ボクシングニュース

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[見どころ!] 12月29日(火) 有明コロシアム
Updated on 2015/12/25

<東洋太平洋スーパー・フライ級タイトルマッチ>
井上拓真対レネ・ダッケル


 7月にプロ5戦目で東洋太平洋王座を獲得した井上の初防衛戦。兄の露払いを務めるだけでなく、存分に自己アピールするチャンスでもある。
 井上は兄の尚弥とはタイプが異なり、気の強さを前面に出しながらパンチの回転や連打力で勝負する選手といえる。5勝のうちKOは1つと少ないが、これは相手のクオリティの高さを割り引いて考える必要もあるだろう。デビュー戦の相手、福原辰弥(本田フィットネス)は現在の日本ミニマム級王者で、2戦目は世界ランカー、4戦目と5戦目は元世界ランカーだった。
 今回の相手、ダッケルはキャリア4年、21戦15勝(5KO)5敗1分の戦績を持つ24歳の若手だ。過去3度の来日では1勝1敗1分の戦績を残しており、WBCユース王座やフィリピンの国内王座を獲得した実績を持っている。大きく振る右フックやアッパーは要警戒といえる。
 井上は7月の戴冠試合では圧勝だったものの、最終12回に足が揃ったところに被弾してダウンを喫している。今度はミスなく自分でも満足のいく内容と結果が求められることになる。(原功)

井上=1995年12月26日、神奈川県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:5戦全勝(1KO)。
ダッケル=1991年1月23日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:21戦15勝(5KO)5敗1分。








[見どころ!] 12月29日(火) 有明コロシアム
Updated on 2015/12/25

<日本フェザー級タイトルマッチ>
細野悟対下田昭文


 3度の世界挑戦を経験している細野が持つ日本王座に、1階級下のスーパー・バンタム級元WBA王者の下田が挑む注目カード。細野の「バズーカ」が火を噴くのか、それとも「シュガー(華麗)」下田のスピードが勝るのか。
 細野は08年に東洋太平洋フェザー級王座を獲得し、10年には1階級落として世界初挑戦を試みたが12回判定負け。その後、日本王座を2度手にして防衛を重ねながら再挑戦、再々挑戦にこぎ着けたが、判定負け、負傷引き分けという結果に終わった。32戦29勝(20KO)2敗1分の戦績が示すとおりの強打者で、耐久力にも定評がある。
 対する下田は03年デビューの12年選手で、07年に日本王座を獲得。10年には東洋太平洋王座も手に入れた。11年には李冽理(横浜光)を破ってWBA世界スーパー・バンタム級王座を獲得したが、初防衛戦でリコ・ラモス(米)に逆転KO負けを喫し、在位は半年に終わった。順調な再起ロードを歩んでいたが、昨年2月に元世界王者のマービン・ソンソナ(比)のアッパーを浴びて3回KO負け。今年6月、16ヵ月ぶりに戦線復帰を果たして2連勝(1KO)を収めている。サウスポーのボクサーファイター型で、ハンドスピードと出入りの速さが持ち味だ。
 馬力と攻撃力で勝る細野が力づくで押し込んで潰してしまうのか、それとも下田がスピードとテクニックで相手の強打を封じ込むのか。序盤からスリルに富んだ攻防がみられそうだ。(原功)

細野=1983年11月6日、福島県出身。大橋ジム所属。右ファイター型。戦績:32戦29勝(20KO)2敗1分。
下田=1984年9月11日、北海道出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:36戦30勝(13KO)4敗2分。






[見どころ!] 12月21日(月) 後楽園ホール
Updated on 2015/12/20

<日本スーパー・バンタム級王座決定戦>
久我勇作対石本康隆


 小國以載(角海老宝石)が返上して空位になった王座の決定戦。1位にランクされる25歳の久我の若さと勢いが勝るのか、それとも13年のキャリアを誇るベテランの石本が経験を生かして初の戴冠を果たすのか。接戦が予想される。
 久我は20歳でプロデビューを果たし、5年間で13戦11勝(7KO)1敗1分の戦績を残している。勝利を逃した2戦も2対0の判定負け、5回引き分けと競った試合だった。左で切り込んで右を打ち込み、チャンスに連打をたたみかける右のボクサーファイター型だ。まだ7回開始のゴングを聞いたことがなく、これが初の10回戦となる。
 対照的に石本は34戦(26勝7KO8敗)と豊富なキャリアを持ち、中国のマカオのリングにも2度上がるなど高い経験値を誇る。2度の日本王座挑戦は実らなかったが、異国で元世界王者を破ってWBOインターナショナル王座を獲得した実績を持っている。左ジャブを突いてリズムと距離をつくり、機をみて上下の波状攻撃をしかけていくスタイルを確立している。
 ともに左で探りを入れるタイプだけに、そのリードパンチが試合の流れを左右しそうだ。久我の若さと勢いは侮れないが、8ラウンド以上をフルに14度も戦うなど経験値で勝る石本にわずかに分がありそうだ。(原功)

久我=1990年11月5日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:13戦11勝(7KO)1敗1分。
石本=1981年10月10日、香川県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:34戦26勝(7KO)8敗。





[見どころ] 12月14日(月) 後楽園ホール
Updated on 2015/12/10

<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
内藤律樹対尾川堅一


 WBC7位、IBF13位にランクされる内藤が、WBC16位の尾川を相手に日本王座4度目の防衛戦に臨む。世界先陣争いという点でも興味深いカードだ。
 サウスポーの内藤は高校時代に3冠を獲得するなど華々しい活躍をしてプロに転向。デビュー2戦目に相手の右ストレートを受けてダウンを喫するなど苦しい試合もあったが、まずは順調な成長曲線を描いてきたといっていいだろう。14年2月、ベテランの松崎博保(協栄)との決定戦で8回終了TKO勝ちを収め現在の王座を獲得。以後、玉越強平(松下拳斗=千里馬神戸)、江藤伸吾(白井・具志堅)、伊藤雅雪(伴流)を相手に3度の防衛を重ね、今年6月には世界挑戦の経験を持つ荒川仁人(ワタナベ)にも判定勝ちを収めている。
この4戦はKOから遠ざかっているが、相手の実績や力量を考えれば連勝しているだけで十分な価値があるといえよう。スピードとスキルに定評のあるサウスポーの技巧派で、この4戦でスタミナ配分や全般的な試合の組み立てなど経験値を上げている。
 対する尾川は17戦16勝(14KO)1敗の戦績が示すとおりの強打者で、目下8連続KO勝ちと勢いがある。この間、唯一の敗北(アゴの骨を折られて5回TKO負け)を喫した相手にも1回TKOで借りを返し、直近の試合では無敗の世界ランカーを10回で沈めている。切り札は右ストレートで、タイムリーな一撃で何度も痛烈なKO劇を生み出してきた。以前は集中力を欠いたり単調になったりという課題が散見されたが、最近は焦らずに自分の流れと距離を掴むまでじっくりと構えるようになってきた。前戦で10回まで戦っており、スタミナも問題はなさそうだ。
 両者は過去にスパーリングで手合わせしたことがあり、ある程度の手の内は分かっているはず。今年、尾川はサウスポーと2度戦って2試合とも右で倒すなど左構えを苦にはしないが、スピードと足のある内藤のようなサウスポーが相手だとどうか。内藤の右ジャブと速い動きに後手に回るようだと挑戦者は苦しい展開を強いられそうだ。逆に尾川が右を警戒させながら圧力をかける展開に持ち込むことができれば勝機は広がりそうだ。(原功)

内藤=1991年7月31日、神奈川県出身。E&Jカシアスジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:13戦全勝(5KO)。
尾川=1988年2月1日、愛知県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦16勝(14KO)1敗。






[見どころ!] 12月14日(月) 後楽園ホール
Updated on 2015/12/10

<東洋太平洋スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
伊藤雅雪対江藤伸吾


 8月に決定戦を制して王座を獲得した伊藤の初防衛戦。WBC35位に名を連ねる江藤を相手にどんな戦いを披露するのか。こちらも注目度の高いカードだ。
 伊藤は09年のプロデビューから引き分けを挟んで16連勝(7KO)をマークして国内上位に進出したが、今年2月、内藤律樹(E&Jカシアス)に挑戦して僅差の判定負けを喫した。敗れはしたものの王者級の実力を証明し、半年後には岩井大(三迫)に10回TKO勝ちを収めて東洋太平洋王座を手に入れた。見た目の派手さはそれほどでもないが、後の先を狙う巧妙な試合運びと逞しさが持ち味だ。内藤と10回をフルに戦い切った経験もプラスになっているはずだ。WBC20位の肩書をさらに上げるためにも、分かりやすい決着を狙うものと思われる。
 挑戦者の江藤はアマチュアを経て08年にプロに転向。キャリア初期に不覚のKO負けを喫するなど回り道もしたが、昨年10月には内藤の持つ日本王座に挑戦。敗れはしたが7回には左フックをヒットしてあわやというシーンをつくり出している。その後は韓国遠征で日本非公認のIBFアジア王座を獲得するなど3連勝を収めている。左ジャブから入って右、そして機をみて左フックという比較的オーソドックスな攻撃パターンを持つ。
 以前はやや勝ち味の遅い印象のあった伊藤だが、先の岩井戦では自ら試合を作りにいくなど新たな面もみせている。存在感を示すためにも今回はリスクを承知で攻めて出る可能性もある。挑戦者の江藤も積極的に出てくるはず。スリリングな攻防が見られそうだ。(原功)

伊藤=1991年1月19日、東京都出身。伴流ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:19戦17勝(8KO)1敗1分。
江藤=1989年7月15日、沖縄県出身。白井・具志堅ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦17勝(9KO)3敗1分。




★平成27年11度月間賞(12月7日選考)
Updated on 2015/12/08

以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。

☐月間最優秀選手賞 
OPBF東洋太平洋&日本ミドル級チャンピオン 柴田 明雄 (ワタナベ)
対象試合:11月9日「OPBF東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ」7RTKO勝ち
対戦相手:日本同級5位 前原太尊康輝 (六島)

☐月間敢闘賞
日本ウェルター級2位 有川 稔男 (川島)
対象試合:11月2日「最強後楽園〜ミリオンマッチ〜」6RTKO勝ち
対戦相手:OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級3位 渡部 あきのり (野口)

☐月間新鋭賞
高見 良祐 (18鴻巣)
対象試合:11月7日「オープン8回戦」7RTKO勝ち
対戦相手:横山 雄一 (帝拳)

◆表彰式◆
平成27年12月21日(月)於:後楽園ホール『DANGAN』

以上です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。




[見どころ!] 12月11日(金) 後楽園ホール
Updated on 2015/12/05

<東洋太平洋スーパー・ミドル級タイトルマッチ>
清田祐三対マイケル・スピード・シガーラキ


 世界挑戦の経験を持つ清田が、インドネシアの元スーパー・フェザー級王者を相手にKO防衛を狙う。
 清田は02年プロデビューの13年選手で、この10月で32歳になった。試合数も33になり、すっかりベテランの域に入った。この間、13年7月にはドイツで世界王座に挑んだが10回TKO負け。しかし、再起戦で東洋太平洋王座に返り咲き、これが3度目の防衛戦となる。右を軸にした強打が売りで、約79パーセントという高いKO率を誇る。
 挑戦者のシガーラキは清田と同じ33戦のプロキャリアを持つが、勝率はほぼ5割で、直近の10戦に限っては4勝(3KO)6敗と振るわない。今年3月の初来日試合では柴田明雄(ワタナベ)と対戦したが、計5度のダウンを奪われ4回TKOの惨敗を喫している。
代役としての出場だったが、体格差と腹回りの緩さが目についたものだった。ただし、再起戦では3回TKO勝ちを収めており、加えてタイトルのかかった試合ということで意気込みも柴田戦とは違うはずだ。王者のKO防衛が濃厚といえるカードだが、シガーラキも16勝のうち14KOをマークしているだけに油断は禁物といえよう。

清田=1983年10月6日、北海道出身。フラッシュ赤羽ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:33戦28勝(26KO)4敗1分。
シガーラキ=1989年3月8日、インドネシア出身。右ボクサーファイター型。戦績:33戦16勝(14KO)15敗2分。




[見どころ!] 11月28日(土) ゼビオアリーナ仙台
Updated on 2015/11/20

<WBC世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>
カルロス・クアドラス対江藤光喜


 34戦無敗(33勝26KO1分)、すでに4度の防衛を重ねているクアドラスに、前東洋太平洋フライ級王者の江藤が挑む。KO決着濃厚なカードだ。
 クアドラスは帝拳プロモーションの契約選手ということもあり新人時代から5度、日本のリングに上がった経験を持つ。昨年5月、日本にもお馴染みのシーサケット・ソールンビサイ(タイ)を8回負傷判定で破り王座を獲得。初防衛戦こそ負傷引き分けに終わったが、以後は6回TKO、12回判定、5回TKOで挑戦者を退けている。以前は粗削りなダイナミックなファイター型だったが、王座獲得後は必要に応じて足をつかいながら間合いをとるなど戦い方が巧妙になっている。試合映像をチェックした江藤も「打ち合うだけでなく足もつかえるので、総合的に強い」と評価している。
 その江藤はクアドラスの初陣から遅れること2ヵ月半、08年8月にプロデビューした。以後、7年のキャリアで21戦17勝(13KO)3敗1分の戦績を残している。172センチの長身から打ち込む右ストレートを主武器とするボクサーファイター型で、返しの左フックも強い。日本ボクシングコミッション非公認ながら13年8月には相手国タイでWBA世界フライ級暫定王座を獲得した実績も持っている。この試合を含めタイで3試合、メキシコでも1試合の経験があり、敵地でも臆さない図太い神経の持ち主でもある。1階級上げての大舞台だが、「スーパー・フライ級の方が力を発揮できる」と歓迎の様子だ。
 ともに攻撃型ということで、試合は序盤から目の離せない展開になりそうだ。攻防の幅に加え経験値でも勝るクアドラス有利は動かないが、江藤の右ストレートが番狂わせを起こす可能性も低くはないといえる。KO必至のスリリングな試合が期待できる。(原功)

クアドラス=1988年8月24日、メキシコ出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:34戦33勝(26KO)1分。
江藤=1988年2月8日、沖縄出身の27歳。白井・具志堅ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦17勝(13KO)3敗1分。




[見どころ!] 11月28日(土) ゼビオアリーナ仙台
Updated on 2015/11/20

<WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ>
ペドロ・ゲバラ対木村悠


 昨年12月、八重樫東(大橋)を7回KOで下して戴冠を果たしたゲバラに、前日本王者の木村が挑む。スピーディーな技術戦が見られそうだ。
 ゲバラは八重樫を左のボディブローで沈めたように一発の破壊力もある右のボクサーファイター型で、戦力的に穴のない万能型の選手といえる。軽快でリズミカルな動きから左リードを繰り出し、ワンツーから左フックをボディと顔面に打ち分けることが多く、初防衛戦でもボディで挑戦者を屠っている。大舞台では綻びを見せていないが、八重樫戦の2試合前にはダウンを喫したこともあり打たれ強いとは言い切れない。
 木村は昨年2月に日本王座を獲得し、その後、一戦ごとに巧さと強さを増してきた。柔軟な上体の動きで相手のパンチを無効にしておいてカウンター・アタックというパターンが多いが、最近は自ら果敢に攻めることもある。そうした点がひと皮むけた印象を与えているのだろう。20戦17勝(3KO)2敗1分とパワーは平均の域内だが、スピードとテクニックには定評がある。
 高い次元で整った戦力を誇るゲバラを調子づかせると一気に突っ走る可能性があるだけに、木村は早い段階で仕掛けて出る必要がある。挑戦者が前半を互角以上の展開で乗り切れば戴冠の可能性は大きく跳ね上がりそうだ。(原功)

ゲバラ=1989年6月7日、メキシコ出身の26歳。右ボクサーファイター型。戦績:28戦26勝(17KO)1敗1分。
木村=1983年11月23日、千葉県出身の31歳(試合時は32歳)。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦17勝(3KO)2敗1分。






[見どころ!] 11月13日(金) 後楽園ホール
Updated on 2015/11/05

<IBF女子世界ライト・フライ級タイトルマッチ>
柴田直子対マリア・サリナス


 柴田の4度目の防衛戦。メキシコのサウスポーを退けることができるか。
 柴田は13年11月に3度目の挑戦を実らせて王座を獲得。2度の防衛戦では明確な差をつけてベルトを守ったが、今年2月の花形冴美(花形)戦では苦戦。中盤から追い上げ辛うじて2対0の判定で防衛を果たすという内容だった。その後、メキシコでの防衛戦が内定しては壊れ、仕切り直しのすえ今回の試合が決まった経緯がある。
 サリナスは12年2月に多田悦子(真正)の持つWBA女子世界ミニマム級王座に挑んで善戦したサウスポーで、馬力と攻撃力が身上の選手といえる。
 柴田はスピードを生かして確実にポイントを重ねたいところだが、サリナスの馬力に押されるようだと苦戦も考えられる。(原功)

柴田=1981年4月14日、東京都出身。ワールドスポーツジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦14勝(4KO)3敗。
サリナス=1989年3月16日、メキシコ出身。左ボクサーファイター型。戦績:17戦11勝(4KO)4敗2分。



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