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謹 賀 新 年
  新年明けましておめでとうございます。本協会による2015年度のカレンダーが今回も好評発売中です。お問い合せは、03-3812-7447(協会事務局)まで。本年もよろしくお願い致します。


 
■ 日本のボクシング界から世界を元気に! ■
   ファレル・ウィリアムス氏の世界的ヒットソング、『Happy』の日本プロボクシング協会バージョンPVが、5月19日に後楽園ホールで行われた『ボクシングの日』のイベント中に収録されました。試合のリングでは厳格そうなあの人もこの人もノリノリ!ファンにはたまらない一作です。



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(※大会の様子)




01/16 ・「試合予定」を更新しました。
※その他のボクシングニュースも、このページの下に記載中!



東日本新人王で毎年恒例の『ビーナス・オブ・リング』
今年度は
綾木舞美さんと石川沙織さんが担当です!


ボクシング協会News   (観戦がもっと面白くなる[見どころ!]など)

 過去ログ  < Prev | 1 | Next >


2/9 チャンピオン・カーニバル開幕
Updated on 2015/01/26

 36回目を迎えた「チャンピオン・カーニバル」の全カードが決定し、23日に正式発表された。2月9日の内藤律樹(E&Jカシアス)対伊藤雅雪(伴流)のスーパー・フェザー級戦で開幕し、4月30日まで14階級で国内の覇権が争われる。日程とカードは以下のとおり。

★2月9日(月) 後楽園ホール
<日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
内藤律樹(E&Jカシアス)
VS
伊藤雅雪(伴流)

★3月5日(木) 後楽園ホール
<日本フェザー級タイトルマッチ>
細野悟(大橋)
VS
福原力也(ワタナベ)

★3月7日(土) 後楽園ホール
<日本スーパー・ライト級タイトルマッチ>
岡田博喜(角海老宝石)
VS
外園隼人(帝拳)

<日本ウェルター級タイトルマッチ>
高山樹延(角海老宝石)
VS
新藤寛之(宮田)

★3月26日(木) 後楽園ホール
<日本ミドル級タイトルマッチ>
柴田明雄(ワタナベ)
VS
秋山泰幸(ヨネクラ)

<日本ミニマム級タイトルマッチ>
大平剛(花形)
VS
岨野豊(T&T)

★4月4日(土) 後楽園ホール
<日本ライト・フライ級タイトルマッチ>
木村悠(帝拳)
VS
小野心(ワタナベ)

★4月8日(水) 後楽園ホール
<日本フライ級タイトルマッチ>
村中優(フラッシュ赤羽)
VS
林徹磨(セレス)

★4月13日(月) 後楽園ホール
<日本バンタム級タイトルマッチ>
益田健太郎(新日本木村)
VS
大森将平(ウォズ)

★4月19日(日) 大阪
<日本スーパー・ウェルター級タイトルマッチ>
野中悠樹(渥美)
VS
細川貴之(六島)

★4月30日(木) 後楽園ホール
<日本ヘビー級タイトルマッチ>
藤本京太郎(角海老宝石)
VS
石田順裕(グリーンツダ)

<日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ>
小國以載(角海老宝石)
VS
古橋岳也(川崎新田)

<日本ライト級王座決定戦>
徳永幸太(ウォズ)
VS
杉崎由夜(角海老宝石)

★日程未定 大阪
<日本スーパー・フライ級タイトルマッチ>
石田匠(井岡)
VS
江藤大喜(白井・具志堅)






[見どころ!] 1月17日(土) 後楽園ホール
Updated on 2015/01/10

<東洋太平洋スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
ジョムトーン・チュワタナ対金子大樹


 13年の大晦日に内山高志(ワタナベ)に挑戦して判定負けを喫している金子が、WBC12位にランクされるジョムトーンに挑む。世界を視野に入れた者同士の熾烈なサバイバルマッチといえる。
 金子は174センチの長身と185センチの恵まれたリーチを生かした右のボクサーファイターで、左ジャブと右ストレートに定評がある。内山戦ではポイントで劣勢のなか、10回には左から右を決めてダウンを奪っている。結果として大差の判定負けに退いたが、決して株を落とすような敗北ではなかった。むしろ疑問視されたスタミナや耐久力を証明することにもなり、得るものの多い試合だったといってもいいだろう。内山戦後は2連続TKO勝ちを収めており、
勢いを取り戻している。
 そんな金子の挑戦を受けるジョムトーンは10年3月にプロデビューを果たし、2戦目にタイの国内王座、4戦目で東洋太平洋王座、さらには5戦目にWBC傘下のアジア・コンチネンタル王座を獲得している。2度の来日経験があり、杉崎由夜(角海老宝石)に3回TKO勝ち、中真光石(沖縄ワールドリング)に12回判定勝ちを収めている。サウスポーの好戦型で、被せるように打ち込む左と、右フック、右アッパーが主武器といえる。12ラウンドをフルに3度戦い切っており、スタミナも問題なさそうだ。
 金子の左リードブローとジョムトーンの右ジャブがカギを握ることになるだろう。特にサウスポーとの対戦が5年ぶりとなる金子の戦い方に注目したい。左と足で自分の間合いをキープできるようならば戴冠の確率は高まるはずだ。逆に圧力をかけて出てくるジョムトーンに戸惑いをみせるようだと厳しい戦いを強いられることになりそうだ。(原功)

ジョムトーン=1989年7月28日、タイ出身。左ボクサーファイター型。戦績:8戦全勝(4KO)。
金子=1988年6月17日、愛知県出身。横浜光ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:27戦21勝(14KO)3敗3分。






★平成26年12度月間賞(1月9日選考)
Updated on 2015/01/09

 以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。

月間最優秀選手賞 
 前日本ライト級チャンピオン 加藤 善孝 (角海老宝石)
 対象試合:12月6日「オープン10回戦」10R判定勝ち
 対戦相手:WBC世界ライト級7位 荒川 仁人 (八王子中屋)

月間敢闘賞
 日本スーパーバンタム級新チャンピオン 小國 以載 (角海老宝石)
 対象試合:12月6日「日本スーパーバンタム級王座決定戦」10R判定勝ち
 対戦相手:同級2位 石本 康隆 (帝拳)

月間新鋭賞
 松山 和樹 (山上)
 対象試合:12月17日「オープン8回戦」8R判定勝ち
 対戦相手:日本スーパーライト級5位 小竹 雅元 (三迫)

表彰式
 平成27年1月27日(火)於:後楽園ホール『DANGAN』

 ※11月・12月とダブルで行います。




[見どころ!] 12月31日(水) 大田区総合体育館
Updated on 2014/12/25

<WBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>
内山高志対イスラエル・ペレス


 内山の9度目の防衛戦。10年1月11日に王座を獲得した内山が勝てば、長谷川穂積(真正)が樹立した「5年14日」の日本人の世界王座最長保持期間を更新することは確実となる。
 内山は昨年の大晦日に金子大樹(横浜光)を12回判定で下してV8を成し遂げたが、その試合では不覚のダウンを喫しており、さらに丸々1年の空白ができてしまった。その間にアスリートとしては決して若いとはいえない35歳の誕生日を迎えていることも加え、決して不安要素がないとは言い切れない。ただ、慢性的な右拳の痛みが解消されたという点ではプラスといえそうだ。
 今回の挑戦者ペレスは2000年のシドニー五輪(フェザー級)に出場後にプロ転向を果たした35歳で、13年間に30戦27勝(16KO)2敗1分の好戦績を残している。07年にはのちの世界ランカー、レネ・ゴンサレス(ニカラグア)に敵地で12回判定勝ち、13年7月には元WBC世界スーパー・フェザー級王者のフランシスコ・ロレンソ(ドミニカ共和国)に7回終了TKO勝ちを収めるなど強豪との対戦経験もある。自国だけでなくアメリカ、ニカラグア、ウルグアイのリングに上がったこともある。両ガードを比較的高く上げながら前に出て圧力をかけ、クロス気味に被せる右やアッパー気味の角度で放つ左フックなどを得意としている。振りは大きいが、しっかり踏ん張って打ってくるだけに要注意といえそうだ。
 スピード、テクニック、パワー、経験値など個々の戦力では内山が上回っており、中盤から終盤でストップ勝ちという結果が出る可能性が最も高いと思われる。内山が序盤でつまづかなければ、左のボディブローを交えた攻撃で徐々に差を広げていくのではないだろうか。(原功)

内山=1979年11月10日、埼玉県出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:22戦21勝(17KO)1分。
ペレス=1979年4月21日、アルゼンチン生まれ。右ファイター型。戦績:30戦27勝(16KO)2敗1分。




[見どころ!] 12月31日(水) 大田区総合体育館
Updated on 2014/12/25

<WBA世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>
河野公平対ノルベルト・ヒメネス


 3月の決定戦で元王者のデンカオセーン・カオビチット(タイ)に8回KO勝ち、10ヵ月ぶりの返り咲きを果たした河野の初防衛戦。
挑戦者は上り調子の23歳だけに、楽な試合にはならないかもしれない。
 河野は手数の多さとスタミナ、タフネスが身上の好戦派だが、先のデンカオセーンとの試合ではひと味違う戦い方を披露した。適度に足をつかいながら間合いをとり、巧みに出入りをしながら相手をコントロール。そのうえで絶妙のタイミングでパンチをヒットしてベテランを沈めてみせた。単なるラッシャーではないことを印象づけたものだ。
 挑戦者のヒメネスは河野よりも11歳若い23歳だが、すでに31戦をこなしている。19歳になる前日にプロデビューを果たしたが、いきなり4連敗(3KO負け)。初勝利を挟んで今度は3連敗(1KO負け)。最初の11戦の戦績は2勝8敗1分と散々だった。河野もデビュー戦は判定負けだったが、ヒメネスはそれ以上のどん底を経験しているといえる。ただし、以後の3年間は20戦18勝(10KO)2分と別人のような数字を残している。中米やドミニカ共和国の王座を獲得して今春に世界ランク入りを果たし、6月には10位のフリオ・エスクデロ(パナマ)に勝って上位に進出してきた。機をみて前後左右にステップを踏みながらラフな左右を振ってくる右のボクサーファイター型で、外から巻き込むようなパンチが多い。一撃でKOするタイプではないが、ラフな攻撃が目立つだけにペースを乱されないように気をつける必要はありそうだ。
 経験値で大きく勝る河野が序盤で流れをつかめば、そのまま一気に突っ走るかもしれない。その一方でヒメネスのラフな攻撃に手を焼く可能性もある。その場合、勝負は終盤までもつれるかもしれない。(原功)

河野=1980年11月23日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ファイター型。戦績:38戦30勝(13KO)8敗。
ヒメネス=1991年2月26日、ドミニカ共和国出身。右ボクサーファイター型。戦績:31戦20勝(10KO)8敗3分。





[見どころ!] 12月31日(水) 大田区総合体育館
Updated on 2014/12/25

<WBA世界ライト・フライ級タイトルマッチ>
アルベルト・ロセル対田口良一


 トリプル世界戦の先陣を切って元日本王者の田口が36歳のV4王者ロセルに挑む。
 田口は06年にプロデビュー。翌年の全日本新人王を獲得して日本ランク入りを果たし、12年には黒田雅之(川崎新田)の持つ日本ライト・フライ級王座に挑戦。これは引き分けで涙をのんだが、13年4月には知念勇樹(琉球)との決定戦を判定で制して日本王座についた。初防衛戦で井上尚弥(大橋)に敗れて在位は4ヵ月に終わったが、その後は2連勝を収めている。このクラスにしては166センチと長身で、リーチにも恵まれている。その体格を生かした右のボクサーファイター型だが、必要に応じて打撃戦もこなすなど逞しさもある。直近の試合では不覚のダウンを喫したが、それが失敗の許されない大舞台でプラス効果をもたらすかどうか。
 ロセルは96年アトランタ五輪に出場後、98年にプロ転向を果たし、16年のキャリアで41戦32勝(13KO)8敗1無効試合という戦績を残している。世界王者としては際立った数字ではないが、敗北の多くは、のちに世界王者になるダニエル・レイジェス(コロンビア)やイバン・カルデロン(プエルトリコ)、ブライアン・ビロリア(比/米)、さらにはルイス・ラサルテ(亜)、ブシ・マリンガ(南ア)といった強豪相手に喫したものだ。10年にはウーゴ・カサレス(メキシコ)の持つWBA世界スーパー・フライ級王座に敵地で挑戦(9回TKO負け)したこともある。12年4月にWBOの暫定王座を獲得し、今年になって正王者に昇格した。戴冠試合と4度の防衛戦がすべて自国での判定勝ちという結果から「守られた王者」のイメージもあるが、過去にはコロンビア、米国、プエルトリコ、南ア、メキシコで戦った経験も持っている。158センチと小柄ながら左右に動きながら伸びのある左ジャブを多用して相手をコントロール、なかなか堅実なボクシングを身上としている。傑出した武器はないが、大きな穴もない。
 まずは左ジャブの突き合いに注目したい。ここで田口が差し勝つようだと王座獲得の可能性は大きく跳ね上がるだろう。逆に後手に回り追いかける展開になると厳しい戦いを強いられることになりそうだ。(原功)

ロセル=1978年1月25日、ペルー出身。右ボクサーファイター型。戦績:41戦32勝(13KO)8敗1無効試合。
田口=1986年12月1日、東京都出身。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:23戦20勝(8KO)2敗1分。




[見どころ!] 12月30日(火) 東京体育館
Updated on 2014/12/25

<WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ>
オマール・ナルバエス対井上尚弥


 今年4月、日本最速の6戦目でWBC世界ライト・フライ級王座を獲得した井上が、今度は8戦目で飛び級の2階級制覇を狙う。フライ級で16度、スーパー・フライ級で11度の防衛を誇る歴戦の雄を相手にどんな戦いをみせるのか。
 12年10月に鳴り物入りでプロデビューした井上は日本王座、東洋太平洋王座を獲得後、当然のように世界王座も手に入れた。5倍以上のキャリアを持つアドリアン・エルナンデス(メキシコ)を一方的な6回TKOで下しての戴冠劇は圧巻だった。9月の初防衛戦
は詰めに時間がかかったものの11回TKOで問題なくクリア。スピードとカウンター、抜群の勝負勘を身につけた21歳の若武者は、
この試合を前に元世界5階級制覇王者、ノニト・ドネア(比/米)のアドバイスも受け、「勝つ自信はある。自分の手が挙がるイメージができている」と話している。
 そんな井上の挑戦を受けるナルバエスは39歳のベテランで、96年のアトランタ五輪、2000年のシドニー五輪出場後にプロ転向。以来14年のキャリアで46戦43勝(23KO)1敗2分の戦績を誇る。02年にWBO世界フライ級王座を獲得すると、09年までに16度防衛して返上。スーパー・フライ級に転向後、10年にWBO王座につくと今度は11度の防衛を記録している。2階級で二桁防衛という珍しい記録保持者でもある。世界戦だけでも30戦をこなし28勝(12KO)1敗1分という数字を残している。唯一の敗北は11年10月、ドネアの持つWBC、WBO世界バンタム級王座に挑んで判定を落としたものだ。イタリア、フランス、スペイン、アメリカのリングに上がったこともあり、経験値という面では井上を大きく勝る。身長160センチの小柄な体を堅いガードで守り、相手が攻めてこないとみると攻勢に出る。攻めてくると鉄壁のディフェンスで防ぐ。攻防ともに高い能力を備えたサウスポーのボクサーファイターといえる。2年前には弟のネストール・ナルバエス(今回、井上の弟・拓真と対戦)が五十嵐俊幸(帝拳)に挑戦する際に同行しており、これが2度目の来日となる。
 まずは初回の攻防に注目したい。井上が圧力をかけて王者を動かすのか、それともナルバエスがプレッシャーをかけて井上を下がらせるのか。カギとなりそうなのは井上の左ジャブとボディブロー、ナルバエスが左構えから繰り出すリターンの右か。神経戦も含め、序盤から奥の深い駆け引きがみられそうだ。スピードで勝ると思われる井上がサウスポーを苦にせず前半を互角以上で戦うことができれば、そのまま突っ走る可能性が高い。逆に百戦錬磨の王者に主導権を握られ、追いかける展開で中盤を迎えるようだと2階級制覇に黄色信号が灯りそうだ。(原功)

ナルバエス=1975年10月7日、アルゼンチン出身。左ボクサーファイター型。戦績:46戦43勝(23KO)1敗2分。
井上=1993年4月10日、神奈川県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:7戦全勝(6KO)。




[見どころ!] 12月30日(火) 東京体育館
Updated on 2014/12/25

<WBC世界ライト・フライ級王座決定戦>
八重樫東対ペドロ・ゲバラ


 八重樫のジムメートでもある井上尚弥が返上して空位になった王座の決定戦。八重樫が勝てばミニマム級、9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)に明け渡したフライ級に続く3階級制覇となる。
 八重樫は初の戴冠を果たしたポーンサワン・ポープラムック(タイ)戦や井岡一翔(井岡)戦、五十嵐俊幸(帝拳)との試合で激闘型のイメージが強くなったが、本来は適度に足をつかいながら出入りするボクサーファイター型だ。クロス気味に放つ右や返しの左フックは威力もある。比較的バランスよく高い戦闘能力を備えており、経験値を含めた総合力ではゲバラを上回ると思われる。しかし、9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)に9回TKO負けを喫していることや、フライ級から1階級下げての再起戦という点に不安がないわけではない。
 ゲバラは約1年前から1位の座をキープしているメキシコのホープで、25戦23勝(15KO)1敗1分という好戦績を誇る。勝てなかったのは、のちのIBF世界ミニマム級王者マリオ・ロドリゲス(メキシコ)戦と、IBF世界ライト・フライ級王者ジョンリエル・カシメロ(比)への挑戦試合のふたつだけだ。いずれも判定が割れる際どい勝負だった。引き分けたロドリゲスには昨年7月に12回判定勝ち、決着をつけている。boxrecによるとゲバラの身長は175センチとなっているが、今年5月に対戦したアルマンド・トーレス(メキシコ ※身長160センチ)よりも7〜10センチ程度大きく見えることから、実際は167センチ〜170センチといったところかもしれない。いずれにしても161センチの八重樫よりは長身ということになる。ゲバラはその体格と足を生かした中長距離での戦いを得意とする選手といえる。KO勝ちが多いのは左右ともに大きく振るパンチが多いためと思われる。トーレス戦では打ちに行ったところに左を合わされてダウンを喫しており、このあたりに攻略のヒントがありそうだ。
 ゲバラは足と左をつかいながら距離をキープする策に出るものと思われる。これに対して八重樫が緩急をつけて踏み込むことができるかどうか。八重樫が近距離での戦いに引きずり込むことができれば3階級制覇が見えてくるはずだ。(原功)

ゲバラ=1989年6月7日、メキシコ出身。右ボクサーファイター型。
   戦績:25戦23勝(15KO)1敗1分。
八重樫=1983年2月25日、岩手県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦20勝(10KO)4敗。




[見どころ!] 12月30日(火) 東京体育館
Updated on 2014/12/25

<WBC世界ライト級王座決定戦>
ホルヘ・リナレス対ハビエル・プリエト


 オマール・フィゲロア(米)が8月の防衛戦で負傷、戦線復帰に時間がかかることから休養王者にスライドしたため、空位になった王座の決定戦が行われることになった。17歳のときに日本でプロデビューを果たしてから12年。リナレスは悲願の3階級制覇を成し遂げることができるか。
 リナレスは02年12月に大阪でプロ初陣を飾ってから40戦37勝(24KO)3敗の戦績を残している。その半数以上は日本での試合だが、故国ベネズエラ(3度)やパナマ(2度)、アルゼンチン(1度)、韓国(1度)、アメリカ(6度)、メキシコ(5度)のリングにも上がっている。07年にWBCのフェザー級、08年にWBAのスーパー・フェザー級王座を獲得したが、11年11月のWBC世界ライト級王座決定戦では10回までリードしていながら11回に逆転のTKO負けを喫している。再起戦でも不覚をとるなど一時は低迷したが、この2年間は6連勝(4KO)と完全に復調した。足をつかいながら高速の左ジャブを突いて主導権を掌握。ここというところで右ストレートから回転の速い連打を浴びせる右のボクサーファイター型だ。8月の前哨戦では右のカウンター一撃で相手を撃沈、自信を増して世界戦のリングに上がることになった。
 一方のプリエトは戦績こそ33戦24勝(18KO)7敗2分とリナレスに及ばないが、最近の10戦は8勝(7KO)2分と好調を維持しており、侮れない相手といえる。リナレスと同じ174センチの体をやや前傾にして構え、ワンツーから左アッパー、体を左に傾けていきなり左アッパーを突き上げるなど、プリエトの攻撃はやや変則的な面もある。左に比べると右は距離が遠いが、振りの大きな右フックは死角から飛んでくるため要注意だ。過去に12ラウンドをフルに5度戦い切っており、スタミナも体力もありそうだ。
 スピード、テクニック、パンチの切れ、経験値など個々の戦力ではリナレスが勝る。不安があるとすれば耐久面であろう。一発で致命的なダメージを受ける、あるいは乱戦に巻き込まれてスタミナをロスして厳しい局面に立たされるというのが最悪のシナリオだが、
その確率よりもリナレスがスピードでプリエトをコントロールする確率の方がはるかに高そうだ。右のカウンターが決まれば一発KOで3階級制覇という可能性も十分にある。(原功)

リナレス=1985年8月22日、ベネズエラ出身。帝拳ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:40戦37勝(24KO)3敗。
プリエト=1987年7月5日、メキシコ出身。右ボクサーファイター型。戦績:33戦24勝(18KO)7敗2分。




[見どころ!] 12月18日(木) 後楽園ホール
Updated on 2014/12/13

<東洋太平洋スーパー・ウェルター級王座決定戦>
湯場忠志対デニス・ローレンテ


 プロ18年、57戦のキャリアを誇る湯場と、20年のプロ生活で58戦をこなしてきたローレンテ。37歳のベテラン・サウスポー同士がさらなる勲章を求めて拳を交える。
 湯場はライト級からミドル級まで国内5階級制覇を成し遂げているが、不思議と東洋太平洋王座には縁がなかった。10年と11年にチャーリー太田(八王子中屋)の持つスーパー・ウェルター級王座に挑んだことはあるが、12回判定負け、9回TKO負けという結果に終わっている。それだけに、十分な実績を残してきたベテランにとって今回の東洋太平洋王座決定戦は大きなモチベーションになっていることだろう。湯場は183センチの長身から右ジャブを突いて牽制し、距離とタイミングが合うと左ストレートを打ち込むスタイルを持っている。この攻撃パターンで日本歴代5位となる33のKO勝ちを記録してきた。さすがに近年は取りこぼしも目立ってきたが、日本の重量級では実力も実績もある貴重なタレントといえる。
 対するローレンテは湯場よりも2年早い94年4月のプロデビューで、これまでフィリピンのライト級とウェルター級王座、東洋太平洋ウェルター級とライト級王座を獲得、世界ランク上位に名を連ねたこともある。昨年8月にはスーパー・ウェルター級のWBC地域王座(ABC)も手にしている。自国のほかインドネシア、タイ、日本、アメリカで計22試合をこなすなど経験値は極めて高いものがある。日本では01年〜07年にかけて長嶋健吾(18古河)や稲田千賢(帝拳)ら当時のトップ選手と対戦、6戦4勝1敗1分という記録を残している。身長173センチの好戦的なサウスポーだが、左のカウンターも巧みだ。この8年間は25戦24勝(17KO)1敗と好調で、現在は5連続KO勝ちをマークしている。
 サウスポー同士の一戦だが、湯場は体格のアドバンテージを生かして長距離をキープしたいところ。右リードを突いて主導権を握ることができれば決め手の左も生きてくるはずだ。酸いも甘いも噛み分けてきたベテラン同士の対決だけに、味わい深い試合を期待したい。(原功)

湯場=1977年1月19日、宮崎県出身。都城レオスポーツ所属。左ボクサーファイター型。戦績:57戦46勝(33KO)9敗2分。
ローレンテ=1977年7月29日、フィリピン出身。左ボクサーファイター型。戦績:58戦48勝(29KO)5敗5分。








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