ボクシングニュース



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[見どころ!] 12月31日(火) 大田区総合体育館
Updated on 2013/12/19

<WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
内山高志対金子大樹
     

 10年1月に王座を獲得した内山は在位約4年、これが8度目の防衛戦となる。日本人を挑戦者に迎えるのは11年1月のV3戦、三浦隆司(当時は横浜光ジム、現在は帝拳ジム)以来2度目のことになる。内山が貫録を見せつけるのか、それとも若く勢いのある金子が新しい時代の扉を開くのか。
 内山は5月のV7戦では無敗のハイデル・パーラ(ベネズエラ)を左ボディブロー一撃で悶絶させ、改めて強打と卓越したテクニックを印象づけたものだ。11月で34歳になったが、肉体的なダメージは少なく衰えも感じられない。今回の試合に関しても急激な戦力ダウンはないとみていいだろう。テンポの速い左ジャブで探りを入れて間合いを計り、決め手となる右ストレートを打ち込む必勝パターンを持っているのが強みだ。パーラ戦がそうだったように、状況に応じて上下に打ち分ける左フックも破壊力がある。
 そんな王者と単純比較した場合、挑戦者の金子が実績面で大きく見劣りすることは否めない。1年半前に獲得した日本タイトルは4連続KO防衛しているが、世界レベルでみた場合の強豪とは一度も手合わせしたことがないのだ。しかし、だから通用しないと考えるのは早計だ。王者を4センチ上回る175センチの長身から繰り出す左は鋭く、好機に打ち込む右は破壊力もある。なによりも08年から5年間に引き分けを挟んで13連勝(10KO)、目下6連続KO勝ちと勢いがある。要は、その金子の勢いと技術、強打が世界に通用するかどうかというカードなのだ。
 ともに左ジャブを起点にしてボクシングを組み立てるタイプだけに、まずはリードパンチの突き合いが焦点になりそうだ。ここで内山があっさりと制するようだと、勝負は中盤を待たずに決するかもしれない。逆に金子が差し勝つと勝負はもつれる可能性が出てくる。日本人対決は序盤から目の離せない緊迫した展開になりそうだ。(原功)

内山=1979年11月10日、埼玉県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦20勝(17KO)1分。
金子=1988年6月17日、愛知県出身。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦19勝(12KO)2敗3分。




[見どころ!] 12月31日(火) 大田区総合体育館 
Updated on 2013/12/19

<WBC世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ> 
三浦隆司対ダンテ・ハルドン


 今年4月、ガマリエル・ディアス(メキシコ)から4度のダウンを奪って王座を獲得した三浦は、8月には初防衛戦でメキシコのカンクンに遠征。強打を売りにするセルヒオ・トンプソン(メキシコ)とダウン応酬の激闘を展開し、堂々の判定勝ちを収めている。実績だけでなく自信を深めて2度目の防衛戦に臨む。「クレイジー」の異名を持つ強打者ハルドンを相手に、今度も激しいパンチの交換が予想される。
 三浦の特徴は「ボンバー・レフト」と称される左の強打にある。サウスポーから繰り出す左は顔面へのストレート、ボディへのフック、アッパーともパワフルだ。4月と8月、2度の世界戦で合計6度のダウンを奪っており、相手に与える脅威や警戒心という点でも大きなものがあるはずだ。課題とされるディフェンスに不安は残るが「相手もパンチがあるので右のガードを下げないように気をつける」と三浦は話している。
 挑戦者のハルドンは27戦24勝(20KO)3敗の戦績が示すとおりの強打者で、距離ときっかけをつかむと一気に乱打で襲い掛かる獰猛なタイプだ。三浦は「特に右には気をつけたい」と警戒している。反面、2年前に玉越強平(千里馬神戸)に4度のダウンを喫して3回TKO負けをしているように、決して打たれ強いタイプではなさそうだ。
 ともにこのクラスを代表する強打の持ち主だけに、ジャッジ不要の勝負になる公算が高い。三浦の左ストレート、左フックが勝るのか、それともハルドンの右と連打が凌駕するのか。歯車が噛み合えば前半決着の可能性もありそうだ。(原功)

三浦=1984年5月14日、秋田県出身。帝拳ジム所属。左ファイター型。戦績:30戦26勝(19KO)2敗2分。
ハルドン=1988年1月7日、メキシコ出身。右ファイター型。戦績:27戦24勝(20KO)3敗。






[見どころ!] 12月10日(火) 後楽園ホール
Updated on 2013/12/09

<東洋太平洋スーパー・ミドル級王座決定戦>
清田祐三対松本晋太郎


 清田は7月にドイツでWBO王者ロバート・スティーグリッツ(露/独)に挑戦して10回TKO負けを喫したが、その試合を前に東洋太平洋王座を返上している。今回は再起戦であると同時に、自らが手放したベルトの奪還を狙っての試合となる。
 清田は28戦23勝(21KO)4敗1分の戦績が示すとおりの強打者で、近年は左ジャブを突いた丁寧な試合づくりもできるようになった。松本には昨年3月に7回TKO勝ちを収めており、これが1年9ヵ月ぶりの再戦となる。その松本は清田戦後に3連続KO(TKO)勝ちを収めるなど復調していたが、直近の試合ではニュージーランド遠征で5回TKO負けを喫している。ともに再起戦だが、ここは実績と総合力で勝る清田有利は動かない。打たれ脆さもある清田だけに、松本にもチャンスはありそうだ。(原功)

清田=1983年10月10日、北海道出身。フラッシュ赤羽ジム所属。
   右ボクサーファイター型。戦績:28戦23勝(21KO)4敗1分。
松本=1985年2月17日、新潟県出身。ヨネクラジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:13戦10勝(8KO)3敗。




[見どころ!] 12月10日(火) 後楽園ホール
Updated on 2013/12/09

<日本フライ級タイトルマッチ>
粉川拓也 対 村中優


 粉川の4度目の防衛戦。今回はWBAで8位にランクされる村中を迎える。
 粉川は2年前にタイで世界挑戦を試みたが失敗。しかし、その後は5連勝と調子を取り戻している。直近の3試合は規定ラウンド内で終わらせている。変則的でスピーディーな動きから手数を出して勝負するタイプといえる。
 対する村中は中間距離で巧みにパンチを上下に打ち分ける右のボクサーファイター型。07年以降は引き分けを挟んで11連勝(3KO)と勢いがある。ずば抜けたものはないが、穴も少ない選手といえる。
 スピードと手数で勝る粉川が足をつかいながら距離をとり、それを村中が追いかける展開が予想される。村中は王者のボディを攻めたいが、そのためには工夫が必要になりそうだ。(原功)

粉川=1985年4月5日、東京都出身。宮田ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦22勝(13KO)2敗。
村中=1985年6月12日、鹿児島県出身。フラッシュ赤羽ジム所属。
   右ボクサーファイター型。戦績:21戦18勝(5KO)2敗1分。




■平成25年11度月間賞(12月9日選考)
Updated on 2013/12/09

□月間最優秀選手賞 
日本ヘビー級チャンピオン 藤本 京太郎(角海老宝石)
対象試合:11月25日「日本ヘビー級タイトルマッチ」10R判定勝ち
対戦相手:同級3位 竹原 虎辰(緑)

□月間敢闘賞
上林 巨人(竹原&畑山)

対象試合:11月18日「オープン8回戦」8R判定勝ち
対戦相手:マーク・ジョン・ヤップ(比国)

□月間新鋭賞
阪下 優友(角海老宝石)
対象試合:11月26日「オープン8回戦」2RTKO勝ち
対戦相手:日本フライ級11位 福本 雄基(三迫)

◆表彰式◆
平成26年1月11日(土)於:後楽園ホール『角海老ボクシング』




[見どころ!] 12月9日(月) 後楽園ホール
Updated on 2013/12/06

<日本スーパー・ライト級タイトルマッチ>
小原佳太対蓮沼テツヤ


 小原の2度目の防衛戦。今年になってランクインしてきた蓮沼が相手だけに落とせない試合だ。
 小原は179センチの長身から左ジャブを突いてセット、決め手となる右に繋げるボクシングを身上としている。中長距離での戦いを得意とするが、近距離では肘を折りたたんだ鋭角的なパンチもある。
2度の戴冠試合と初防衛戦を含め7連続KO勝ちと勢いもある。
 挑戦者の蓮沼は今年3月、当時は日本2位にランクされていた小原と同門の小竹雅元に8回判定勝ちを収めた。連敗を2で止めただけでなく、一気にランクインを果たした。以来9ヵ月、自身が2位に名を連ねるまでになった。34歳の誕生日当日に初のタイトル挑戦となる。粘り強く戦うタイプだが、総合的な戦力では王者が一枚も二枚も上と思われる。
 蓮沼とすれば小原が左でリズムを刻む前に大きな仕掛けをしたいところ。先手をとって小原に圧力をかけるような展開に持ち込めれば勝機が広がるだろう。(原功)

小原=1986年11月12日、岩手県出身。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:10戦9勝(8KO)1敗。
蓮沼=1979年12月9日、埼玉県出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:14戦7勝(3KO)4敗3分。







[見どころ!]12月6日(金) 両国国技館
Updated on 2013/12/02

<WBC世界フライ級タイトルマッチ>     
八重樫東対エドガル・ソーサ


 今年4月、五十嵐俊幸(帝拳)を破って2階級制覇を成し遂げた八重樫のV2戦。かつてライト・フライ級で10度の防衛を記録した指名挑戦者ソーサを相手にベルトを死守することができるのか。
 八重樫はスピードと強打を兼ね備えた右のボクサーファイター型だが、近年は好戦的なスタイルを選択するケースが目立つ。試合はエキサイティングだが、高いリスクもともなう。8月の初防衛戦では相手が強打者ということもあり久しぶりに出入りのボクシングをみせたが、本人も周囲も必ずしも満足のいく内容とはいかなかった。
 挑戦者のソーサは13年のキャリアを誇る34歳のベテランで、八重樫の2.5倍以上、56戦(49勝29KO7敗)の試合経験を積んでいる。無冠時代の亀田興毅(亀田)と試合が組まれたこともあったが、のちに破談になったため日本のリングに上がるのは今回が初めてとなる。出入りをしながら好機にパンチをまとめるタイプだが、左フックを中心にパワーもある。日本人とはメキシコで5度対戦して全勝(3KO)と自信も持っている。指名挑戦権を有しながらも、今年に入ってからウリセス・ソリス(メキシコ)、ジョバンニ・セグラ(メキシコ)という危険な元世界王者と対戦。ソリスには左フック一発でKO勝ち、セグラには12回判定勝ちを収めている。
ともに出入りのボクシングもできれば打ち合いもこなす幅の広さを持ち併せているだけに、まずは序盤の先手争いとともに戦法の選択に注目したい。ラウンドを重ねるごとに攻防の激しさを増していく試合になりそうだ。(原功)

八重樫=1983年2月25日、岩手県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦18勝(9KO)3敗。
ソーサ=1979年8月23日、メキシコ出身。右ボクサーファイター型。戦績:56戦49勝(29KO)7敗。




[見どころ!] 12月6日(金) 両国国技館
Updated on 2013/12/02

<東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ>  
椎野大輝対岩佐亮佑
          

 かたちの上では元日本王者の岩佐が椎野の東洋太平洋王座に挑むわけだが、世界ランクでは岩佐がWBC1位と格の点では上を行っている。椎野もWBCで9位に名を連ねているだけに、世界先陣争いとしても注目度の高いカードといえる。
 椎野は適度に足をつかいながら左ジャブで探りを入れ、好機には一気にラッシュをかける右のボクサーファイター型で、12戦10勝(9KO)2敗と攻撃力には自信を持っている。6月の戴冠試合では右のカウンター一撃でKO勝ちを収めている。この右が岩佐戦でも機能するかどうか。
 岩佐はサウスポーのボクサーファイター型で、スピードと独創的なボクシング、強打に定評がある。11年3月には現WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)を相手にあわやという場面もつくり出したことがある(10回TKO負け)。その後は7連勝(3KO)と白星を重ねているが、直近の2試合は生彩を欠いている。「強い相手と緊張感をもって戦いたい」という本人の希望で椎野戦が実現した経緯がある。
 「サウスポーは苦手」と公言する椎野だが、いざ試合となればそんなことは言っていられないはず。後手に回って岩佐を調子づかせると苦しいだけに、先手をとるための工夫が求められる。このところ生きの良さが失せていた岩佐としても早い段階で主導権を握ることは勝利のための絶対条件といえる。スタートから激しいペース争いが展開されそうだ。(原功)

椎野=1986年7月27日、茨城県出身。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:12戦10勝(9KO)2敗。
岩佐=1989年12月26日、千葉県出身。セレスジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:16戦15勝(9KO)1敗。




[見どころ!] 12月6日(金) 両国国技館
Updated on 2013/12/02

<東洋太平洋ライト・フライ級王座決定戦> 
井上尚弥対ヘルソン・マンシオ


 8月にプロ4戦目で日本王座を獲得した井上が、そのベルトを返上して東洋太平洋王座決定戦に臨む。勝てば日本に続く史上最速タイの5戦目での東洋太平洋王座獲得となる。
 井上は昨年10月にプロデビューした20歳の俊英。スピード、パワー、テクニック、頭脳を兼備した万能型の選手で、不足しているものは経験ぐらいという天才だ。8月の田口良一(ワタナベ)との試合で10回をフルに戦い切り、ある程度の耐久力とスタミナもテスト済みといえる。
 対するマンシオは井上の6倍の試合数(24戦18勝9KO3敗3分)を誇る26歳。2年前に宮崎亮(井岡)に4回KO負け、昨年3月に戎岡淳一(明石)に8回判定負けを喫しているが、左ジャブから連携する右は切れがあるだけに侮れない。
 しかし、いまの井上の勢いと充実度を考えると、取りこぼしはないとみていだろう。世界前哨戦という重圧のかかる試合だが、足を止めずに緩急をつけた押し引きのボクシングをすれば自然にKOチャンスが転がり込むのではないだろうか。(原功)

井上=1993年4月10日、神奈川県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:4戦全勝(3KO)。
マンシオ=1987年9月3日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:24戦18勝(9KO)3敗3分。





[見どころ!] 12月7日(土) 後楽園ホール
Updated on 2013/12/02

<東洋太平洋ウェルター級王座決定戦> 
亀海喜寛対ティム・ハント
            

 渡部あきのり(野口)が返上した王座の決定戦。6月に世界ランカー対決で初黒星を喫した亀海にとっては大事な再起戦でもある。
 亀海は巧みなブロックを主体としたディフェンスと、22勝のうち19KOという強打が売りの右のボクサーファイター。昨年から世界を照準に挑戦の準備に入ったが、6月には元WBA世界スーパー・ライト級暫定王者ジョアン・ペレス(ベネズエラ ※11月30日に暫定王座に返り咲き)に判定負けを喫している。この数戦は後手にまわるケースが目についただけに、今後は自分から積極的に試合をつくりに行くことも必要かもしれない。
 ハントはワンツーと返しの左フックを軸にした攻撃パターンを持つ右のボクサーファイター型で、WBA傘下のPABA王者でもある。すでに12回を2度戦い抜いた経験も持っており、経験値では亀海と互角といえよう。自国を出て戦うのは初めてということもあり、主導権を握るために序盤から積極的に仕掛けてくることが予想される。
 パワーで勝る亀海が有利とみるが、前半で出遅れてそのまま後手に回るような展開は避けたいところだ。(原功)

亀海=1982年11月12日、北海道出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦22勝(19KO)1敗1分。
ハント=1987年6月16日、オーストラリア出身。右ボクサーファイター型。戦績:19戦16勝(6KO)3敗。




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