ボクシングニュース

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[見どころ!] 12月21日(金) 後楽園ホール
Updated on 2012/12/20

<日本ウェルター級王座決定戦>
高山樹延対斉藤幸伸丸
                    

 OPBF王座との2冠王者だった渡部あきのり(協栄)が返上した日本王座の決定戦。どちらが勝っても初戴冠となる。
 2位の高山は08年度の全日本ウェルター級新人王で、戦績は17戦16勝(7KO)1敗と高い勝率を誇る。右のボクサーファイター型だが、体で押し込む割りには決め手に欠ける傾向がある。
 一方の斉藤は3位にランクされる33歳のベテラン。01年のデビューながら途中で2年のブランクがあるため、試合数は23(18勝10KO4敗1分)と決して多くはない。09年に日本王座、今年3月には渡部に挑戦した経験を持つが、ともに途中まではほぼ互角と健闘したものの終盤TKO負けに退いている。中盤以降の戦い方、詰めに課題を残しているといえる。
 総合的な戦力に大きな差は認められないが、経験値で勝る斉藤がやや有利か。147ポンド(約66.6キロ)と比較的重いクラスだけに
KOの可能性もあるが、そう簡単に決着がつくとも思えない。勝負は中盤から終盤までもつれるのではないだろうか。(原功)

高山=1985年12月9日、秋田県出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦16勝(7KO)1敗。
斉藤=1979年2月15日、北海道出身。輪島ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦18勝(10KO)4敗1分。







[見どころ!] 12月21日(金) 後楽園ホール
Updated on 2012/12/17

<日本フェザー級タイトルマッチ>            
天笠尚対脇本雅行
                 

 長身のパンチャー、天笠の3度目の防衛戦。1位の挑戦者を相手に持ち味を発揮することができるか。
 天笠はちょうど1年前、鈴木徹(大橋)との王座決定戦を5回TKOで制して戴冠を果たした27歳。27戦21勝(15KO)4敗2分という高いKO率と、179センチの長身が最大の特徴といえる。しかし、体格を生かしたアウトボクサーではなく、近距離でコンパクトな左右を振り抜く攻撃型で、相手にとっては極めて危険なタイプといえる。細身ながら耐久力にも優れている。
 天笠ほどではないものの挑戦者の脇本も173センチと長身だ。こちらはサウスポーというアドバンテージがある。関西がホームだが、今年2月には後楽園ホールのリングも経験している。当時無敗だった竹中良(三迫)からダウンを奪って7回負傷判定勝ちを収めている。右アッパーや右フック、左ストレートに光るものがある。
 体格、攻撃力、経験値などで勝る天笠有利は動かしがたい。挑戦者が天笠のスタイルに戸惑い対応に時間がかかるようだと中盤を待たずに勝負が決する可能性もある。脇本は左構えの利点を生かして動きながら出入りを狙い、勝機を探ることになりそうだ。(原功)

天笠=1985年10月18日、群馬県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:27戦21勝(15KO)4敗2分。
脇本=1988年11月21日、兵庫県出身。高砂ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:24戦20勝(7KO)3敗1分。




[見どころ!] 12月19日(水) 後楽園ホール
Updated on 2012/12/17

<OPBF東洋太平洋スーパー・フライ級王座決定戦>
江藤大喜対アーサー・ビジャヌエバ
      

 世界挑戦の決まった赤穂亮(横浜光)が返上した王座の決定戦。元世界V13王者、具志堅用高氏の秘蔵っ子、江藤が初戴冠を果たすことができるか注目される。
 江藤は07年8月にプロデビューした24歳。6戦目で1回KO負けの挫折を味わったが、それ以外は順調に白星を重ね、その数は10(7KO、1敗)になった。171センチの長身を生かしたスピーディーな右のボクサーファイター型で、左ジャブとワンツーは切れがある。今年は4月に世界挑戦経験者の冨山浩之介(ワタナベ)に6回TKO勝ち。7月には当時WBOの世界ランク上位に名を連ねていたイサック・ジュニア(インドネシア)に8回判定勝ちを収めるなど、ハードな路線を歩いてきた。
 ビジャヌエバは20戦全勝(12KO)の23歳。フィリピンを離れて戦うのは今回が初めてだが、2年前にはナショナル王座を獲得した実績を持っている。直近の試合では元世界ランカーのベテラン、プラムアンサック・ポースワン(タイ)に8回判定勝ちを収めるなど勢いがある。
 江藤はスピードのある左ジャブで探りを入れ、ワンツーに繋ぐボクシングで先手を取りたいところ。耐久面で不安を抱える江藤だが、前半で流れをつかむことができれば初のタイトルが見えてくる。(原功)

江藤=1988年2月8日、沖縄県出身。白井・具志堅ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:11戦10勝(7KO)1敗。
ビジャヌエバ=1989年1月20日、フィリピン出身。戦績:20戦全勝(12KO)。




[見どころ!] 12月18日(火) 後楽園ホール
Updated on 2012/12/17

<OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ>               
ロッキー・フェンテス対奈須勇樹
     

 WBA、WBCで世界ランク上位に名を連ねるフェンテスに奈須が挑む。6年前に大阪で判定負けを喫している奈須にとっては、雪辱戦であるとともに世界戦線に割って入るチャンスでもある。
 フェンテスは42戦(34勝20KO6敗2分)の経験を持っているが、まだ26歳と若い。フィリピンのミニマム級&フライ級国内王座を獲得した実績を持ち、OPBF戦などと合わせて13度の地域タイトルマッチを経験している。現王座は10年3月に大久保雅史(青木)から奪ったもので、池原繁尊(横浜光)、有富康人(松田)、向井寛史(六島)らを相手に5度の防衛を重ねている。160センチと大きくはないが、積極的に距離を詰めながら攻め込む好戦派だ。最近の5年間は14連勝(8KO)と勢いもある。
 タイトル初挑戦者の奈須も攻撃型の選手だ。29戦23勝(16KO)6敗と高いKO率を誇る。反面、6敗のうち4敗がKO(TKO)によるもので、打ち気に逸るあまり防御が甘くなる傾向もある。ちなみに06年10月のフェンテス戦は、97対94、96対94で二者がフェンテス、もうひとりは逆に96対94で奈須を支持するというスプリット・デシジョンだった。奈須にとっては6年ぶりの再戦がOPBF王座戦、しかも勝てば世界ランクも手に入るという願ってもないかたちとなった。
 ふたりとも打撃戦を好むだけに序盤からスリリングなパンチの交換が見られそうだ。長丁場の経験が乏しい奈須とすれば、早い段階で一度思い切った勝負をかけるのも手かもしれない。(原功)

フェンテス=1986年2月10日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:42戦34勝(20KO)6敗2分。
奈須=1982年8月24日、大阪府出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:29戦23勝(16KO)6敗。





[見どころ!] 12月17日(月) 後楽園ホール
Updated on 2012/12/17

<WBC女子世界アトム級タイトルマッチ>    
小関桃対花形冴美
          

 08年8月の戴冠後、4年超の期間に8度の防衛を重ねている小関のV9戦。4人目となる日本人挑戦者を退け、ベルトを保持したまま年を越すことができるか。
 小関はこの階級にしては162センチと長身で、サウスポーからテンポよくワンツーを放り込むボクサー型といえる。位置どりや間合いの取り方も巧みだ。JBC公認後だけでも8ラウンド以上を6度戦い、経験やスタミナの点でも問題がないことを証明している。
 挑戦者の花形はタイトル初挑戦となる。08年8月デビューの28歳で、戦績は10戦7勝(3KO)2敗1分。小柄な体ながら果敢に攻め込み、執拗なアタックを繰り返すタイプだ。小関とは対照的に6ラウンド以上をフルに戦いきったことは1度だけで、スタミナには未知の部分を残している。
 後半に不安を残す花形は序盤から積極的に飛ばして主導権を握り、王者の焦りや綻びを引き出したいところ。しかし、技術と経験で勝る小関を崩すのは容易ではなさそうだ。(原功)

小関=1982年7月31日、東京都出身。青木ジム所属。左ボクサー型。戦績:11戦10勝(3KO)1分。
花形=1984年10月28日、神奈川県出身。花形ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:10戦7勝(3KO)2敗1分。




■平成24年11月度月間賞(12月4日選考)
Updated on 2012/12/06

□月間最優秀選手賞
 OPBFウェルター級チャンピオン 渡部 あきのり (協栄)
 対象試合:11月19日「OPBFウェルター級タイトルマッチ」12R判定勝ち
 対戦相手:WBC世界同級1位 プラウェート・シンワンチャー(タイ)

□月間敢闘賞
 日本Sライト級4位 小原 佳太 (三迫)
 対象試合:11月14日「オープン10回戦」8RTKO勝ち
 対戦相手:日本Sライト級2位 外園 隼人(帝拳)

□月間新鋭賞
 齊藤 裕太 (北澤)
 対象試合:11月4日「東日本新人王決勝戦」1RKO勝ち
 対戦相手:山口 祥之(RK蒲田)

◆表彰式◆
 未定




12月10日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2012/12/03


<日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ>
大竹秀典対瀬藤幹人
               

 この8月に31歳で王座を獲得した大竹と、返り咲きを狙う33歳の元暫定王者の瀬藤。好戦的なタイプ同士ということで、派手な打撃戦が期待されている。
 大竹はキャリア前半にひとつの敗北と三つの引き分けがあるが、09年以降は10連勝(6KO)をマークしている。中島孝文(ドリーム)との王座決定戦では苦戦したものの競り勝ち、初のベルトを腰に巻いた。このクラスにしては172センチと長身だが、積極的に前に出る攻撃ボクシングで勝利を重ねてきた。
 挑戦者の瀬藤は昨年11月、玉越強平(千里馬神戸=現世界ランカー)に判定勝ちを収めて暫定王座を獲得。しかし3ヵ月後、負傷が癒えた正王者・芹江匡晋(伴流)に判定負けを喫し、在位は3ヵ月に終わった。以後、2連勝で返り咲きのチャンスをつかんだ。瀬藤も好戦的な右ボクサーファイターで、変則的な間合いと虚をつくパンチで勝利を積み上げてきた。44戦(33勝17KO9敗2敗)と試合数も多く、一定以上の耐久力も備えている。
 経験値では瀬藤が勝るが、最近の勢いや充実度では大竹が上だ。王座獲得の自信も背中を押すことだろう。積極的に先に仕掛けて出て早い時点での主導権掌握を狙うものと思われる。瀬藤は変則的な左右への動きで揺さぶりながら相手の懐に飛び込むことになりそうだ。試合は中盤から終盤にかけてヒートアップし、勝負は最後までもつれる可能性が高い。(原功)

大竹=1981年7月6日、福島県出身。金子ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:22戦18勝(9KO)1敗3分。
瀬藤=1979年11月4日、千葉県出身。協栄ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:44戦33勝(17KO)9敗2分。








[見どころ!] 12月1日(土) 後楽園ホール 
Updated on 2012/11/25

<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
金子大樹対加治木了太
           

 4年間で3引き分けを挟んで10連勝(7KO)中の金子と、最近の2年間で5連続KO勝ちの加治木。自信を深めている強打者同士の対決だけに、スリリングな攻防とKO決着が期待できそうだ。
 金子は今年5月、岡田誠一(大橋)の強打を巧みな足さばきと左ジャブで空転させたすえ8回に連打をまとめてストップ、念願の王座を獲得した24歳。そのセンスは早い時期から目立っていたが、なかなか素質に見合った結果が出せないジレンマを抱えていた。最近は経験と自信によって開眼、いまや世界を狙うホープとして位置づけられるまでになった。174センチの恵まれた体格を生かした右のボクサーファイター型で、中長距離から繰り出す右ストレートは破壊力もある。距離と角度をつくる足、お膳立てをする左ジャブも巧みだ。
 挑戦者の加治木は金子と同じ05年デビューの25歳。協栄ジム時代にはフェザー級の全日本新人王に輝いたこともあるが、その後は鈴木徹(横浜光⇒大橋)や李冽理(横浜光)に敗れるなど、歩みは必ずしも順風満帆というわけではなかった。3年前に大鵬ジムに移籍してホームを大阪におき、日本最上位に浮上してきた。この階級にしては166センチと小柄だが、積極的に距離を詰めて左右のフックで勝負する好戦派だ。金子が、かつて行く手を塞いできた横浜光ジム所属という点も加治木のモチベーションをかき立てる材料になっているかもしれない。
 最近の充実ぶりを見る限り金子に死角はないように感じられる。
足と左で挑戦者をコントロールし、タイムリーな右で仕留める可能性は決して低くはないと思われる。
加治木は強引に距離を詰めて王者を慌てさせたい。金子を下がらせる展開に持ち込み、防御の綻びを引き出すことができれば戴冠が見えてくる。
 いずれにしても中盤から終盤が勝負どころになりそうだ。(原功)

金子=1988年6月17日、愛知県出身。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦16勝(9KO)2敗3分。
加治木=1987年10月20日、兵庫県出身。大鵬ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:26戦20勝(14KO)6敗。




[見どころ!] 11月19日(月) 後楽園ホール
Updated on 2012/11/14

<OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ>
渡部あきのり対プラウェート・シンワンチャー
       

 WBCのウェルター級で世界31位にランクされる渡部が、同じWBCのスーパー・ライト級で世界3位に名を連ねるプラウェートと拳を交える。東洋太平洋タイトルの防衛戦というだけでなく、渡部にとっては世界進出を睨んだ大事な一戦といえる。
 渡部は30戦26勝(24KO)4敗の戦績が示すとおりの強打者。デビュー2戦目から15試合続けてKO勝ちを収め、連続KO勝利の日本タイ記録保持者としても知られる。サウスポー・スタンスから強引に距離を詰め、体を密着させて左右のフック、アッパーをまとめ打ちするファイター型だ。攻撃力がある反面、4敗すべてがKOによるものでも分かるように、ディフェンス面、耐久力の点で課題を抱えている。
 挑戦者のプラウェートは97年6月プロデビューの35歳。ルーキー時代には来日したこともあり、そのときは坂本博之(角海老宝石)に1回KO負けを喫している。その後は別人のような活躍ぶりで、15年のキャリアで53戦48勝(27KO)3敗2分という高い勝率を誇る。現在は18連勝(9KO)中だ。PABAタイトルやWBCインターナショナル・タイトル獲得の実績を持つほか、引き分けと判定負けに終わったものの07年には2度も国外で世界王座決定戦に出場している。プエルトリコ、ドイツでの世界戦のほか日本、韓国、インドネシアと国外での試合経験もあるのが強みだ。
 プラウェートもサウスポーの好戦型で、距離を詰めて左右のフック、アッパーを上下に打ち分けるファイターといえる。ホセ・ミゲール・コット(プエルトリコ)やホセ・アルファロ(ニカラグア)の強打にも耐え抜いたようにタフネスにも定評がある。
 サウスポーの攻撃型同士だけに、激しい打撃戦は必至と思われる。偵察戦もそこそこに早い時点で近距離でのパンチの交換に入る可能性が高い。渡部には体格と地元の利、プラウェートには経験というアドバンテージがあるが、そうしたデータが役に立つカードではなさそうだ。序盤でプラウェートの突進をしっかりと抑え、そのうえで出入りのボクシングができるようならば渡部の勝利が見えてくる。(原功)

渡部=1985年7月12日、埼玉県出身。協栄ジム所属。左ファイター型。戦績:30戦26勝(24KO)4敗。
プラウェート=1977年3月13日、タイ出身。左ファイター型。戦績:53戦48勝(27KO)3敗2分。





[見どころ!] 11月12日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2012/11/09

<WBA女子世界スーパー・フライ級タイトルマッチ> 
山口直子対フディス・ロドリゲス

 7月に天海ツナミ(アルファ)を判定で破り王座を獲得した山口の初防衛戦。豪快なKO防衛が期待される。
 14戦12勝(11KO)2敗というJBC認可後の戦績が示すとおり、山口は女子選手には珍しいハードパンチャーといえる。距離をつかんだときの右クロスや左フックの上下打ち分けなど、パンチの破壊力はずば抜けている。挑戦を含め5度のOPBF東洋太平洋戦、世界戦の舞台にも2度上がっており、経験値も高い。
 挑戦者のロドリゲスは9戦6勝(4KO)3敗と、こちらも比較的高いKO率を残している。直近の試合(暫定王座挑戦)で10回判定負けを喫しているが、それまでは3連続KO勝ちを記録していた。タフなファイターと伝えられる。
 好戦的なタイプ同士ということで、序盤から激しい主導権争いが展開されるものと思われる。山口の重量感溢れるボクシングに注目だ。
 アンダーカードのつのだのりこ対稲元真理の8回戦は、OPBF女子東洋太平洋スーパー・フライ級王座決定戦。キックボクシング出身の42歳、2戦2KO勝ちのつのだに対し、稲元は9戦4勝5敗の37歳。ママさん対決にも要注目だ。(原功)

山口=1978年4月25日、三重県出身。白井・具志堅ジム所属。右ファイター型。戦績:14戦12勝(11KO)2敗。
ロドリゲス=1982年1月20日、メキシコ出身。右ファイター型。戦績:9戦6勝(4KO)3敗。

つのだ=1970年9月17日、東京都出身。白井・具志堅ジム所属。右ファイター型。戦績:2戦2勝(2KO)。
稲元=1974年10月10日、埼玉県出身。熊谷コサカジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:9戦4勝5敗。



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