留めて中盤以降の勝負に持ち込みたい。(原功)

渡部=1985年7月12日、埼玉県出身。協栄ジム所属。左ファイター型。戦績:29戦25勝(23KO)4敗。
山川=1983年3月12日、岐阜県出身。金子ジム所属。右ボクサー型。戦績:18戦11勝(2KO)6敗1分。





[見どころ!] 7月8日(日) 横浜文化体育館
Updated on 2012/07/03

<WBC世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>       
佐藤洋太対シルベスター・ロペス
             

 3月にスリヤン・ソー・ルンビサイ(タイ)を2度倒して判定勝ち、WBC世界スーパー・フライ級王者になった佐藤の初防衛戦。
「強いヤツと戦いたい」という佐藤の希望どおり、いきなり指名挑戦者を迎えることになった。
 佐藤は171センチの長身と179センチの恵まれたリーチを生かした右のボクサーファイター型。スピードのある左ジャブと足で試合の流れをつくり、折々で繰り出す右でポイントをピックアップしていくタイプだ。スリヤンから2度のダウンを奪ったことでも分かるようにパンチ力もある。特に距離が合ったときの右ストレートとインサイドから突くアッパーは破壊力がある。スリヤン戦では中盤以降に追い上げられたが耐え抜き、一定以上の耐久力があることを証明している。
 挑戦者のロペスは06年10月にプロ転向を果たした24歳。昨年11月のWBC挑戦者決定戦でオスカル・イバラ(メキシコ)に8回TKO勝ちを収めて1位の座を射止めた。安定感のある構えから強打を打ち込んでくる右のボクサーファイター型で、左は破壊力がある。右構えだが、オーソドックスに左ジャブから右ストレートで攻めるパターンと、右を突き出しておいて左フックに繋げるパターンを持っている。両ガードは比較的高い位置におき、ディフェンスに対する意識も高いようだ。過去に2度、相手国であるメキシコで戦った経験を持っており、23戦(19勝15KO3敗1分)の中身は濃い。
 佐藤はスピードと体格を生かして前半で流れに乗り、しっかりとポイントも稼いでおきたい。そのうえでロペスが出てきたところに右を合わすことができればKOチャンスも生まれるだろう。
 注意すべきはやはりロペスの左であろう。横から飛んでくるフックだけでなく、スリー・クォーター気味に突き上げてくるパンチは警戒が必要だ。総合力は互角だけに、両陣営の作戦も見ものといえる。(原功「)

佐藤=1984年4月1日、岩手県出身。協栄ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:27戦24勝(12KO)2敗1分。
ロペス=1987年10月26日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:23戦19勝(15KO)3敗1分。





[見どころ!] 7月7日(土) 後楽園ホール
Updated on 2012/07/03

<日本バンタム級タイトルマッチ>                     
岩佐亮佑対益田健太郎
               

 近い将来、世界に飛翔すると期待を集めている日本王者、岩佐のV2戦。スイッチ・ヒッターの益田を迎え、どんな試合を見せるのか注目される。
 岩佐は高校時代に数々のタイトルを獲得後、08年8月にプロ転向。
4年間で12戦11勝(8KO)1敗と、まずは順調な歩みをみせている。唯一の敗北は昨年3月、山中慎介(帝拳)に10回TKO負けを喫したものだが、その8ヵ月後に山中が世界王座を獲得したことを考えると、岩佐の株を下げる敗北ではなかったといえる。その後は3連勝(2KO)と調子を戻している。日本王座は昨年11月、ゼロフィット・ジェロッピ瑞山(千里馬神戸)との決定戦で判定勝ちを収めて獲得。今年3月の初防衛戦では村井勇希(グリーンツダ)を初回、左ストレート一発で退けた。スピード、パワー、テクニックを兼備したサウスポーの万能型で、これに経験が加われば次のステージが見えてくる。
 挑戦者の益田は06年7月にプロデビューした29歳。ルーキー時代は何度か挫折を経験したが、10年以降は8戦7勝(2KO)と好調だ。益田の最大の特徴は構えを左右にスイッチしながら戦うことで、相手にとってはやりにくいタイプといえる。最近の6戦中5試合で8ラウンド以上を戦い抜くなどスタミナにも自信を増しているものと思われる。
 スピード、パワー、テクニックなど総合力で勝る岩佐有利は動かしがたい。右のリードパンチが機能すればKO防衛も見えてくる。益田は序盤でかき回し、22歳の王者を慌てさせたいところ。挑戦者が前半をリードして中盤に入るようだと試合は盛り上がりそうだ。(原功)

岩佐=1989年12月26日、千葉県出身。セレス小林ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:12戦11勝(8KO)1敗。
益田=1983年1月29日、鹿児島県出身。新日本木村ジム所属。左右スイッチのボクサーファイター型。戦績:19戦14勝(8KO)5敗。




[見どころ!] 6月29日(金) 後楽園ホール
Updated on 2012/06/26

<日本スーパー・ライト級タイトルマッチ>
岩渕真也対小澤剛


 4ヵ月前、和宇慶勇二(ワタナベ)を7回に斬って落とし戴冠を果たした岩渕の初防衛戦。KO率7割超の強打が今回も炸裂するか。
 21戦18勝(15KO)3敗の戦績が示すとおり、岩渕は好戦的なサウスポーのボクサーファイターだ。アプローチの仕方は必ずしも洗練されているとはいえないが、距離と角度が合うと持ち前のパワーは最大限に生かされる。パンチは左右とも強く荒々しい。攻撃に逸るあまりボクシングが雑になり相手に付け込まれるケースがあるが、そのあたりが今後の課題といえよう。
 挑戦者の小澤も積極的に打撃戦を仕掛けて出る右ファイターだが、
パンチの切れ、パワーといった点で物足りなさがある。3年近くKO勝利から遠ざかっており、決め手という点では王者に遠く及ばない。ただし、このところ引き分けを挟んで5連勝と乗っており、その勢いを軽視することは危険だ。
 ともに攻撃重視の好戦派だが、得意とする距離は岩渕がミドルレンジ、小澤がショートレンジと異なる。岩渕は足と右ジャブで自分の射程を保ちながら機を見て一気に攻め落とそうとすることだろう。
この圧力に屈せずに小澤が懐に潜り込んで描き回し、もつれたまま終盤勝負に持ち込めれば面白いが、そう簡単なこととは思えない。
 岩渕の強打に対し、小澤がどこまで粘れるかが最大の焦点といえそうだ。(原功)

岩渕=1985年7月16日、埼玉県出身。草加有沢ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:21戦18勝(15KO)3敗。
小澤=1985年4月21日、埼玉県出身。エイティーン鴻巣ジム所属。
   右ファイター型。戦績:17戦13勝(2KO)3敗1分。





[見どころ!] 6月11日(月) 後楽園ホール
Updated on 2012/06/06

<日本ミドル級タイトルマッチ>
湯場忠志対氏家福太郎


 湯場は2月にカルロス・リナレス(帝拳)との激闘を7回KOで制して戴冠。2000年のライト級、02年のスーパー・ライト級、05年のウェルター級に続き、日本初の国内王座4階級制覇を成し遂げた。チャンピオン・カーニバルのMVPも受賞し、気分よく初防衛戦に臨むことだろう。
 183センチと大柄な湯場は、もともとは足をつかいながら相手を捌いて戦うスタイルを得意としていたが、階級と年齢が上がるにつれて果敢に打ち合うタイプに変貌。そのため近年はリスキーな試合が続いている。08年以降に11戦こなしているが、8勝のうち7KO勝ち、3敗のうち2KO負けと、KO決着が目立つ。そんななかでも先のリナレス戦で示したように巧みな戦術と勝負勘は衰えていない。経験の賜物といえるだろう。この試合をクリアするとスーパー・ウェルター級で5階級制覇に挑むプランが前進する可能性があるだけに、つまずきは許されない。
ちなみに湯場の通算のKO勝利数は30まで伸びており、国内史上7位につけている。6位の32(龍反町)、5位の33(金子繁治)、3位の35(関光徳、中村金雄)、2位の36(海老原博幸)も射程にとらえているだけに、KO記録の面でも要注目だ。
 挑戦者の氏家はこれが4度目の王座挑戦となる。こちらは身長では湯場よりも7センチ劣るが、ナチュラルなミドル級だ。変則的な間合いから機を見て飛び込み、パワフルな左右を叩きつける。噛み合わせが甘いと淡白な攻防になる傾向があるが、ツボにはまったときの爆発力は要注意といえる。
 氏家が11年に日本王座、OPBF王座への挑戦で連続KO負けを喫していることもあり、湯場の優位性は揺るがないところだ。巧みなボクシングでペースを握り、徐々に追い込んでいく可能性が高い。氏家とすれば早い段階でかき回し、湯場に的を絞らせないボクシングをしたいところだ。王者有利は当然だが、湯場の耐久力を考えると波瀾の可能性も十分にある。(原功)

湯場=1977年1月19日、宮崎県出身。都城レオスポーツ所属。左ボクサーファイター型。戦績:49戦40勝(30KO)7敗2分。
氏家=1980年12月18日、東京都出身。新日本木村ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:27戦17勝(11KO)9敗1分。





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