ボクシングニュース

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[見どころ!] 3月4日(土) 後楽園ホール
Updated on 2017/02/25

<日本ライト級タイトルマッチ>
土屋修平対西谷和宏


 昨年12月、王座決定戦を制してベルトを腰に巻いた土屋の初防衛戦。西谷は2度目の日本王座挑戦となる。
 土屋は09年のデビュー当初は将来のスター候補として注目されたが、13年から14年にかけて4つの黒星を喫して失速。一時はランキング下位まで滑り落ちた。しかし、15年以降は6連勝(4KO)と復調している。相手にプレッシャーをかけながら右ストレート、左フックを思い切り叩きつける戦い方はダイナミックで魅力的だ。
反面、攻防が単調で雑になることもあり、このあたりが課題として残っている。
 挑戦者の西谷は中間距離で大きく振る右フックや執拗な連打で押し込む攻撃型の長身選手で、15年12月の王座決定戦では敗れたものの徳永幸大(ウォズ)に善戦した。昨年8月の再起戦では無名のタイ人から右クロスなどで4度のダウンを奪って2回TKO勝ちを収めている。
 スピードやパンチの切れ、破壊力などで勝る土屋の有利は動かないところといえる。土屋が自ら仕掛けて出てワンツー、左フックで攻め落としてしまうという見方ができる一方、長身の西谷に距離を潰されて苦戦という可能性もある。(原功)

土屋=1986年9月20日、愛知県出身。角海老宝石ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:26戦22勝(18KO)4敗。
西谷=1987年3月22日、鳥取県出身。VADYジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦16勝(8KO)4敗1分。





[見どころ!] 3月2日(木) 両国国技館
Updated on 2017/02/24

<WBC世界バンタム級タイトルマッチ>
山中慎介対カルロス・カールソン


 11年11月に11回TKO勝ちでWBC世界バンタム級王座を獲得してから5年4ヵ月、山中が22連勝(13KO)中のカールソンを相手に12度目の防衛戦に臨む。
 山中はいわずと知れたサウスポーの強打者で、絶対的な切り札の左ストレートには「ゴッドレフト」の異名がある。昨年9月のV11戦では元WBA王者で一度は苦戦した相手、アンセルモ・モレノ(パナマ)にこの左を何発も直撃、4度のダウンを奪って7回TKO会を収めている。これが評価され山中は16年度の年間最優秀選手と最高試合賞を受賞している。ただ、山中自身は「前回は自分もダウンを喫しているので悔しいところもある。今回はモレノ戦よりもインパクトのあるKOで勝ちたい」と、さらなる意欲をみせており、「もちろん右も磨いてはいるが、やはり自分には左ストレートしかない」と、得意の左でドラマをつくるつもりだ。
 挑戦者のカールソンは山中ほどの実績はないが、デビュー戦を落としたあとは22連勝と勢いがあるだけに侮れない。低い構えから積極的に距離を詰め、比較的振りの大きな左右フックを打ち込んでくる好戦派だ。攻撃を急ぐあまり不用意に相手のパンチを浴びてダウンを喫したこともあるが、いずれも立ち上がって逆転しており、その逞しさと勢いは要注意といえる。
 カールソンがプレッシャーをかけ、山中が必要に応じて足をつかいながら様子をみるというスタートが予想される。ここでカールソンの圧力が山中の想定内であった場合、王者が早めに仕掛ける可能性も出てくる。鋭く踏み込んで打ち込む左ストレートが命中すれば、その時点で突然の終幕というケースもありそうだ。その一方、打撃戦になった場合は山中も相応のリスクを負うことになるだろう。(原功)

山中=1982年10月11日、滋賀県出身。帝拳ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:28戦26勝(18KO)2分。
カールソン=1990年6月11日、メキシコ出身。右ファイター型。戦績:23戦22勝(13KO)1敗。





[見どころ!] 3月2日(木) 両国国技館
Updated on 2017/02/24

<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
尾川堅一対杉田聖


 15年12月に内藤律樹(E&Jカシアス)から王座を奪った尾川の4度目の防衛戦。杉田とは昨年4月の初防衛戦で対戦し、9回KO勝ちを収めている。それだけに尾川は「KO勝ちは当たり前」と自身にノルマを課している。
 11ヵ月前の初対戦はポイントでも尾川がリードしていたが、杉田の善戦が目立った試合でもあった。特に尾川が得意とする右ストレートを徹底的に防いだことが大きかった。ただ、勝負を決した9回のダウンは左フックで、これを機に尾川は左も巧みになったといえる。2度目の防衛戦ではその左が効果的に決まり、最終回でストップ勝ちを収めている。内藤との再戦は接戦になったが、尾川は終盤に抜け出して地力を証明した。
 一方の杉田は半年後の再起戦で8回判定勝ち、再び最上位に浮上して雪辱と戴冠のチャンスをつかんだ。11ヵ月前は左ジャブで尾川を苦しめる場面もあったが、それだけでは勝利を手繰り寄せられないことも分かったはず。リスクを承知で積極的に攻撃を仕掛けて出ることができるかどうか。
 初戦の結果をもとに予想するならば尾川の有利は不動といえるが、杉田のようなタイプを得意としてはいないことも事実であろう。WBC12位、IBF4位、WBO6位にランクされる尾川が、ノルマを達成しようと力んで攻撃が雑になるようだと挑戦者につけ込まれる危険性もある。(原功)

尾川=1988年2月1日、愛知県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦20勝(16KO)1敗。
杉田=1989年12月11日、奈良ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:16戦12勝(7KO)3敗1分。





[見どころ!] 2月28日(火) 後楽園ホール
Updated on 2017/02/23

<日本フライ級暫定王座決定戦>
ユータ松尾対黒田雅之


 日本フライ級王座を4度防衛中の粉川拓也(宮田)が負傷によって戦線離脱することになり、その穴を埋めるために暫定王座が設けられることになった。松尾は初のタイトル戦、元日本ライト・フライ級王者の黒田は2階級制覇をかけた試合となる。
 松尾は12年8月のプロデビューから15戦すべてを後楽園ホールで行い、12勝(6KO)2敗1分の戦績を残している。これがキャリア初の10回戦となるが、すでに8回をフルに6度戦いきっておりスタミナの不安はなさそうだ。右ストレートを軸に上下に打ち分けるボクサーファイター型で、このところ5連勝(2KO)と勢いもある。
 対する黒田は05年5月プロデビューの12年選手で、11年には日本ライト・フライ級王座を獲得。現WBA世界ライト・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)と引き分けるなど4度防衛した実績を誇る。敗れはしたが13年2月にはフライ級で世界挑戦も経験した。
ただ、フライ級転向後は世界戦を含め9戦4勝(2KO)4敗1分と思ったような数字を残せない状態が続いている。2階級制覇への挑戦も今回が3度目となる。
 こうした近況を考えるとわずかに松尾にアドバンテージがあるカードといえるかもしれない。先手をとって連打で押し込めばポイントを積み重ねることは可能だろう。経験とパンチ力で勝る黒田は後手にまわらずに積極的に攻めて出たい。(原功)

松尾=1989年9月9日、青森県出身。ワールドスポーツジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:15戦12勝(6KO)2敗1分。
黒田=1986年7月17日、東京都出身。川崎新田ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:35戦25勝(15KO)7敗3分。




[見どころ!] 2月28日(火) 後楽園ホール
Updated on 2017/02/23

<東洋太平洋ミニマム級王座決定戦>
京口紘人対アルマンド・デラ・クルス


 昨年4月のプロデビューから10ヵ月、5戦全KO勝ちの京口が、16年のキャリアで42戦を経験しているサウスポーの元世界ランカーと拳を交える。新鋭対ベテランという典型的なカードだ。
 京口はアマチュアで14年の国体を制するなど66戦52勝(8KO)14敗の戦績を残してプロに転向。スピードと歯切れのいいコンビネーションで5試合すべてを3回以内で片づけてきた。直近の試合では今回のデラ・クルスと同じフィリピン人サウスポーを3回KOで斬って落としている。プロでの経験不足の印象は拭えないが、大きな可能性を感じさせる逸材だ。
 対照的にデラ・クルスはキャリア16年、42戦(25勝11KO14敗3分)という豊富なキャリアを持つベテランだ。2度の来日経験もあり、04年に高知で1回KO勝ち、05年に大阪で10回判定負けをいう記録が残っている。当時はミニマム級でWBCの10傑に名を連ねていた。攻撃は雑だが、踏み込んで打ち込む左ストレート、右フックは要注意といえよう。ただ、09年から3連敗を喫して一度はリングを去っており、かつての力があるかどうかは疑問だ。
 前戦でサウスポーを圧倒していることもあり京口に分のあるカードといえる。長丁場になった場合は23歳のホープが試されることになるが、いまの両者の勢いを考えると京口が一気に攻め落としてしまいそうだ。(原功)

京口=1993年11月27日、大阪出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:5戦全KO勝ち。
デラ・クルス=1984年5月22日、フィリピン出身。左ボクサーファイター型。戦績:42戦25勝(11KO)14敗3分。











★平成29年1月度月間賞(2月10日選考)
Updated on 2017/02/13

 以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。

☐月間最優秀選手賞 
OPBF東洋太平洋ヘビー級新チャンピオン 藤本 京太郎 (角海老宝石)
対象試合:1月14日「OPBF東洋太平洋ヘビー級王座決定戦」12R判定勝ち
対戦相手:同級1位 ウィリー・ナッシオ(オーストラリア)

☐月間敢闘賞
WBOアジアパシュフィックライト級新チャンピオン 荒川 仁人 (ワタナベ)
対象試合:1月31日「WBOアジアパシュフィックライト級王座決定戦」12R判定勝ち
対戦相手:同級13位 アンソニー・サバルデ(比国)

☐月間新鋭賞
日本スーパーウェルター級2位 井上 岳志(ワールドスポーツ)
対象試合:1月14日「オープン8回戦」8R判定勝ち
対戦相手:渡部 あきのり (角海老宝石)

◆表彰式◆
平成29年3月4日(土)於:後楽園ホール『ダイナミックグローブ』





[見どころ!] 2月9日(木) 後楽園ホール
Updated on 2017/02/02

<東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ>
竹中良対荒谷龍人


 1年半前に東洋太平洋王者になった竹中の3度目の防衛戦。このところ3連勝(2KO)と勢いのある荒谷を相手に力の差を見せつけることができるか。
 竹中は14年10月の王座初挑戦試合では天笠尚(山上)をもう一歩のところまで追い込みながら、最終12回に逆転TKO負け。手に入れかけた東洋太平洋のベルトを逃した。しかし、15年8月の2度目の挑戦ではベテラン王者のビンビン・ルフィーノ(比)を得意の右ストレート一撃でキャンバスに沈め、晴れて王者になった。2度の防衛もこなし、いまはWBC9位にランクされている。豊富なアマチュア経験をベースに、左ジャブから右ストレートに繋げる正攻法のボクシングを身上としており総合的な戦力は高い。不安があるとすれば故障しやすい右拳か。
 挑戦者の荒谷は13年から15年にかけて4敗を喫しているが、昨年は3戦全勝(2KO)と調子を上げている。実績面では竹中に遠く及ばないが、この自信と勢いで王者を脅かすことができるか。実力派王者と正面からやり合うのは得策ではないだけに、序盤から果敢に攻めて出たいところだ。(原功)

竹中=1985年5月22日、熊本県出身。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:19戦15勝(8KO)3敗1分。
荒谷=1987年11月7日、神奈川県出身。KG大和ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:16戦11勝(3KO)4敗1分。





[見どころ!] 2月9日(木) 後楽園ホール
Updated on 2017/02/02

<日本スーパー・ライト級王座決定戦>
麻生興一対松山和樹


 岡田博喜(角海老宝石)が返上して空位になった王座の決定戦。岡田の壁に2度泣いた1位の麻生、2位にランクされる初挑戦の松山。どちらが勝っても初の戴冠となる。
 麻生は典型的なファイターで、低い姿勢で距離を詰め中近距離での打撃戦を仕掛けることが多い。自身の被弾も少なくなく、7敗のうち4度のKO(TKO)負けはあるものの平均以上に頑丈なタイプといっていいだろう。経験値を含め総合的な戦力では松山を上回るが、昨年4月に岡田に7回TKO負けを喫して以来のリングである点が気にかかる。昨秋の「最強後楽園」で相手が体重オーバーのため試合がキャンセルになり試合間隔があいてしまったものだが、これがプラスと出るかマイナスと出るか。
 一方の松山も直近の4戦で1勝2敗1分と武運から見放されており、初の大舞台での出来が気がかりだ。しかも初めての10回戦でもある。厳しい戦いが予想されるが、麻生の接近戦に巻き込まれる前に流れをつくって勝機を広げたい。(原功)

麻生=1986年3月15日、東京都出身。三迫ジム所属。右ファイター型。戦績:28戦20勝(13KO)7敗1分。
松山=1986年4月22日、青森県出身。山上ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:21戦13勝(7KO)7敗1分。





[見どころ!] 2月4日(土) 後楽園ホール
Updated on 2017/01/27

<日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ>
石本康隆対久我勇作


 今年で38回目を迎えた「チャンピオン・カーニバル」の開幕試合。15年12月の決定戦で久我に勝って戴冠を果たした石本が返り討ちにして3度目の防衛を果たすのか、それとも久我が雪辱して初の王座を手にするのか。前戦同様、今回も接戦が予想される。
 14ヵ月前の初戦は久我が先制し、石本が中盤で形勢を逆転、終盤はほぼ互角という展開で、石本が96対95(二者)、96対94の僅差ながら3対0の判定勝ちを収めた。デビューから13年、34歳での国内王座獲得だった。その後、挑戦者に力の差をみせつけて2度の防衛を重ねている。
 対する久我は石本に引き分けを挟んでの連勝を7で止められたが、昨年は2KO(TKO)勝ちと調子を取り戻している。特に10月には経験値の高いジョナタン・バァト(カシミ)に4回KO勝ちを収めて評価を上げており、自信を深めて雪辱戦に向かうことになる。
 挑戦者の久我が積極的に仕掛けて出るものと思われるが、初戦では様子をみた石本も今回は偵察の必要がないため早々から応戦することが考えられる。経験と巧さで勝る石本、パンチ力に定評のある久我。序盤から激しい攻防がみられそうだ。(原功)

石本=1981年10月10日、香川県出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:37戦29勝(8KO)8敗。
久我=1990年11月5日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:16戦13勝(9KO)2敗1分。




[ニュース] 3/2 山中がカールソン相手にV12戦
Updated on 2017/01/25

前座で尾川対杉田 岩佐、ビロリアも出場予定

 WBC世界バンタム級王者、山中慎介(34=帝拳)の12度目の防衛戦が3月2日(木)、同級9位のカルロス・カールソン(26=メキシコ)を相手に東京・両国国技館で行われることになった。イベントを主催する帝拳プロモーションが23日に発表した。前座では尾川堅一(28=帝拳)対杉田聖(27=奈良)の日本スーパー・フェザー級タイトルマッチが組まれているほか、ともに相手は未定ながらIBF世界スーパー・バンタム級3位の岩佐亮佑(27=セレス)、元世界2階級制覇王者のブライアン・ビロリア(36=フィリピン/アメリカ)も出場を予定している。

 具志堅用高氏の13度防衛という日本記録に迫っている山中は「積み重ねてきた結果なので回数にはこだわっていない。目の前のことを考えている」と会見で話し、気持ちはカールソン戦に集中している様子だ。そのカールソンは山中より8歳若い26歳で、11年3月のデビュー戦で判定負け後は22連勝(13KO)と勢いがあり、昨年9月には北米王座も獲得している。映像でチェックした山中は「外から巻いて打ってくるタイプ。見た目にもパンチがあるので注意したい」と警戒心をのぞかせている。そのうえで「前回、前々回とダウンして悔しい思いをした。直すところは分かっているので、そこを修正してインパクトのあるKOをみせたい」と、豪快なKO防衛を誓った。
 山中の露払いを務める尾川は、昨年4月の初防衛戦で9回KO勝ちを収めている杉田との再戦に臨む。「上(世界)に上がっていくためにも倒しきりたい。KO勝ちは当たり前と思っている」と自信をみせた。



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