ボクシングニュース



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[見どころ!] 3月26日(水) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/24

<WBA世界スーパー・フライ級王座決定戦>
デンカオセーン・カオウィチット対河野公平


 昨年12月、亀田大毅(亀田)との統一戦を前にした計量でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)が体重超過のため失格。試合に勝てば亀田が戴冠を果たせたが、ソリスが勝ったため王座は空位のまま現在に至った。その王座の決定戦である。
 暫定王者でもあるデンカオセーンは坂田健史(協栄)や亀田、名城信男(六島)らと対戦経験のある37歳のベテランで、元WBA世界フライ級王者でもある。今回は「暫定」の2文字のない文句なしの2階級制覇を狙ってのリングとなる。足掛け18年のキャリア、66戦62勝(26KO)3敗1分の豊富な経験を持つ37歳のベテランで、右のボクサーファイター型に属する。5年3ヵ月前にタフな坂田を右ショート一撃でKOしたようにパンチ力もあるが、最近は巧みな試合運びで勝負するようになっている。特に相手の攻撃を寸断するクリンチワークは巧妙だ。
 一方のソリスの前の王者でもある河野は、この試合で10ヵ月ぶりの王座奪回を狙う。10年から11年にかけて3連敗というどん底を経験しているが、その後はソリスに惜敗した以外は4勝(3KO)と復調している。以前と比べるとパンチの正確さと破壊力が増したため、大事な場面でダメージを与えたり貴重なダウンを奪えるようになった。そこから来る自信も大きいはずだ。
 スタミナと手数で勝る河野が序盤から攻勢をかけ、デンカオセーンが効率的に迎撃する展開が予想される。河野が前半から主導権を奪うことができればそのまま押し切ってしまうことも考えられるが、攻めあぐねるようだと勝負はもつれそうだ。(原功)

デンカオセーン=1976年8月23日、タイ出身。右ボクサーファイター型。戦績:66戦62勝(26KO)3敗1分。
河野=1980年11月23日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ファイター型。戦績:37戦29勝(12KO)8敗。




[見どころ!] 3月25日(火) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/19

<東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ> 
岩佐亮佑対リチャード・プミクピック


 昨年12月に椎野大輝(三迫)を5回TKOで屠り、日本(返上)に次いで東洋太平洋の王座を手に入れた岩佐の初防衛戦。椎野戦で久しぶりに中身の濃い試合を披露したWBC1位の岩佐にとっては、世界挑戦に向けたアピールが必要となる試合だ。
 サウスポーの岩佐はスピードと独特の間合いや角度から繰り出す強打が売りの俊才だが、ここ数戦はストレスが溜まるような拙戦が続いていた。停滞していたといっても過言ではないだろう。しかし、先の椎野戦では足とリードパンチを駆使して試合を組み立て、最後は切り札の左ストレートで仕留めるなど改めて非凡さを印象づけたものだ。
 挑戦者のプミクピックは岩佐と同じ08年のプロデビューで、ここまで21戦14勝(4KO)5敗2分の戦績を残している。フィリピンのナショナル王座やWBCのユース王座を獲得した実績を持っており、昨年2月には戸部洋平(三迫)との8回戦で引き分けてもいる。バッティングで2度の減点を受けながらのドローだった。体ごと左右のパンチを叩きつけてくる好戦的なタイプだ。
 プミクピックが前進し、岩佐が適度に足をつかいながらカウンターで応戦するパターンが予想される。総合力では岩佐が明らかに上を行くが、以前のように攻防に迷いが出ると混戦になる可能性も捨てきれない。椎野戦で見せた復調ぶりが本物かどうか、試される試合といえる。(原功)

岩佐=1989年12月26日、千葉県出身。セレスジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:17戦16勝(10KO)1敗。
プミクピック=1990年5月9日、フィリピン出身。右ファイター型。戦績:21戦14勝(4KO)5敗2分。




[見どころ!] 3月24日(月) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/19

<東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ> 
天笠尚対ビンビン・ルフィーノ
 

 天笠は昨年10月、3年前に苦杯を喫した李冽理(横浜光)に12回判定勝ちで雪辱、同時に東洋太平洋王座を獲得した。1位のルフィーノを迎え、これが初防衛戦となる。
 天笠はフェザー級では飛び抜けた179センチの長身選手だが、左右の腕をコンパクトに折りたたんで中近距離での打撃戦を好むタイプといえる。11年12月に日本王座を獲得した試合までは25戦19勝(15KO)と高いKO率をマークしていたほどだ。直近の6戦は相手のレベルが上がり、加えて研究されてきたこともあり6勝のうち1KOだが、左右ともにパンチ力はある。反面、ややラフなところがあるため、そこを突かれることもある。そのあたりが課題といえよう。
 挑戦者のルフィーノは52戦のキャリアを持つ32歳のベテラン・サウスポーで、過去に14もの地域王座戦を経験している。日本のリングでも3度戦っており、2KO勝ち1判定負けという戦績を残している。この敗北は10年3月、松田直樹(帝拳)との東洋太平洋フェザー級王座決定戦で喫したもの。この試合、ルフィーノは先制のダウンを奪ったものの自身も3度のダウンを喫して僅差の判定負けに退いている。左を中心にダイナミックな攻撃を仕掛ける好戦派だが、防御には甘さがある。松田戦後は10戦6勝(3KO)4敗だが、この2年は4連勝(2KO)と復調している。
 体格で勝る天笠が先手をとって攻めることができれば防衛が見えてくるが、左構えから攻め込んでくるルフィーノのスタイルとスピードに戸惑うようだと黄色信号が点滅することになりそうだ。
 現在、天笠はフェザー級のWBC11位、IBF8位、WBO11位にランクされており、ルフィーノもIBFで14位に名を連ねている。世界ランカー同士の対決としても興味深いカードといえる。(原功)

天笠=1985年10月18日、群馬県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:31戦25勝(16KO)4敗2分。
ルフィーノ=1981年10月7日、フィリピン出身。左ボクサーファイター型。戦績:52戦34勝(16KO)15敗3分。





[見どころ!] 3月24日(月) 後楽園ホール 
Updated on 2014/03/19

<日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ>  
大竹秀典対中嶋孝文
           

 大竹の4度目の防衛戦。「最強後楽園」の覇者、中嶋を相手に存在感を示すことができるか。
 この両者は12年8月に日本王座の決定戦で対戦し、大竹が2対1の小差判定勝ちを収めて現在の王座を手にしている。スタートは中嶋が優勢だったが、中盤から大竹がペースを上げ、圧力をかけ続けて挽回するという展開だった。その後、大竹は3度の防衛を重ね、
現在はIBFで世界3位、WBOで15位の位置につけている。体幹の強さと手数の多さに定評のある右のボクサーファイター型だ。
 雪辱と戴冠を同時に狙う中島は昨年10月の「最強後楽園」決勝で元日本暫定王者の瀬藤幹人(協栄)を倒し、勢いを増している。2年前は先手をとりながら途中からペースダウンしただけに、先行したうえで差を広げながら逃げ切りたいところだ。
 ともに手の内は分かっているだけに、初戦にどれだけの上積みができるかが勝負を分けることになりそうだ。総合力が接近しているだけに、今回も接戦が予想される。(原功)

大竹=1981年7月6日、福島県出身。金子ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:25戦21勝(9KO)1敗3分。
中嶋=1984年6月21日、青森県出身。ドリームジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:29戦22勝(9KO)6敗1分




[見どころ!] 3月17日(月) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/14

<日本ウェルター級タイトルマッチ>      
高山樹延対鈴木哲也
 

 高山の3度目の防衛戦。元東洋太平洋&日本ミドル級王者の鈴木を相手にベルトを守れるか。
 高山は頑丈な肉体を利して相手にプレッシャーをかけ、中近距離で被せるような右や返しの左フックの上下打ち分けなどで攻め落とすファイター型だ。一発一発のパンチに切れはないが、馬力で押し込むタイプといえる。王座は12年12月に獲得し、13年は尹文鉉(ドリーム)、コブラ諏訪(ピューマ渡久地)にいずれも判定勝ち、2度の防衛を記録している。
 一方、挑戦者の鈴木は99年にプロデビューした15年選手で、40戦(29勝17KO11敗)という豊富な経験を誇る。08年〜10年には日本ミドル級王座に君臨した実績を持ち、さらにこの間、09年には東洋太平洋王座も獲得している。4年前に無冠になったが、その後は6戦4勝(2KO)2敗の戦績を収めている。サウスポーのボクサーファイター型で、粘り強く戦うタイプといえる。タイトル戦は今回が9度目となる。
 これまで馬力で押し込んできた高山だが、自分よりも大きなサウスポーが相手でも同じスタイルを貫くことができるかどうか。まずは、その点に注目したい。戸惑ったり躊躇したりするようだと勝負の行方は分からなくなりそうだ。前半から問題なく押し込むようだと防衛が見えてくる。(原功)

高山=1985年12月9日、秋田県出身。角海老宝石ジム所属。右ファイター型。戦績:20戦19勝(7KO)1敗。
鈴木=1982年4月4日、大阪府出身。六島ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:40戦29勝(17KO)11敗。




■平成26年2度月間賞(3月7日選考)
Updated on 2014/03/07

□月間最優秀選手賞 
 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオン 和氣 慎吾 (古口)
 対象試合:2月10日「OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ」2RKO勝ち
 対戦相手:同級12位 ジョビー・カツマタ (勝又)


□月間敢闘賞
 日本スーパーフェザー級新チャンピオン 内藤 律樹 (E&Jカシアス)
 対象試合:2月10日「日本スーパーフェザー級王座決定戦」8RTKO勝ち
 対戦相手:同級2位 松崎 博保 (協栄)

□月間新鋭賞
 久我 勇作 (ワタナベ)
 対象試合:2月28日「オープン8回戦」5RTKO勝ち
 対戦相手:日本スーパーバンタム級11位 岩ア 悠輝 (新開)

◆表彰式◆
 平成26年4月14日(月)於:後楽園ホール『ダイヤモンドグローブ』




[見どころ!] 3月11日(火) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/04

<東洋太平洋スーパー・ウェルター級王座決定戦>
沼田康司対下川原雄大
    

 チャーリー太田(八王子中屋)が返上して空位になった王座の決定戦。激しい主導権争いが展開されそうだ。
年齢は試合の3日後に32歳になる下川原が上だが、デビューは両者とも02年秋で試合数も29と数字の上では似たデータを持っている。しかし、21勝(16KO)7敗1分の沼田が右のファイター型なのに対し、19勝(6KO)8敗2分の下川原が中長距離で持ち味を発揮する右のボクサー型と、戦闘スタイルは好対照だ。身長も175センチの沼田に対し、下川原は183センチと大柄だ。
 ここまでの足跡も対照的といえる。沼田は08年に日本ウェルター級王座を獲得した実績を持ち、昨年6月にチャーリーの王座に挑戦した試合も含め5度のタイトルマッチを経験している。一方の下川原はこれがキャリア12年目にして初のタイトル戦となる。
 相手に圧力をかけて距離を潰し、中近距離で強打を叩きつけるタイプの沼田は当然のことながらインサイドに入ろうとするはず。下川原は恵まれた体格を生かしたロングレンジでの戦いで勝機を広げたいところだ。主導権をめぐり序盤から激しい攻防が繰り広げられそうだ。経験とパンチ力で勝る沼田に分があるとみるが、試合によってむらがあるだけに、予断は禁物といえる。(原功)

沼田=1984年5月11日、東京都出身。トクホン真闘ジム所属。右ファイター型。戦績:29戦21勝(16KO)7敗1分。
下川原=1982年3月14日、東京都出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサー型。戦績:29戦19勝(6KO)8敗2分。




[見どころ!] 3月4日(火) 後楽園ホール 
Updated on 2014/03/01

<日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ>    
湯場忠志対細川貴之
                   

 国内王座5階級制覇の実績を持つ湯場は、これが実に22度目のタイトル戦で、昨年8月に獲得した現王座は2度目の防衛戦となる。
 湯場と細川は11年1月に対戦したことがあり、そのときは湯場が77対75(二者)、79対75の3−0で8回判定勝ちを収めている。しかし、中盤までは変則的な細川の攻撃に戸惑いを見せるなど、決して楽な試合ではなかった。その後、湯場は2階級で王座を獲得するなど9戦7勝(4KO)2敗の数字を残している。
 一方、細川は湯場に敗れた7ヵ月後に淵上誠(八王子中屋)の持つ日本ミドル級王座に挑戦して6回TKO負け。昨年1月には柴田明雄(ワタナベ)の持つ日本スーパー・ウェルター級王座に挑んで8回TKO負けと、大事なところで壁にぶち当たっている。しかし、湯場戦後の9戦で喫した敗北はこのふたつだけで、残りの7戦ではすべて勝利を収めている(4KO)。
 ともにサウスポーだが、湯場が183センチの長身から左ストレートを打ち下ろす強打者であるのに対し、身長174センチの細川は低い姿勢で出入りして相手を幻惑するタイプといえる。3年前とはいえ8ラウンドにわたって手合わせしているだけに、互いの手の内は分かっているはず。地力と経験で勝る湯場が前回よりもはっきりとした差をつけて返り討ちにするのか。それとも後楽園ホールで7戦5敗2分の細川が一矢報いて初の王座を手にするのか。前半で挑戦者が主導権を握ると混戦になりそうだ。(原功)

湯場=1977年1月19日、宮崎県出身。都城レオスポーツ所属。左ボクサーファイター型。戦績:55戦45勝(32KO)8敗2分。
細川=1984年12月14日、大阪府出身。六島ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:37戦24勝(8KO)10敗3分。






[見どころ!] 3月4日(火) 後楽園ホール
Updated on 2014/03/01

<日本スーパー・ライト級王座決定戦>      
小竹雅元対岡田博喜
             

 次なるステージへの進出を狙う小原佳太(三迫)が返上した王座の決定戦。小原のジムメートでもある1位の小竹と、プロで7戦全KO勝ちの岡田が初の戴冠を狙って拳を交える。
 小竹は17戦9勝(5KO)7敗1分の戦績が示すように、勝ったり負けたりを繰り返しながら最上位に辿り着いた。サウスポーの技巧派タイプといえる。
一方の岡田はインターハイと国体を制するなどアマチュアで43戦35勝(16KO)8敗の戦績を残している。11年10月にプロ転向を果たしてからは7戦すべてを規定ラウンド内で終わらせている。
左ジャブを突きながら探りを入れ、切り札の右ストレートに繋げるオーソドックスな強打者といえる。プロでの試合数は小竹に劣るが、
直近の試合で8回まで戦った経験は大きい。
 サウスポー相手にも岡田の左ジャブが十分に機能するようだと、小竹は苦しくなる。その前に仕掛けて自分のペースに引きずり込んでおきたいところだ。(原功)

小竹=1986年9月26日、福島県出身。三迫ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:17戦9勝(5KO)7敗1分。
岡田=1989年12月7日、東京都出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:7戦全KO勝ち。




[見どころ!] 3月1日(土) 後楽園ホール
Updated on 2014/02/23

<東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ>
柴田明雄対中川大資
             

 ミドル級の東洋太平洋チャンピオンの柴田と、日本チャンピオンの中川が双方のタイトルをかけて拳を交える。両者は12年6月に対戦して柴田が判定勝ちを収めており、21ヵ月ぶりの再戦としても興味深いカードだ。
 柴田は正攻法の右ボクサーファイター型で、スピードを生かした中長距離での戦いを得意としている。序盤で流れを引き寄せるケースが多く、試合運びという点でも長けている。過去にスーパー・ウェルター級の東洋太平洋&日本タイトルを獲得した実績もあり、経験も十分といえる。ただ、昨年8月にロンドン五輪金メダリストの村田諒太(三迫)のプロデビュー戦の相手を務め、ダウンを喫して2回TKOで敗れており、そのショックが懸念されるところでもある。
 対する中川は元ウェルター級、スーパー・ウェルター級の国内王者で、昨年8月にはミドル級も制覇。35歳(現在は36歳)にして
3階級制覇を成し遂げている。その胡朋宏(横浜光)戦では右拳の甲を骨折するアクシデントに見舞われたが、現在は完治。こちらは
自信を深めて気分よくリベンジマッチに臨むことになる。中川は見るからに重量感のある右を中心に強打を叩きつけるパワーヒッターといえる。エンジンのかかりが遅い傾向があるが、胡戦では序盤から仕掛けて攻略している。
 21ヵ月前の初戦は小差の判定勝負だったが、10ラウンドをフルに戦ったことで互いのデータはインプットされたはず。近況は中川が勝るが、柴田が村田戦のショックを払拭していれば今回も重量級らしい迫力ある好勝負が期待できそうだ。(原功)

柴田=1981年11月19日、神奈川県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:30戦21勝(9KO)8敗1分。
中川=1977年10月8日、東京都出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:27戦22勝(17KO)3敗2分。



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