ボクシングニュース

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[見どころ!] 12月30日(金) 有明コロシアム
Updated on 2016/12/28

<WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>
井上尚弥対河野公平


 6戦目で世界制覇、8戦目で飛び級の2階級制覇を成し遂げた井上が、つい4ヵ月前まで同じ階級のWBA王者だった河野を挑戦者に迎えて4度目の防衛戦に臨む。「何もさせずに勝つ」と圧勝を宣言する井上、「アッと言わせてみせる」と意気込む河野。どちらの言葉が現実のものになるのか。
 井上は9月のV3戦は腰痛のためベストのパフォーマンスからほど遠い出来だったが、本来の力は特別級といってもいいだろう。スピード、パワー、スキルなどほとんどの面で抜きん出ており、総合力では前WBA王者を上回っている。不安があるとすればコンディション調整ということになるだろう。
 対する河野は王座から陥落して目標を失っていたところに大一番の話が舞い込み、一気にモチベーションが上がったという。自分よりも13歳若い怪物王者への挑戦だが、怯んだ様子はない。酸いも甘いも嚙み分けてきたベテランだけに、心身の調整は問題なさそうだ。ただし、相手が井上だけに、不利はしかたないところといえる。
 勝負のカギは序盤にあると断言していいだろう。総合的な戦力で勝る井上が最初から易々とペースを握るような展開になると、試合は一方的なものになる可能性もある。鋭い左ジャブから破壊力十分の右ストレート、そして左ボディブローが唸りをあげそうだ。河野は早い段階で主導権を引き寄せ、若い王者に展開的にも精神的にも圧力をかけるような流れに持っていきたいところだ。(原功)

井上=1993年4月10日、神奈川県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:11戦全勝(9KO)。
河野=1980年11月23日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:42戦32勝(13KO)9敗1分。




[見どころ!] 12月30日(金) 有明コロシアム
Updated on 2016/12/28

<IBF世界ライト・フライ級タイトルマッチ>
八重樫東対サマートレック・ゴーキャットジム


 1年前、今回と同じ会場で王座を獲得し、3階級制覇を成し遂げた八重樫の2度目の防衛戦。14連勝(7KO)と勢いのあるサマートレックを相手にどう戦うのか注目だ。
 八重樫はフライ級時代の14年に世界戦で連敗するなど厳しい時期があったが、ライト・フライ級に転向して再び成功を収めた。ただ、5月の初防衛戦では際どい勝負をものにしたものの肩を痛めて戦線離脱。今回は7ヵ月半のブランクを経てのリングとなる。激闘が続いていただけに、この空白が休養なってプラス効果をもたらす可能性もある。
 挑戦者のサマートレックはプロデビューは八重樫よりも5年遅い10年9月だが、6年間で36戦(31勝12KO5敗)をこなしている。最後に負けたのは14年9月、井上尚弥(大橋)の持つWBC世界ライト・フライ級王座に挑んで11回で力尽きたもので、以後は14連勝と復調している。井上戦は持ち味を発揮できなかったが、元来は好戦的な一面も持っている。
 激闘型のイメージが強い八重樫だが、もともとはスピードを生かした出入りのボクシングをするタイプだ。リスキーな打ち合いは最終手段としてとっておき、その前に技術で潰してしまうというのが理想的な展開といえよう。(原功)

八重樫=1983年2月25日、岩手県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:29戦24勝(12KO)5敗。
サマートレック=1984年12月4日、タイ出身。右ボクサーファイター型。戦績:36戦31勝(12KO)5敗。





[見どころ!] 12月24日(土) 後楽園ホール
Updated on 2016/12/19

<日本ミドル級暫定王座決定戦>
胡朋宏対渕上誠


 日本王者の西田光(川崎新田)が9月に予定していた渕上との防衛戦を前に負傷、戦線離脱したために設けられることになった暫定王座を、3代前の王者・胡と6代前の王者・渕上が争う。勝者は西田との統一戦を課されることになっている。
 胡はデビューから7連続KO勝ちを収めて注目されたが、8戦目と10戦目に敗北を経験。13年には日本王者になったが、初防衛戦で失い半年の天下に終わった。その後、14年にもKO負けを喫すなど厳しい状況が続いたが、昨年からは4連続KO勝ちと勢いを取り戻している。減量が厳しいためコンディションによって好不調の波があるが、好調時の攻撃力は国内ではトップクラスといえる。
 渕上は4年半前にウクライナでゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)の持つWBA世界王座に挑んだ(3回KO負け)こともあるベテランで、タイトルと名のつく試合は今回が13度目となる。10年から13年にかけて日本、東洋太平洋王座に君臨した実績を持っており、経験値では胡を上回っている。サウスポーの変則ボクサーファイターで、ゴロフキン戦を含めて一時は7戦2勝5敗とスランプに陥っていたが、今年は2連続TKO勝ちを収めており復調を印象づけている。
 直線的な攻撃を仕掛けることが多い胡に対し、渕上はサイドに動きながら出入りするタイプだけに、まずは序盤のペース争いに注目したい。胡は20戦のうち16勝すべてがKOという反面、4敗もすべてKOという分かりやすいタイプで、渕上も34戦のうち14のKO勝ちと5つのKO負けを経験している。KO決着必至のカードといえる。(原功)

胡 =1988年7月25日、兵庫県出身。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦16勝(16KO)4敗。
渕上=1983年7月30日、鹿児島県出身。八王子中屋ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:34戦23勝(14KO)11敗。





[見どころ!] 12月19日(月) 後楽園ホール
Updated on 2016/12/14

<日本ライト級王座決定戦>
土屋修平対野口将志


 荒川仁人(ワタナベ)が返上して空位になった王座を日本ライト級1位の土屋と2位の野口が争う。攻撃力のある者同士のカードだけにKO決着が濃厚だ。
 土屋は全日本新人王を獲得するなどデビューから12連続KO勝ち、14連勝を収めて注目されたが、13年から14年にかけて4敗を喫するなど目標を失いかけた時期もある。昨年からは5連勝(3KO)と復調しており、初の国内王座獲得に意欲をみせている。スピードとパワーを売りにする強打者で、敗れはしたもののオーストラリア遠征で世界的な強豪と手合わせするなど経験も豊富だ。
 対する野口は土屋よりも1年早い08年のプロデビューだが、キャリア初期の3年間は9戦4勝(3KO)5敗と負け越していた。しかし、11年11月以降の9戦は8勝(3KO)1分と敗北と縁が切れ、しかも直近の2戦は1回TKO、2回TKOと早い決着で自信を深めている。基本は右構えだが、機をみて左にスイッチする変則型で、パンチ力もある。
 ともに好戦的ということもあり、勝負は判定を待たずに決する可能性が高い。野口の勢いは侮れないものがあるが、ここは強豪との対戦経験で大きく勝る土屋有利とみるのが妥当な線だろう。野口は相手が調子づく前にかき回しておきたい。(原功)

土屋=1986年9月20日、愛知県出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:25戦21勝(17KO)4敗。
野口=1989年9月27日、山口県出身。船橋ドラゴンジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:18戦12勝(6KO)5敗1分。




★平成28年11度月間賞(12月12日選考)
Updated on 2016/12/14

 以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。

☐月間最優秀選手賞 
日本ウェルター級チャンピオン 有川 稔男(川島)
対象試合:11月14日「日本ウェルター級タイトルマッチ」4RTKO勝ち
対戦相手:同級5位 大川 泰弘 (ワタナベ)

☐月間敢闘賞
OPBF東洋太平洋フライ級チャンピオン比嘉 大吾(白井・具志堅)
対象試合:11月5日「OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ」4RKO勝ち
対戦相手:同級2位 フェリペ・カグブコブ(比国)

☐月間新鋭賞
OPBF東洋太平洋ミニマム級3位 京口 紘人(ワタナベ)
対象試合:11月15日「オープン8回戦」1RKO勝ち
対戦相手:マイケル・カメリオン(比国)

◆表彰式◆
平成29年2月9日(木)於:後楽園ホール『ダイヤモンドグローブ』




[見どころ!] 12月13日(火) 後楽園ホール
Updated on 2016/12/08

<女子ダブル世界戦>
古川夢乃歌対岩川実花
池山直対宮尾綾香


 102ポンド(約46.2キロ)を体重上限とする階級はWBAではライト・ミニマム級、WBOではアトム級の呼称がつけられている。その女子特有のクラスのダブル世界戦が行われる。
 WBA王者の古川は今年2月に東洋太平洋王座を獲得し、8月には決定戦を制して世界の頂に駆け上がった。この5年間は引き分けを挟んで8連勝(6KO)と好調だ。特に直近の4戦はすべてKOで終わらせており、自信を増している。挑戦者の岩川は初8回戦となった8月の試合で東洋太平洋ライト・フライ級王座を獲得して今回のチャンスをつかんだ。若さと勢いで勝る古川に岩川がどこまで迫るか。
 WBO王者の池山は47歳。これが4度目の防衛戦になる。2年前の戴冠時が45歳で、年齢制限のある日本では特例としてリングに上がっているため、敗北は即引退を意味している。一方、元WBA王者の宮尾は返り咲きを狙って挑む。昨年10月の統一戦で小関桃(青木)に敗れて無冠になったが、4月には再起を果たしている。さらにジムを移籍、心機一転して再び頂点を狙う。スピードを生かしたテンポの速いボクシングを身上とする宮尾に対し、攻撃型の池山がどう対応するかがカギといえそうだ。(原功)

古川=1994年5月24日、愛知県出身。ワタナベジム所属。戦績:11戦8勝(6KO)1敗2分。
岩川=1983年7月26日、高知県出身。高砂ジム所属。戦績:11戦6勝(2KO)4敗1分。
池山=1969年9月18日、岡山県出身。フュチュールジム所属。JB公認後の戦績:12戦9勝(1KO)2敗1分。
宮尾=1983年8月29日、長野県出身。ワタナベジム所属。JBC公認後の戦績:19戦17勝(5KO)2敗。




[見どころ!] 12月8日(木) 後楽園ホール
Updated on 2016/12/05

<東洋太平洋ライト・フライ級タイトルマッチ>
拳四朗対レスター・アブタン


 世界ランキングでライト・フライ級WBC5位、IBFとWBOで9位に名を連ねる拳四朗が、WBC同級17位のアブタンを相手に東洋太平洋王座の初防衛戦に臨む。24歳の王者と25歳の挑戦者、
きびきびした攻防がみられそうだ。
 拳四朗はアマチュアを経て14年8月にプロデビュー。昨年12月に日本王座を獲得し、8月には決定戦を制して東洋太平洋王座も手に入れた。足で間合いを計りながら左ジャブで切り込み、右ストレート、左フックという攻撃パターンを持っている。接近戦ではアッパーもある。プロでの試合数は8(全勝4KO)と少ないが、すでに10ラウンドを2度、12ラウンドを1度、フルに戦いきっており、数字以上に経験値は高いものがある。
 挑戦者のアブタンは13年1月のプロデビューから約4年、19戦11勝(5KO)5敗の戦績を残している。敗北はいずれも判定を落としたもので、KO負けは一度もない。日本での試合は初めてだが、タイのリングには2度上がっている。8ヵ月前のタイ遠征では世界ランカーのファーラン・サックリンjr(タイ)に2対1の12回判定負けを喫したが、その後は2連勝を収めている。
 世界に照準を合わせている拳四朗としては、ファーランよりも明白な差をつけて勝利を収めたいところ。序盤からスピーディーな攻防が展開されそうだ。(原功)

拳四朗=1992年1月6日、京都府出身。BMBジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(4KO)。
アブタン=1991年7月24日、フィリピン出身の25歳。戦績:19戦11勝(5KO)5敗。





[見どころ!] 12月8日(木) 後楽園ホール
Updated on 2016/12/05

<日本バンタム級タイトルマッチ>
益田健太郎対小澤サトシ


 キャリア10年、7度の日本タイトル戦を経験している33歳のベテラン王者が、これが初10回戦となる小澤の挑戦を受ける。益田の経験に分があるカードといえる。
 益田は20戦目に岩佐亮佑(セレス)の持つ日本バンタム級王座に初挑戦(7回TKO負け)した時点で14勝(8KO)6敗だったが、それ以後の12戦は11勝(4KO)1敗という数字を残している。この1敗は大晦日に世界挑戦する大森将平(ウォズ)に喫したもの(3回TKO負け)で、その結果、2度防衛した日本王座を奪われた。しかし今年6月、大森が返上した王座を田中裕士(畑中と争い、8回TKO勝ちで返り咲きを果たしている。益田は大別すればファイター型ということになるが、ベテランらしく相手によって戦い方を変える器用さを備えた巧者でもあり、また長丁場の戦い方も心得ている選手といえる。
 一方、挑戦者の小澤は2年前には連続TKO負けを喫するなど厳しい時期があったが、昨年7月に日本ランカーを破って15傑入りしてきた。その試合を含め4連勝と好調だ。ただ、益田と比較すると経験不足の印象は拭えず、後楽園ホール初登場、初10回戦というのも不安材料といえる。
 総合力ではIBF12位にランクされる益田が上回っており、小澤とすれば王者が調子づく前に流れを引き寄せておきたいところだ。挑戦者はリスクを覚悟で序盤に思い切った攻撃を仕掛けて活路を開きたい。(原功)

益田=1983年1月29日、鹿児島県出身。新日本木村ジム所属。右ファイター型。戦績:32戦25勝(13KO)7敗。
小澤=1987年8月30日、兵庫県出身。真正ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦13勝(2KO)6敗1分。





[見どころ!] 12月3日(土) 後楽園ホール
Updated on 2016/11/29

<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
尾川堅一対内藤律樹


 IBF4位、WBO6位、WBC8位にランクされる尾川と、WBC18位に甘んじている内藤。1年ぶりの再戦は、世界を視野に入れた者同士の出世争い、そしてサバイバル戦でもある。
 両者は昨年12月、今回と同じ後楽園ホールで拳を交え、挑戦者だった尾川が5回負傷判定勝ちを収めている。初回に右ストレートで痛烈なダウンを奪ったうえ、49対46(二者)、49対47という明確な差をつけての王座奪取だった。しかし、これからという時点でのバッティングによる負傷での判定勝負だったため、「後半になれば行けると感じた」という敗者はもちろん、「あのまま続けていても(勝敗は)同じだったと思う」という勝者にも不完全燃焼の思いは残った。それを受けてのリマッチだ。
 右ストレートに破壊力を秘めた尾川は正統派の強打者で、内藤戦を挟んで10回TKO、9回TKO、10回TKOとこのところ終盤での決着が目立っている。相手のレベルが上がったためとも思われるが、勝ち味が遅くなったという見方と長丁場の戦い方を身に着けたという両方の見方ができよう。
 対する内藤は14年2月の試合を最後に7戦、KOから遠ざかっており、パワーでは尾川に一歩譲る。スピードとテクニックには定評がある技巧派サウスポーで、尾川戦後は8回判定勝ち、6回負傷判定勝ちを収めている。
 今回も勝負のカギを握るのは尾川の右ストレート、内藤のスピードと足ということになりそうだ。尾川が左を有効につかって相手を射程内の正面に立たせるような展開に持ち込めばKO防衛も可能だろう。一方、内藤が忙しく動きつつ右ジャブから左ストレート、右フックと繋いでいくことができればポイントを重ねることができよう。今回も初回からスリリングな見応えのある試合になりそうだ。(原功)

尾川=1988年2月1日、愛知県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦19勝(16KO)1敗。
内藤=1991年7月31日、神奈川県出身。E&Jカシアスジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:16戦15勝(5KO)1敗。








[ニュース] 12/30 井上が河野を相手にV4戦
Updated on 2016/11/15

内山は大晦日にコラレスと再戦

 今年も年末に世界戦が集中して開催されることになった。東日本エリアで年末に行われることが確定している世界戦は下記の5試合。

★12月30日(月) 東京・有明コロシアム
WBOスーパー・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥(大橋)
  vs
河野公平(ワタナベ)

IBFライト・フライ級タイトルマッチ
八重樫東(大橋)
  vs
ファーラン・サックリンJr(タイ)対ミラン・メリンド(比)の勝者

WBOバンタム級タイトルマッチ
マーロン・タパレス(比)
vs
井上拓真(大橋)

★12月31日(火) 東京・大田区総合体育館
WBAスーパー・フェザー級タイトルマッチ
ジェスレル・コラレス(パナマ)
vs
内山高志(ワタナベ)

WBAライト・フライ級タイトルマッチ
田口良一(ワタナベ)
vs
カルロス・カニサレス(ベネズエラ)

 30日のトリプル世界戦はフジテレビ系、31日のダブル世界戦はテレビ東京系で放送される。
 このほか、現時点では大晦日に岐阜で田中恒成(畑中)対モイセス・フエンテス(メキシコ)のWBOライト・フライ級王座決定戦、さらに京都で井岡一翔(井岡)対スタンプ・ギャット二ワット(タイ)のWBAフライ級タイトルマッチ、ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)対小國以載(角海老宝石)のIBFスーパー・バンタム級タイトルマッチが行われることが決定している。



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